トマトケチャップシェア率No.1のカゴメに「おいしいオムライスのコツ」を聞いてみた!2023年春にはオムライスの全国大会が開催

2022年12月16日

チキンライスにふわとろのオムレツをのせて、あるいは薄焼き卵でくるんと包んで、仕上げのソースはシンプルにケチャップか、はたまたデミグラスソースか…。好みがさまざまに分かれ、考えるだけで胸が躍るような魅惑のメニュー「オムライス」。

オムライスに必要不可欠なトマトケチャップを製造・販売するカゴメ株式会社(以下、カゴメ)の調査によると、8割以上の人が「オムライスを作って家族に喜ばれたことがある」と答えた。店・家庭を問わず、多くの日本人に親しまれているオムライスだが、2023年春、その味の頂点を決める「カゴメ オムライススタジアム(R)2023」の開催が決定。

「日本一食べたくなるオムライスの決定戦」と題されたこの大会。一体どのようなものなのだろうか。さらに、定番メニューながらもうまく作るのは意外と難しく奥が深い、オムライスのおいしさのポイントは一体どこにあるのだろうか?カゴメの広報担当者の解説と合わせてご紹介!

子供から大人まで、長年親しまれてきたオムライス。カゴメおすすめの作り方とは?


オムライスの日本一決定戦!コロナ禍で需要が増えたオムライス

長年、幅広い世代から愛されている国民的メニュー・オムライスの頂上決戦ともいえる「カゴメ オムライススタジアム(R)2023」。同大会は2015年、2019年に続き、2023年で3度目の開催となり、4年に一度の開催ということで、まるでオムライスのW杯のようだ。

「今回の大会では飲食店の皆さまからのエントリーを受け、書類選考、エリア大会を経て各エリア代表9店舗を決定し、ウェブ投票で決勝大会に進む上位3店舗を選出します。その後『ABEMA』特番での生放送により、日本一食べたくなるオムライスが決定します」

過去には飲食店から一般人までさまざまなオムライスの応募があり、なかには地域の食材をふんだんに使ったご当地色豊かなオムライスやスープ系オムライスなど、これまでのオムライスの概念にとらわれないメニューもたくさん登場したという。

過去にはリアル開催で優勝を決めたことも。人気店舗では2時間待ちの行列もあったとか(写真は2015年開催時)


コロナ禍では初の開催となる本大会だが、オムライスというメニューに対し、社会状況の変化の影響はあったのだろうか。

「新型コロナウイルスの影響により内食が増加し、“家族に喜ばれるメニュー”としてオムライスの登場が増え、より上手においしく作れるコツや、食卓のマンネリ防止に役立つアレンジレシピへのニーズが高まりました。こういった時勢を背景に、弊社でも『オムライスに、新発見を。』をコンセプトとしてオムライスの新たな魅力を発掘し、より多くの方へ発信するよう取り組みを始めました」

100年以上の歴史がある、カゴメのトマトケチャップ


カゴメ推奨の「おいしいオムライスの作り方」とは?

過去のエントリーを振り返ると、とろとろの卵が特徴的なオムライスや、地域産の食材を活用したオムライスに票が集まりやすい傾向があったそうだ。

しかし、来春の大会からは審査基準に「シェフのワザやお店のこだわり」が新たに追加され、トマトケチャップの使い方や調理のコツなども重視されることに。これまで以上に「こんなオムライスがあったのか!」「これなら家でも真似できそう!」といった新発見への期待もある。プロのシェフの調理のコツや、こだわりが詰まった“新オムライス”に注目が集まりそうだ。

2019年グランプリ受賞メニュー『生クリームたっぷりのオムストロガノフトロトロポークのせ』(東海大会代表・「洋食のことこと屋」)

2019年準グランプリ&特別審査員賞受賞『長崎雲仙オムライス』(九州大会代表・「TERRACED FIELDS」)

2019年特別審査員賞受賞『海老の極み!金澤ブラックオムライス』(北陸大会代表・「ぶどうの木」)

2019年ボリューム満点オムライス賞受賞『ガーリックチキンとトロ玉ダブルチーズのオムライス』(東北大会代表・「キッチン ポテ」)


過去大会のハイレベルなオムライスを目にすると、普段家庭で食べているオムライスがごく平凡に感じてしまうのも正直なところ。

しかし、「卵」「ごはん」「トマトケチャップ」という構成要素は共通しているわけで、こういった高度なオムライスからアイデア・技術とも参考にすべきところはあるだろう。ちなみに広報担当者によると、あらゆるオムライスにおいて共通するおいしさのポイントは「ライスにある」という。

「卵やソースももちろんおいしさの要素の1つですが、オムライスのベースとなる『ライス』にも着目していただきたいですね。お店によりさまざまかと思いますが、フライパンでしっかり炒めたり、炊き込んだり、リゾット風にしたりと、卵とソースをより楽しめるようにいろいろな工夫をしているかと思います。カゴメとして推奨しているのは、トマトケチャップとサラダ油をかき混ぜながら炒め、分量が3分の2くらいになってから、ご飯を加えて炒める方法です。こうすることで、トマトケチャップの酸味がマイルドになり、濃厚でコク深い味わいが楽しめます」

カゴメではこれを「焼きケチャップ」と呼んでいる


最新のエントリー状況は?新たな形の決勝大会にも注目

実は誕生してから100年以上も経つという、カゴメのトマトケチャップ。今では家庭用トマトケチャップの国内シェア60%以上※を占めるほどに成長したが、本大会はこの商品を使ってオムライスの日本一を決める大会でもある。
※出典:インテージSRI+トマトメニュー調味料カテゴリー(ケチャップ)/2021年1月1日~2021年12月31日(積上)/金額シェア

「4年に一度のオムライスの頂点を決める全国大会ですので、シェフの皆さまの調理のコツやこだわりが詰まった個性豊かなオムライスにたくさん出合えることを楽しみにしています。3月20日(月)からは公式サイトでウェブ投票が始まるのですが、全国9エリアの代表のオムライスを動画で紹介するので、ぜひ投票をお願いします。また、本大会では初めての『ABEMA』特番を活用した決勝大会を5月13日(土)に開催します。生放送で調理対決という臨場感あふれる模様をお伝えしますので、こちらもぜひご注目ください!」

日本全国から個性豊かなオムライスが集まるこの大会。どのようなニューフェイスが登場するのか、期待が高まる!

オムライス好きはもちろん、グルメファンも必見のイベントだ


取材・文=松田義人(deco)