志村けんさんの出身地・東村山に『桃鉄2』桃太郎が訪問!新作には生みの親が想いを込めた“あい~ん記念館” も収録

2025年11月5日

「Nintendo Switch 2」「Nintendo Switch」向けソフト『桃太郎電鉄2 ~あなたの町も きっとある~』(以下、桃鉄2)が、2025年11月13日(木)に発売。物件駅数は約1000駅、物件数は6000件を超え、『桃鉄』シリーズ史上最大ボリュームを誇るという。

本作の発売を記念し、メインキャラクターとしておなじみの「桃太郎」が『桃鉄2』の駅・物件として登録された町や施設にあいさつをして回るゲリライベント「桃太郎あなたの町めぐり」を実施中。今回は、「東日本編」に追加された東京・東村山への訪問の様子をお届けする。

東京・東村山が『桃鉄2』の「東日本編」に登場した


桃太郎が東村山駅開業130周年のお祝い&『桃鉄2』新駅収録を報告!

今回桃太郎が訪れたのは、10月18日に開催された「東村山駅開業130周年記念式典」と、このアニバーサリーを記念して行われた屋外イベント「駅からはじまるマーケット」。屋外イベントでは、マルシェやストリートパーティー、ステージなども繰り広げられ、大いに盛り上がった。

10月18日に開催された「東村山駅開業130周年記念式典」。式典にも桃太郎が登場した


『桃鉄』は、プレイヤーが会社の社長となり、各地を巡って物件を買い集め、総資産ナンバーワンを目指すすごろくゲーム。1988年にファミリーコンピュータ向けに第1作が登場して以来、シリーズ累計販売本数は1890万本を超え、およそ37年にわたって幅広い年代の人々に楽しまれている。そして11月13日に発売される『桃鉄2』は、物件駅数が約1000駅、物件数は約6000件とシリーズ最大ボリュームとなっており、日本の魅力が満載!東日本編には、東村山駅や同エリアの名物・黒焼きそば屋、サツマイモ畑や調味料工場も搭載されている。

東村山駅には黒焼きそば屋や、サツマイモ畑も搭載

東村山周辺マップ


同日、桃太郎、“東村山生まれのケヤキの木の妖精”ひがっしーとともにイベントに登場した渡部尚(わたなべたかし)東村山市長は、「やりました!コナミさんありがとうございます!『桃鉄2』に東村山駅が登場ということで、これはうれしいですね。『桃鉄2』には、物件駅数が約1000駅入っているということをお聞きしたのですが、その中に入っているということで。ひがっしーも『すごくうれしい』って言っています」と喜びのコメント。

屋外イベント「駅からはじまるマーケット」の様子。たくさんのファミリーが集まった


続けて、「東村山駅は少し都市の基盤整備が遅れていたんですが、鉄道高架化事業や、それに合わせた都市計画道路の事業、少し老朽化している東口の広場の再整備などを考えているので、今後は、今日のようなイベントももっと気軽にできるようになると思いますし、さまざまな方が活躍できるような町作りが進んでいく予定です。子どもも若者も楽しめる街になると思うので、『なんか盛り上がっていて楽しそうだから行ってみようか』と、そんな風に思ってもらえるようにしていきたいなと。本日は、桃太郎と登場するステージイベントにも参加できてすごく光栄です。『桃鉄2』の物件に入れていただいたのもすごく大きなこと。東村山にはおいしい果物も、クラフトビールの工房も、酒造もありますので、全国の皆さんに『桃鉄2』をきっかけに、興味を持っていただけたらうれしいです」と、進化する東村山エリアや、同所に対する想いも語ってくれた。

東村山市長の渡部尚さん、ひがっしー、桃太郎が『桃鉄2』をPR!

桃太郎が志村けんさん像に報告!『桃鉄2』には東村山出身の志村けんさんにちなんだ “あい~ん記念館”も登場する


ちなみに『桃鉄』の原作者であり、本作の総監督・ゲームデザインを務めるさくまあきらさんは、ゲームに搭載するさまざまな物件をご自身の取材をもとに選んでいるそうだ。そんななかで今回さくまさんはイベントにメッセージを寄せ、「私は多くの有名なお笑い芸人の方と仕事をしてきましたが、残念ながら(東村山出身のコメディアンで同市の知名度向上にも寄与した)志村けんさんとは一緒にお仕事ができませんでした。一度一緒にお仕事をしてみたかった1人です」と胸の内をコメント。さらに「東村山には『桃鉄』を作るきっかけになった後輩が住んでいるので、物件に“あい~ん記念館(架空の記念館)”を入れさせていただきました」と制作エピソードを語った。

また、同エリアの名物で、東村山の物件として加わる黒焼きそば屋の1つ「彩雅」に話を聞いてみると、「全世界にファンがいるなかで、黒焼きそばが出るというのはすごく光栄!今日は、目の前に桃太郎もやってきて鳥肌ものです!」とニッコリ。同日のイベント運営に関わった、『桃鉄』ファンだという東村山市地域創生部 シティセールス課 課長の若林亮太さんも「今日『東村山駅開業130周年記念式典』やマーケットに、桃太郎に来ていただくことができて、我々行政も市民も沸き上がっています。特に自分の世代は『桃鉄』世代でもありますしね(笑)。『桃鉄』は旅をしながら、駅について知る勉強にもなりますし、その土地、その土地のことも知るきっかけになるので、大好きなゲーム。子どもが小さかったころはキングボンビーを怖がっていましたけど、最新作は家族みんなでやりたいと思っています!」と話していた。

黒焼きそばも東村山の物件として加わる。こちらは「彩雅」の黒焼きそば。東村山市内の調味料メーカー・ポールスタアが製造・販売する「東村山黒焼そばソース」をソースの50%以上に使用している

ファンも多い「彩雅」の黒焼きそば。キッチンカーでさまざまなお祭りに出店しているという

黒焼きそば屋さんの前でフォトセッションに応じる桃太郎


今回桃太郎が訪問した東村山は、『桃鉄2』の「東日本編」に登場。『桃鉄2』は「Nintendo Switch 2」「Nintendo Switch」向けに発売され、「Nintendo Switch 2 Edition アップグレードパス」を購入すればNintendo Switchソフトを更新できるので、まだ「Nintendo Switch 2」を持っていない人でも安心して購入できる。各地の特徴がきめ細かく描かれた本作で、日本全国のさまざまな魅力を堪能しよう。

取材・文=平井あゆみ 

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