誰もが生まれ故郷“ジモト”には特別な思いを持っているであろう。全国各地、出身都道府県別にジモト愛を語るインタビュー連載・アイドルWalker。今回は初の東名阪ツアー「VOYZ BOY colorful tour」を成功させ、ますます勢いにのる注目のボーイズグループ・VOYZ BOYからTHE YELLOW by VOYZ BOY・鴻池泰至さんが実家でもある神奈川県の妙栄寺を訪れた。歴史あるお寺に生まれた彼が、地元の魅力について語ってくれた。
――横須賀出身の鴻池さん。生まれ故郷への思い入れはありますか?
「横須賀は米軍基地があるんです。海外から来た方が多く住んでいる土地なので、高校時代、アルバイトをしているときに、外国の方とコミュニケーションを取ることもありました。僕は英語が喋れないので、ちょっと苦戦した思い出(苦笑)。また、どぶ板通りという有名な商店街は、日本とアメリカの文化が入り混じっているんですよ。僕がピカピカ光る靴を履いてどぶ板通りを歩いていたら、外国人の方から『イエーイ!』って明るく声をかけられたりして。日本にいながらアメリカと距離が近い土地で、地元を離れた今、振り返ってみると面白いなと感じます」
――面白い文化ですね。それではふるさとの味の思い出は?
「横須賀と言ったら、海軍カレーと、旗が立っているのが特徴のネイビーバーガーですね。どちらもどぶ板通りでよく見かけますよ。ネイビーバーガーは旗がかわいいんですけど、アメリカンサイズなのでめちゃくちゃ大きい!僕は少食なので、チャレンジしてもいつも食べきれなくて…いつか完食するのが目標です」
――それでは、横須賀にはじめて来た人を案内するなら、どこへ連れていきたいですか?
「うーん。観光地なので、たくさん見どころがあるのですが、僕のおすすめは猿島です。横須賀から船で10分くらいの場所なので、小学生のときは『泳いで行けるんじゃないか』って思っていたくらい近いです(笑)。自然にあふれた無人島で、海水浴やキャンプ、バーベキューをすると気持ちのいい場所なんです。僕の大好きなジブリ映画っぽい景色が広がっていて、癒やされます。写真にも映えると思います!」
――ちなみに今は東京にお住まいとのことですが、実家や地元に帰りたいなと思うのは、どんなときですか?
「寝る前にオルゴールだったり、波の音を聞いたりするんですよ。恐らく、横須賀の海が恋しいんですよね。 通っていた高校が海に近くて、地元といえば海辺という思い出もあるからか、波の音を聞くと落ち着くんです。実際に聞く波の音はやっぱり格別で、ふとした瞬間に地元の海に行きたくなります」