1980年代に登場以来、多くのキャンパーに愛されてきたコールマンのガソリン式ランタン「286Aワンマントルランタン」(1万7800円)がリニューアルして発売中だ。また従来のグリーンのほか、新たに「コールマンレッド」が追加される。
リニューアルでよりクラシックなデザインに
「286Aワンマントルランタン」(1万7800円)は、日本で発売を開始した1980年代からほとんどモデルチェンジをすることなく発売を続けてきた。今回のリニューアルでは、基本構造は発売当初から変わることなく、メタルポンプキャップ、火力コントロールノブ、デカールを変更。今まで以上にクラシックなデザインに仕上がっている。
コールマンレッドの開発秘話
実は286A以前のモデルには、コールマンを象徴するコールマンレッドが使用され大変人気となっていた。しかし286Aモデルが製造される少し前から、赤に塗装するための塗装液が世界的に使用禁止となり、グリーンのみの販売へシフトした。
その後の技術の進化で、当時に近い色を再現することが可能になり、昨年120周年記念モデルでコールマンレッドを再現することに成功。2022年には、286Aにレッドを採用することが決まった。
伝説を持つ堅牢性
「286Aワンマントルランタン」のすごさは堅牢性にあり、語り継がれる伝説があるほどだ。ある日釣り人のロッドに、錆が浮きコケまで生えたコールマンのランタンがかかった。ランタンを洗い、燃料を入れてマッチを近づけると、何事もなかったかのように煌々と光を放ったという。
末長く使用できるため、親から子へと代々受け継いでいくこともできる。また点灯までにひと手間がかかり、使用後もメンテナンスが必要だが、愛情を込めて道具を育む楽しさも教えてくれるだろう。
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