こんにちは、Kentaro.です。連載9回目の今回は、「貯金のために捨てるべきもの」をテーマにお話をします。なかなかお金が貯まらないと悩んだり、もっと貯金を頑張りたいと思ったりする方も多いですよね。そんな方が絶対に行うべきなのが、物を捨てることです。あなたがなんとなく持っている物のなかにも、貯金する上でマイナスになっている物はたくさんあるので、そういう無駄なものを捨てることで貯金はどんどん増えます。
実際に僕も、これから話すものをすべて捨てたおかげで、20代で1000万円以上貯金できました。逆にそれを知らず、無駄な物を持ったままだったとしたら、貯金はなかなかできなかったでしょう。ここでは、捨てることで貯金につながる理由、捨てるだけで貯金が増えるもの7選、僕の言いたいこと(最優先で捨てるべき物)の3つのトピックスでお話します。
なぜ物を捨てると貯金がしやすくなるのか?
まず前提として、捨てることが貯金につながる理由に少しだけ触れておきます。物を捨てるのと貯金は関係ないのでは、と疑問を感じる人もいると思うので、ぜひ聞いてください。
なぜ、物を捨てることが貯金につながるのかというと、「物は所有しているだけでお金を絞り取っていくから」です。これも少し考えれば当然で、何か物を買えば、置くためのスペースやメンテナンスが必要になります。ブランド品などの場合だと、その物自体があるせいであれもこれもと欲しくなります。
となると、本来なら1Kの部屋で十分なはずなのに、物を置くために1LDKに住む必要性が生じるかもしれません。また、メンテナンス費用が多くかかったり、さらに出費が増えたりすることもあり得るでしょう。もちろん物を持つことで得られるメリットもありますが、そのリターンとコストを天秤にかけて、コストの方が大きい物に関してはどんどん捨てた方が、支出が減って貯金が進むということです。
これから、捨てることが貯金の増加につながるものを7つ挙げますので、いま説明した前提をもとに読んでください。
なお大前提として、今から挙げる物を持っている人が悪いとか、絶対に捨てろと言うつもりはありません。ご自身の中で絶対に必要、あるいはコストよりリターンが大きいと判断したのであれば捨てなくていいと思います。ただ、僕は今から話すものをすべて捨てた結果として、大きく貯金ができましたし、なくても特に困りませんでした。また、多くの方にとってもメリットよりコストの方が大きい物だと思うので、少しでも参考になれば幸いです。
貯金をするために捨てたもの(1)洋服
僕は服が好きで昔はたくさん買っていましたが、着る頻度の低い服を積極的に捨てた結果、貯金にかなりつながりました。服を捨てるべき理由は大きく2点あって、捨てることで服を買わなくなるから、またメンテナンス費用を抑えられるからです。
まず1点目の「捨てることで服を買わなくなる」について。服を捨てるということは、1着1着吟味しながら残すかどうか決めることです。必然的に捨てる過程で、自分はどんな服を着なくなるのか、逆にどんな服を好んで着るのか分かります。つまり捨てる中で自分の好みやよく着る服の傾向を把握できるので、服屋さんに行って一瞬「この服いいな」と思うものがあっても、「買ったところで本当に着るのか」を冷静に考えることができます。
どうせ着なくなる服を買うのは誰でも避けたいでしょう。服を捨てる中で自分の好みを知ることができれば、買う服は自然と減るはずです。ちなみに僕の場合は服を捨てる過程で、セールで買った服や奇抜な服は着なくなり、逆に値段が高くても質がよくてシンプルな服は着る頻度が高いと分かりました。今ではセール品やプチプラ系の服は自然と買わなくなったので、昔に比べて服を買う頻度も支出もかなり減りました。
2点目の「メンテナンス費用を抑えられる」について説明します。あまり着ない服でもニットやパンツなど自宅で洗えないものだと、ついシーズン前にクリーニングに出しちゃいませんか?僕は結構これをやっていたんですよね。当然クリーニング代もかかりますし、そもそも着ない服をクリーニングに出すのは単なる無駄です。つまり着用頻度の低い服を捨てれば、それだけクリーニング費用も抑えられて貯金にもつながります。
