「貯金をしようと思っても、具体的な方法がわからない」「何から節約すれば良いのかわからない」「節約すると生活の質が落ちそう」
節約・貯金をしたいと思っていても、なかなか踏み出すことができない方も多いのでは?そこで今回は、無理せずに節約をして貯金を増やす方法を紹介していきます。効果が大きく楽に節約・貯金できる方法を、ぜひご自身の生活にも取り入れてみてください。
節約のコツとは?
まずは節約を成功させるためのコツを2つ紹介します。日常の中で少し意識してみましょう。
無理しすぎない
節約をしている人の中には外食や娯楽にオシャレなど、さまざまなことを我慢して頑張っているケースもあるかと思います。しかし過度な我慢は、ストレスを感じる原因に。その反動から外食が増えたり、衝動買いをしてしまったり、栄養が偏り病気になったりと、長続きせしないどころか逆効果になることも。無理して節約するのではなく、仕組み化してしまうことを意識しましょう。
変動費ではなく固定費に重きをおく
家計の支出は、大きく分けて2種類あります。1つは、家賃や携帯電話、通信費、生命保険など毎月定額で支払う「固定費」。もう1つは、食費や日用品、娯楽費、医療費など月々で支払額が変わる「変動費」です。
変動費を節約しようとする場合、毎日の行動がそのまま結果となって現れるので、常に節約を意識して生活しなければいけません。そうなると、常に何かを我慢せざるを得ない状態になるでしょう。
一方で固定費は一度見直して変更さえすれば、あとは何もしなくても自動的に節約することができます。
無理せず貯金する5つの方法
ストレスなく貯金したい方に向けて、一度調整するだけで大きな節約効果がある5つの方法を紹介しましょう。生活の質を変えずに貯金できるので、ぜひチェックしてください。
格安スマホに変える
固定費の節約の中でも手軽かつ節約効果の高いものといえば、携帯電話やインターネットなどの通信費。現在大手キャリアで契約をしている方なら、格安スマホに乗り換えるだけで月額使用料金を半分以下に抑えられます。
大手キャリアの場合、月々の支払いは7000円前後になりますが、格安スマホの料金は月々2000円前後(※令和元年 通信利用動向調査報告書:世帯編(総務省)より)です。毎月5000円ほどの節約となり、年間だと約60000円と大きな節約効果があります。
また最近では大手キャリアの中でも安いプランが出ているので、自分に合った適正なプランを見直すだけでも半額程度の節約になることがあります。
先取り貯金をする
誰でも楽にお金を貯められる方法が、「先取り貯金」です。生活費を引いてから残りのお金を貯める方法では、毎月の貯金額がバラバラになったり、貯金できない月があったりと、安定しません。しかし先取り貯金なら一度設定するだけで、毎月の給料から決まった金額を自動的に貯めることができます。
銀行の自動積立定期預金や積み立てNISA、iDeCo(イデコ)を利用して月々の貯金額を増やしていけば、確実に目標の貯蓄額に近づくでしょう。
電気プランを見直す
2016年から始まった「電力の小売り全面自由化」により、契約する電力会社や料金プランを自由に選べるようになりました。自分のライフスタイルに合ったものを選択すれば、電気料金の節約につながります。
電気代は、アンペア数が高いほど基本料金が高くなる仕組みです。例えば「30A」で契約している人が独身一人暮らしでほとんど家にいないのであれば、「15A」に契約し直すだけで基本料金を半分ほど下げることができます。
また夜型の人は夜間の電気代が割安になるプランに変更することで、電気料金を大幅に節約できる可能性があります。一般的な従量電灯料金は安くても17円~20円程度ですが、夜間割だと7円~14円程になるため、料金が大幅に下がるでしょう。
家賃を交渉する
実はあまり知られていませんが、現在住んでいる賃貸に家賃交渉を行うという方法もあります。
・駅から遠くて立地が悪い
・雨漏や設備の不調、カビなどの匂いなど築年数が古いことによる劣化
・空き室が多い
以上のような物件は、交渉により家賃が安くなる可能性があります。なお交渉するタイミングは、賃貸の更新時期か閑散期(5〜9月頃)がおすすめです。
どれだけ家賃を下げられるかはその物件や大家さんによりますが、月1000円でも安くなれば年間で12000円もの節約になります。条件やタイミングが合えば、ぜひ交渉してみましょう。
保険を見直す
生命保険や医療保険、個人年金保険などさまざまな種類がある保険。しかし独身で扶養家族がいなければ、それほど手厚い保険は必要ない場合が多いです。そもそも日本では公的な医療保険により国がサポートしてくれる制度が整っているので、本当に必要な保険だけを見極めることによって無駄な支出を抑えることができます。
楽に貯金ができる環境を整えよう
なんとなく支払い続けている固定費ですが、一度設定すれば継続的に節約し続けることができます。この機会に一度見直して、貯金できる額を増やしてみてはいかがでしょうか。