「ナスの揚げ浸し」が冷凍モチと出会って超進化!かつみさんの箸が止まらない逸品に【♡さゆりの超節約ごはん】

2022年5月21日

ボヨヨ〜ンでお馴染みの夫婦漫才師「かつみ♡さゆり」のさゆりさん。夫のかつみさんが結婚前から多額の借金を背負っていた話が有名だが、その後も借金返済のために始めた事業に失敗!同棲・新婚時代は想像を超える極貧生活を送っていたそうで、この連載ではそんな生活の中で生まれたさゆりさん独自の節約レシピと、お金にまつわるちょっと笑えて、ちょっと泣けるエピソードもお届け。

第13回の今回は、ナスの揚げ浸しを進化させた「ナースはもちあげ上手」です。

仲睦まじい姿、ごちそうさまです!

さゆりさんのレパートリーの中でも、かつみさんが特に好きなメニューを紹介


かつみさんの好物「ナスの揚げ浸し」の進化バージョン爆誕!

今回紹介する「ナースはもちあげ上手」は、かつみさんが大好きなナスの揚げ浸しに揚げたお餅も入れたら超絶美味しくなったというメニューです。作る時のポイントは「ちょっと揚げて、長〜く浸して」。大原麗子さんの口調で色っぽく言ってください(笑)。

材料はこちら!

ナスの揚げ浸しにお餅をプラスした、その名も「ナースはもちあげ上手」


これは、連れて行ってもらったお店で食べた揚げ餅入りの揚げ浸しがおいしかったので、冷凍していた小ちゃい“小モチ”で試してみたら、とんでもなくおいしくなったという一品です。特にナスの揚げ浸し好きのかつみさんが、止まらなくなっちゃって。「さゆりちゃん、おいしいわー」ってボウルを抱えたままバクバク1人で平らげてしまいました。私の分を残してもらえないぐらい1人で食べちゃうので、作る時は先につまみ食いをしておくようにしています。

今回も全写真かつみさんの撮り下ろし


タレはかつみ♡さゆり家定番の調味料を混ぜるだけ!

調味料は、我が家の定番「べんりで酢」とショウガ、お醤油だけ。ショウガはチューブでOKです。「べんりで酢」がない場合は、お酢・お砂糖・お醤油をほぼ同量混ぜ合わせて、そこにショウガを加えます。

我が家はショウガでもニンニクでも全部チューブ。自分ではおろしません(笑)。味付けのポイントは、「べんりで酢」とお砂糖とお醤油を同量にすること。そして、チューブのショウガはたっぷり!かつみさんがたくさん入れてと言うので、多めにしてます。ショウガは体が温まって、健康にもいいですからね。

「私のヒーロー、べんりで酢!」とさゆりさん

使用する調味料


お正月の余ったお餅を揚げて、新たな一品に!

叔母のお友達がすっごくおいしい和菓子屋さんをしていて、毎年お正月にはそこのお餅をプレゼントしてくれるんです。ただ、お餅は大好きなんですけど、お雑煮やらきな粉餅やら食べていると、太ってしまうじゃないですか。だからお願いしてすっごくちっちゃい“小モチ”にしてもらっていて、冷凍保存しています。でも、いざ撮影用に作ろうと思ったら、冷凍しておいた小モチが切れてしまって…。それでスーパーに探しに行ったら、「うさぎもち」さんの“丸もち”を発見。あるんですね〜、こういう小ちゃいのが!でも、なかったら四角いのをカットしはってもいいと思います。

今回の影の主役はお餅!小さいお餅がない時は、四角いお餅を切って使ってもOK


お正月のお餅って、結構余りますよね。それを素揚げして、油から引き上げるのと同時に、調味料を混ぜたタレのなかにドボンさせてください。

揚げた野菜を次々と調味液に浸す


同棲時代から徐々に進化してきた、ナスの揚げ浸し

ナスの揚げ浸しは、番組の料理コーナーを担当していた時に先生が「ナスとパプリカの揚げ浸し」を作ってくれはったのが最初。ナス以外は残り物の野菜を使って作り始め、そこからいろいろ自分なりに進化させて、一番豪華な時はパプリカの2色使い!2色あると気持ちが上がりますよね〜。それにしても、うちって食卓も派手ですよね〜。落ち着かないですよね?(苦笑)でも、最初は超シンプルなところから始まって、今はパプリカや揚げ餅にまでたどり着きました。徐々に進化してます。

野菜をたっぷり食べたい時や、冷蔵庫の残り物を片付けたい時にもピッタリ


揚げ餅は女性向きかな?と思ったんですけど、かつみさんも「こっちの方がいいわ」ってなりました。残り物のお餅があったから作っただけだったのに、揚げ餅入りのほうがいいとなって、「餅ないの?もうちょっとちょうだい」って言うから、残っている油で揚げ餅だけ作ったら、それはちゃうかったみたいで、揚げ餅だけ余っちゃいました…(苦笑)。

「ナースはもちあげ上手」は59歳のかつみさんもやみつきに!

かつみさんはそんなにバクバク食べるタイプじゃないんですけど、ナスの揚げ浸しは大好き。この「ナースはもちあげ上手」もバクバク食べちゃいます。男の人って、揚げ浸し系が好きなイメージがありますけど、かつみさんは年齢を重ねるごとに好きになってきました。

よく若いと言っていただけますが、かつみさんももう還暦に王手がかかってますからね。59歳の誕生日には、年金を65歳でもらうのと75歳まで延ばすのとどっちが得かを計算してました(笑)。それで早めにもらうことにしたらしく、「俺、65歳で年金もらうで、さゆりちゃん」って言ってました。でも、かつみさんは100歳まで生きると思います。怖いぐらい、どっこも悪くないですから(笑)。

美味しさはかつみさんのおりがみつき


♡さゆりの節約レシピ/「ナースはもちあげ上手」

私がお料理するときは、ぜ〜んぶ目分量!なので、お好みの味で仕上げてください!

1. 食材をカット
食べやすい大きさにカットします。主役のナスやパプリカはマストですが、今回は冷蔵庫にあったししとうも彩りで入れました!

2.調味液づくり
私のヒーロー「べんりで酢」にお醤油を加えて、チューブのショウガをたっぷり入れます。

3.揚げて浸しての繰り返し
材料を揚げては調味液にドボーン、揚げては調味液にドボーンを繰り返します。お餅ちゃんは最後にドボーン。なが~く浸したら完成です♡

食べやすい大きさにカット

チューブのショウガはたっぷり入れるのがおいしさのポイント

野菜を素揚げ

揚がった材料を調味液にドボーン!

全ての材料を調味液にドボン。しっかり浸して味を染み込ませよう

彩り豊かで食べ応えも抜群

美味しさはかつみさんのおりがみつき


取材・文=及川静