賞金総額500万円!eモータースポーツ大会「AUTOBACS JeGT GRAND PRIX」が開催

2020年10月19日

eモータースポーツ大会「AUTOBACS JeGT GRAND PRIX」が12月に開催

NGM株式会社と株式会社オートバックスセブンが国内最大級のeモータースポーツ大会「AUTOBACS JeGT GRAND PRIX (JeGT)」に関する記者会見を行い、公式シリーズの概要とeモータースポーツ最大級の賞金の発表をした。

プロレーサーとトップゲーマーが戦うeモータースポーツ大会「JeGT」

NGM代表取締役 北浦諭氏

オートバックスセブン 代表取締役 社長執行役員 小林喜夫巳氏


JeGTは2019年9月に「リアルとバーチャルが融合したハイレベルなeモータースポーツ大会」として誕生。PS4用ソフト「グランツーリスモSPORT」で現実の世界で活躍するプロレーサーと、ゲームの世界でのトップゲーマーが同じ土俵で戦うこととなる。

今年4月からはオートバックスセブンがメインスポンサーに就任し、5月と8月にオンラインでのエキシビジョンマッチを開催。12月19日(土)からJeGTの公式シリーズ開幕することが発表された。

今年5月に行われたオンラインでのエキシビジョンマッチ

オンラインならではのレースの楽しさも


JeGTでは個人戦である「INDIVIDUAL MATCH」とチーム戦の「TEAM BATTLE」を実施。「INDIVIDUAL MATCH」では12月19日(土)、1月9日(土)、30日(土)、2月20日(土)に、「TEAM BATTLE」は12月20日(日)、1月10日(日)、31日(日)、2月21日(日)に予選ラウンドを開催。オンラインの予選が行われたのち、個人戦では上位8名、チーム戦では上位8チームが賞金制大会「FINAL」に進出する。「FINAL」は3月に大阪府吹田市の「REDEE」にてオフラインで行われ、また生配信も予定されている。賞金総額はeモータースポーツ最大級の500万円。優勝賞金は個人戦では100万円、チーム戦では150万円であることが明かされた。

若者の車離れ問題を払拭「車好きの人を育てたい」

昨年神戸で行われた初の大会「ZERO ROUND @KOBE」


会見ではNGMの北浦諭氏は昨今のeスポーツ需要、さらにはeモータースポーツに着目。リアルでの競技動作とゲームでの動作に親和性を感じたのだという。さらに昨今の若者の車離れ問題も取り上げ、「オンラインで配信することによってもっと身近な存在になるのでは」と話している。

プロレーサーもeスポーツに本気で挑む

プロレーサーとトップゲーマーによるレースが展開される


オートバックスセブンの小林喜夫巳氏は「eスポーツには『時間・場所・年齢』などの制限がなく、ハードルが超えやすい」と今回のJeGTでの利点を挙げる。また、北浦氏同様に車離れを払拭したいという考えを持っていて「JeGTを経て車好きの人を育てたい」としている。

eモータースポーツでは「時間・場所・年齢」の制限なくプレイできる


リアルでのモータースポーツプロジェクト「ARTA」もJeGTに参加していることを受けて小林氏は「リアルのメンバーがネットの世界で戦い知ってもらったり、またトップゲーマーのすごさをモータースポーツファンにも知ってもらって次のステップを狙っていきたい」と話した。

取材・文=さくらいけんたろう

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