【1泊2日で巡る!二大・地獄温泉街】灼熱の蒸気が噴出する様はまさに地獄絵図!別府&登別の人気温泉地でニ大地獄を体験

2023年4月26日

日本有数の温泉郷で多彩な地獄を巡る!


別府八湯と呼ばれる8つの温泉地がある大分・別府。なかでも鉄輪&亀川温泉は奈良時代の「豊後風土記」に噴気、熱泥、熱湯が噴出していたと記され、古くから地獄と呼ばれていた。コバルトブルーから血の色の地獄、ド迫力な間欠泉など7か所を回るのが、“べっぷ地獄めぐり“。グルメなども魅力のこの世の地獄で極楽気分の旅へ。ここではその4つを紹介する。
※本記事は、5月1日発売のムック 「異界Walker」 の転載記事です。

【画像】別府&登別の人気温泉地でニ大地獄を体験


1.海地獄

別府最大の海のような地獄

約1200年前の鶴見岳の噴火でできた、国の名勝にも指定されている地獄。硫酸鉄を多く含んだ熱泉は、その名のとおり海のようなコバルトブルーで美しい。温泉熱で熱帯性植物などを育てる温室や温泉グルメも充実する。

涼しげなコバルトブルーのお湯は、実は約98度もある灼熱。1910年に本格的な観光をスタートした地獄めぐり最初の地獄として知られる


2.鬼石坊主(おにいしぼうず)地獄

目と耳で感じる熱泥の地獄

噴出する粘土質の熱泥が、坊主の頭に見えることから名付けられた。ボコボコと音を立てる熱泥や、噴出口から轟音が鳴り響く「鬼の高いびき」など、目と耳で地獄を感じられる。温泉施設「べっぷ鬼石の湯」も併設。

灰色の熱泥が大小の球状を成し、次々と出現する鬼石坊主地獄。一度閉鎖されたものの、02年に再開


3.かまど地獄

6つの地獄&4つの極楽へ

かつて氏神の竈門(かまど)八幡宮の大祭で、噴気で御供飯を炊いたことが名前の由来。日によって変色する5丁目など、順路に従って1~6丁目の地獄が楽しめる。飲用や手&足湯などができる1~4丁目の極楽もあり。

美しい青色の地獄が広がる3丁目


4.地獄蒸し工房鉄輪(かんなわ)

予約不要の地獄蒸し施設

温泉の蒸気で食材を蒸す名物・地獄蒸しを気軽に体験できる工房。やり方は購入した食材を釜場で蒸すだけと簡単。約100度でいっきに蒸し上げた食材は余分な脂が落ちてヘルシー&美味。足湯なども無料で利用できる。

館内で食材を購入後、釜場で蒸す。スタッフがサポートしてくれるので安心

あとは店内やテラスで食べるだけ。箸や皿なども用意してくれる


七地獄を巡るなら共通観覧券がお得!

海・血の池・龍巻・白池・鬼石坊主・鬼山・かまどの7つの地獄に入場可能(各1回)。別府鉄輪 地獄温泉ミュージアムの入館料が1050円に。


→◆「異界Walker」をAmazonで読む

※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

ウォーカープラス編集部 Twitter