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黒木の大藤や八女茶発祥の地、霊巌寺などで知られる八女市黒木町にある「奥八女焚火の森キャンプフィールド」。2021年4月にオープンしたばかりながら、週末になると予約でほぼいっぱいになる人気ぶりだ。
人気の理由は大きく3つ。まず、管理棟を含め、トイレやシャワー室などサニタリー関連の設備がキレイなこと。2つ目は福岡市街や熊本市街、佐賀市街からのアクセスが車で1時間30分程度とほぼ同じ距離感で、各地のキャンパーに重宝されていること。さらに、ビギナーでも利用しやすいオートサイトやコテージ、キャビンに加え、ソロキャンプにぴったりなブッシュクラフトサイトがあることも挙げられる。どんなキャンプ場なのか詳しく見ていこう。
※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。
※新型コロナウイルスの影響で随時情報が変わる場合があります。ご利用の際はできるだけ電話などの事前予約や確認をおすすめします。
【管理棟】八女杉を多用した木のぬくもりあふれる空間
到着して最初に受付をする管理棟から、木目と白、黒で統一され、デザイン性にこだわっていると感じられる。地元の山で育った八女杉の柱や梁、床材など温かみのある空間で、採光も良く明るい雰囲気。薪(1束800円〜)や木炭(300円)をはじめ、オリジナルグッズ、氷などを販売するほか、地元産の煎茶や玉露が楽しめる「八女茶カフェ」も併設。受付時にWEB予約していたサイト内のどこの区画にするか選べるシステムで、場所選びは先着順だ。
【Esite】AC電源完備のオートサイトは全19区画
車を1台横付けできるオートサイトのEsiteは一区画10メートル×10メートル程度の広さがあり、テントとタープ各1張りが余裕で張れる。タープを使用しなければテント2張りまで設営OKだ(追加料金1100円)。定員は6名までだが、未就学児であれば1人まで無料で追加可能。
同サイトは全部で19区画あり、ほとんどのサイトが場内中央を流れる笠原川に面したレイアウトで、ロケーション抜群。さらに1区画にAC電源が2口完備されており、冬季に電気毛布などを使う際に重宝する。
【Bsite】ソロやペアキャンパーに人気の静かなロケーション
キャンプ場の山手に整備されているBsiteは、「直火焚火OKエリア」、「フォレストエリア」、「プライベートエリア」の3つに分かれている。
「直火焚火OKエリア」は段々畑を活用し、全4区画を用意。「フォレストエリア」は約1000㎡と敷地は広大ながら3組のみの利用なのでレイアウトは比較的自由。自然の木々の間にテントを張ることができ、ツリープロテクターを使うことを条件にハンモックも利用できるのが魅力だ。
「プライベートエリア」は1グループ限定で利用できるサイトで、1~2名までの利用の場合1サイト3000円。最大8名まで利用可能だが、3名以上になる場合は1名につき+1500円が必要。また、プライベートエリアはテント設営数や駐車台数に制限はないが、面積に限りがあるため、テント4つ以上の設営、車4台以上の駐車を希望する場合は事前に電話で要相談だ。
どのエリアもサイトそばまで車で行くことができ、荷物の出し入れもそこまで苦にならない。「直火焚火OKエリア」、「フォレストエリア」の料金は1名1500円で、定員は1区画2名まで。1区画にテント2張りまでOKなので、ソロキャンパー2名でテントをそれぞれに設営するといった利用も多い。
予約前に気をつけたいのが、Bsiteはトイレやシャワー室を備えるサニタリー棟から、高低差約20m、徒歩10分ほどと離れている点。簡易トイレはあるものの、子供連れなどにはやや利用しづらいので注意しよう。
【Fsite】広々と区画を使いたいなら管理棟目の前のフリーサイトがおすすめ
管理棟に隣接する形で整備された芝生フリーサイトがFsite。こちらは車の横付けはできないが、サニタリー棟にも近く、使い勝手は抜群。1日3組限定なので、隣のグループと距離をとってテントやタープを設営できるのが魅力だ。
基本はタープとテントそれぞれ1張りずつだが、タープを使用せずにテント2張りを設営するといった使い方もOK。定員は1区画6名まで。タープを使い、かつテントを2つ張りたい場合は、+1100円で2張り目のテントを追加できる。
【サニタリー棟】清掃が行き届いたトイレ、シャワー室
Esite、Fsiteの近くにあるサニタリー棟。男女別の洋式トイレ、シャワー室、洗い場からなる。管理スタッフが1日に必ず2回は清掃するなど、清潔感を重視。洗面台にはドライヤーも用意するなど、快適に利用できる。シャワー室にシャンプーやリンス、ボディソープの備え付けはないので、持参するようにしよう。
【リサイクル棟】ゴミの処理もおまかせ
ゴミは現地で捨てて帰ることができるのもうれしい。ただし、ペットボトル、飲料缶、ビン類、ガス缶、燃えるゴミ、炭・薪燃え残りなど、分別はしっかりと行うこと。受付時に分別用の袋をもらえる。
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