冬こそ美しい世界遺産・白川郷へ行こう!周辺の立ち寄りスポットも紹介

2021年11月29日

1995年にユネスコの世界文化遺産に登録された「白川郷荻町合掌集落」(岐阜県白川村)。のどかな里山に114棟もの合掌造り家屋が残り、日本の原風景とも呼ぶべき景観に出合うことができる。今回はそんな絶景を始点に、白川郷周辺をのんびりと巡ることができるスポットを紹介する。

冬の美しさは格別!「白川郷荻町合掌集落」

東海北陸自動車道・白川郷ICより車で5分、「白川郷荻町合掌集落」からスタート。この集落にある合掌造り家屋の多くは、江戸時代末期から明治時代に建築されたもの。和田家など国指定重要文化財の貴重な建物が、現在も住居として利用されているのも特徴だ。

12月下旬ごろからは、神秘的な雪景色が楽しめる / 白川郷荻町合掌集落写真提供=白川村役場

例年12月下旬から3月上旬ごろまで、白川郷では雪の季節。三角のかやぶき屋根を真っ白な雪が覆う、その美しさは格別だ。絶景をもっと楽しみたい人は、集落から徒歩約20分の「荻町城跡展望台」から一望しよう。シャトルバス(片道200円)が用意されているのもうれしい。

●白川郷荻町合掌集落 / 住所:岐阜県大野郡白川村荻町 / 電話:05769-6-1311(白川村観光振興課) / 時間:店舗や施設により異なる / 休み:店舗や施設により異なる / アクセス:東海北陸自動車道・白川郷ICより車で5分

囲炉裏のある合掌造り家屋「合掌造り民家園」でひと休み

「白川郷荻町合掌集落」を満喫したら、車で約7分離れた「野外博物館 合掌造り民家園」でひと休み。この施設では、白川村で実際に使われていた合掌造り家屋25棟を移築し、保存・公開しており、1750年代に建築されたと推定される旧山下陽朗家住宅など、自由に建物の中を見学できる。

岐阜県重要文化財指定建造物が9棟もある / 野外博物館 合掌造り民家園

また、旧中野長治郎家住宅は休憩所としての利用も可能。冬は囲炉裏に火が入って、より風情のある空間に。4月中旬まで販売される「もち入りぜんざい」(300円)を味わいながら、のんびり温まろう。

囲炉裏のある合掌造り家屋でのんびり / 野外博物館 合掌造り民家園

飛騨産のもち米を使用した「もち入りぜんざい」(300円) / 野外博物館 合掌造り民家園

●野外博物館 合掌造り民家園 / 住所:岐阜県大野郡白川村荻町2499 / 電話:05769-6-1231 / 時間:8:40~17:00、12~2月は9:00~16:00 / 休み:なし、12~3月は木曜(祝日の場合前日) / 料金:入場料 大人 600円ほか / アクセス:東海北陸自動車道・白川郷ICより車で10分

冬は雪見風呂も楽しめる絶景温泉「白川郷の湯」

最後に「野外博物館 合掌造り民家園」から車で約2分の「天然温泉 白川郷の湯」で冷えた体を温めよう。世界文化遺産エリア内で唯一の天然温泉で、合掌集落のほか、遠くには白山連峰、眼下に庄川を眺めることができる露天風呂が好評だ。

【写真】合掌集落など絶景を眺めることができる露天風呂 / 天然温泉 白川郷の湯

内湯も明るくて広々としている / 天然温泉 白川郷の湯

●天然温泉 白川郷の湯 / 住所:岐阜県大野郡白川村荻町337 / 電話:05769-6-0026 / 時間:日帰り入浴 7:00~21:30(受付~21:00)、金曜15:00~ / 休み:木曜 / 料金:日帰り入浴料 大人700円ほか / アクセス:東海北陸自動車道・白川郷ICより車で5分


※2021年11月29日現在の情報です。
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