今年、国の名勝指定100周年を迎えた、関西エリア屈指の梅の名所「月ヶ瀬梅林」(奈良県奈良市)。名張川の渓谷沿いから山手までさまざまな品種の梅の木が約1万本植えられていて、鮮やかな紅白の花が目を楽しませてくれる。
2022年2月13日(日)から3月27日(日)までは「月ヶ瀬梅渓 梅まつり」を開催!期間中はさまざまなイベントが予定されているので、ぜひこの機会に月ヶ瀬梅林へと足を運んでみてはいかがだろう。
渓谷の風景と梅の花を楽しむ「一目八景」
月ヶ瀬梅林を訪れたらまず立ち寄りたいのが、梅林の入口から10分ほど歩いた先にある「一目八景(ひとめはっけい)」。梅の花に囲まれながら、名張川や渓谷を一望できる絶景スポットだ。茶屋の席に腰掛けて、美しい景色をゆっくり味わおう。
「梅林公園」でさまざまな品種の梅を観賞
一目八景からさらに10分ほど歩けば「梅林公園」に到着する。かつて「品種園」の名で知られていたこちらの場所は、園内に約40種類270本の梅が植えられている。梅の種類により開花の時期が少しずつ異なるため、訪れるタイミングによってさまざまな梅の花を楽しむことができる。
名張川沿いの県道4号線は混雑を避けられる穴場スポット
梅林のエリアのみならず、渓谷一帯に梅が植えられている名張川。「混雑を避けてゆっくりと梅の花を楽しみたい」という人には、梅林の反対側にある県道4号線まで足を延ばして観賞してみてはいかが。休憩の際には、道の途中に設けられている東屋を利用しよう。
人気の梅まつりは2月13日(日)から3月27日(日)まで
2月13日(日)から3月27日(日)まで開催される「月ヶ瀬梅渓 梅まつり」は、毎年各地から多くの人が訪れる人気イベント。「名勝月ヶ瀬梅渓資料展」「梅渓写真展」「写真コンクール」「奈良晒春の作品展」などさまざまな催しが予定されているほか、梅林内にあるたくさんの茶屋が訪れた人々をもてなしてくれる。
イベント会場にもなっている「奈良市月ヶ瀬梅の資料館」は観光案内所としても機能しているので、その時期の見どころや駐車場の場所など、わからないことがあればここに立ち寄ろう。
また、梅の香りがふんわり香る「梅ソフトクリーム」(350円)を味わいながらの散策もおすすめ。梅林の入口近くにある「小谷商店」で購入することができる。2022年2月10日(木)から4月10日(日)ごろまでの季節限定だ。
月ヶ瀬梅林周辺の立ち寄り&グルメスポット
月ヶ瀬梅林の周辺には、思わず立ち寄りたくなる魅力的なスポットが多数。梅を見たり、温泉に入ったり、美味しいグルメを満喫したり…時間に余裕を持って存分に楽しもう!
梅の郷 月ヶ瀬温泉
レストランを併設する日帰り温泉施設。食事のみの利用もでき、隣接する直売所「ふれあい市場」では月ヶ瀬の梅製品やお茶、地物野菜などを販売している。
湖畔の里つきがせ
名張川の畔にある農産物直売所兼食堂。月ヶ瀬はツーリングスポットとしても知られていて、休日にはツーリング中のライダーら多数の客でにぎわう。
ここの食堂で腕を振るうのは、奈良県内のホテルで経験を積み、料理人コンペティション「RED U-35」において2年連続ブロンズエッグ認定された腕利きのシェフ。出身地の月ヶ瀬で、新たなファンを獲得している。
RVパーク ロマントピア月ヶ瀬
車中泊可能なRVパークをはじめ、農林漁業体験実習館、多目的広場・伝統工芸伝承教室などを備えた総合施設。茶摘み体験や収穫祭など、年間を通じて多彩な催しや体験を企画している(要予約)。
月ヶ瀬梅林へはクルマで出かけよう!
月ヶ瀬梅林へは、大阪市中心部から車で約75分ほど。名阪国道・五月橋ICより約8分の距離にあり、梅林周辺には駐車場(有料)も完備されているので安心だ。
鎌倉時代中期、真福寺の境内に植えられた梅の木から始まったと言われている月ヶ瀬梅林。700年以上にわたってさまざまな時代の人々に愛されてきた、その景色を眺めに出かけよう!
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