人気スマホゲーム「モンスターストライク」のスピンオフタイトル「モンスター ストライク スタジアム」のアジアNo.1を決めるeスポーツ大会「モンストグランプリ2019 アジアチャンピオンシップ」の決勝大会が7月14日(日)、千葉県・幕張メッセで開催され、中部Bブロック代表「どんどんススムンガ」が見事王座に輝いた。
「モンスターストライク」は、味方のモンスターを引っ張り、おはじきやピンボールのように敵に当てて倒すアクションゲーム。仲間にぶつかると効果を発動する「友情コンボ」や各モンスターが持つ必殺技などがあり、簡単な操作でありながら奥深いゲームとして人気を集め、日本のみならず、全世界で5000万人に楽しまれている人気作だ。
その頂点を決める「モンストグランプリ2019 アジアチャンピオンシップ」は、今回で5回目の開催。4人1組がチームを組み、対戦形式で相手より早くステージクリアを目指す。年々賞金も上がり、今回は賞金総額1億円、優勝賞金4000万円、さらに優勝チームにはトヨタ・カローラスポーツをはじめとするさまざまな副賞も用意された。
大会は今年(2019年)4月28日から全国5都市で予選会が行われ、全国から8チームが選出。さらに今回から香港台湾予選が行われ、この予選を勝ち抜いた2チームの計10チームにより覇が競われた。試合はステージの異なる3戦のうち2勝した方が勝利。それぞれのステージに合わせたキャラクター選択とキャラクター配置、テクニックが攻略の鍵となる。会場には熱心なモンストファンが集まり、スティックバルーンを打ち鳴らしながら応援。場内はまさに熱狂的なスポーツイベントの雰囲気に。
大会は、トーナメント第1回戦で優勝候補が敗退するなど波乱の展開でスタート。決勝は、Cats vs どんどんススムンガという、どちらも初めての決勝進出チームによる対戦となった。ゲーム1でキャラクター「こゆき」を選択したどんどんススムンガ。これに会場からはどよめきが起こり、解説からも「これはどういうことか?」という言葉が飛ぶ意表を突いた展開に。序盤はCatsが優勢に進めるが、中盤で「こゆき」の攻撃が成功し逆転に成功。
この誰も見たことがない手に幕張は大興奮。「あんな使い方があったとは……どうやって見つけてくるんだろう」と解説も驚く手で勝利。ゲーム2でも、どんどんススムンガは最後に「アップル」を選択。いっぽうCatsは守りのキャラ選択をする。ここでも、どんどんススムンガの作戦が見事に成功した。
そして、アジア最強のタイトルと優勝賞金4000万円を手にしたのは「どんどんススムンガ」。「どんどんススムンガ」のリーダーは試合後、「今まで夢みて挑戦してきましたが、やっと叶って嬉しいです」と喜びのコメント。メンバーは「プロになれて嬉しいです。プロツアーに参加して、優勝したいですし、グランプリで2連覇はないので、来年も勝って初の2連覇を目指します」と続けた。
また、決勝戦で惜しくも破れた「Cats」のリーダーは「相手が強すぎました」と悔しさを滲ませながら、優勝者をたたえた。なお、今大会では「どんどんススムンガ」のほか、「Cats」「ろくまる」「AliceWithAce」が、モンストのプロライセンスを獲得する権利を手にしている。
大盛況に終わった「XFLAG PARK 2019」
「モンストグランプリ2019 アジアチャンピオンシップ」を含め、7月13日(土)、14日(日)に幕張メッセ国際展示場1~8ホールで開催された、LIVEエンターテインメント「XFLAG PARK 2019」。会場では、吉本興行によるお笑いライブが行われたほか、氣志團のパフォーマンスなども行われた。
その氣志團のライブ中に哀川翔がサプライズで登場。綾小路翔は「このためだけに哀川さんを呼ばれたんですか? え? ちょっと……」と動揺するものの、「氣志團に翔は2人もいらない」と機転を利かせた笑いを誘っていた。
2日間で延べ 4万人以上の来場者と、大盛況で幕を閉じた「XFLAG PARK 2019」。さまざまな情報が公開されるなど、今後の展開がさらに楽しみになったモンスターストライク。この記事を読んだあなたも、来年以降のチャンピオンシップ大会への参加を目指してみてはどうだろうか。
栗原祥光