服そのものへの支出が減る、クリーニング代も抑えられる、という2点から服を捨てることは貯金に大きくつながります。ぜひ実践してみてください。
貯金をするために捨てたもの(2)ポイントカード
理由としては、ポイント目的での無駄な買い物を強制的に排除できるからです。ポイントカードがあると、ポイントを貯めたいという気持ちになって、余計な買い物をしてしまいませんか?また、貯まったポイントを有効期限内に使いたいがために、時に欲しくない物を買ってしまうのも“あるある”だと思います。ポイント500円分の有効期限が今日までだからとりあえず何か買おう、といった感じです。
でも、ポイントカードは企業がお客さんを囲い込むための戦略です。2秒くらい冷静に考えると「ポイントを貯める=お金を使うこと」ですよね。例えポイントカードで特典があったとしても、ポイント目的での買い物で支出が増えていたら本当に本末転倒で、貯金はどんどん遠のきます。特定のお店のポイントカードは捨てて、必要なものはポイントを気にせず買う方が、支出が抑えられて貯金できます。
ちなみに僕は、ポイントカードの類はすべて財布から捨てました。今、利用しているのは楽天ポイントくらいです。楽天ポイントはあらゆる店舗で貯めたり使ったりできる上、使用期限も基本的にないのでポイント目的の買い物はしづらいです。また、貯まった楽天ポイントは日常の買い物ですぐに使ってしまうので、ポイントに縛られることもなく、かなり快適です。
そもそも特定の店舗でしか使えないポイントは汎用性が低すぎて、特典などのメリットよりもお金を使ってしまうデメリットの方が大きいと思います。本当によく行くお店を除いて、ポイントカードは捨てるのがおすすめです。
貯金をするために捨てたもの(3)ローテーブル
僕は以前、ローテーブルを使って床に腰を下ろす生活をしていましたが、捨てました。その理由は2点あって、無駄にスペースを取るのと、床での生活は腰が痛くなる可能性があるからです。
まず1点目の「無駄にスペースを取る」についてですが、ローテーブルって結構サイズが大きいですよね。大きな家具があると部屋は当然狭くなります。必然的により広い部屋に引っ越したいという欲が生まれてきて、高い家賃を払うことになる可能性が高くなります。そもそもローテーブルがなければ狭い部屋でも問題ないので、家賃も抑えられて結果的に貯金もしやすくなるというわけです。
2点目の「床生活は腰が痛くなる」について。ローテーブルを使っていると、食事をするにせよ、勉強するにせよ、猫背になって姿勢が悪くなります。僕の場合だとローテーブル生活で日常的に背骨が曲がることで、かなり腰が痛くなりしんどかったですね。腰が痛くなると湿布代、病院代などいろいろなお金もかかってくるので、ローテーブルは貯金の観点からもおすすめできません。
ただ、ローテーブルをすでに使っている方の中には、捨てたら生活が困るという方もいると思います。そういった方は、普通の足の高いテーブルと椅子を買いましょう。普通の机の方がローテーブルより圧倒的に場所を取らないので、狭い部屋でも十分快適に過ごせます。また、足の高い机と椅子を使えば、姿勢も悪くならないので、ローテーブルに比べて食事も作業も快適にできて、腰もかなり楽になります。ローテーブルは、生活の快適さや貯蓄の2つの面からみればない方がいいので、捨てるのがおすすめです。
貯金をするために捨てたもの(4)ソファ
僕も以前はソファを持っていましたが、引越しを機に手放しました。僕自身それを捨てたことで、かなり貯金につながったと思っています。理由は大きく2点あって、ソファがあることでお金がかかるから、そしてダラダラと過ごしてしまう要因になるからです。
1点目の「ソファがあることでお金がかかる」について。これは先ほどのローテーブルにも近い話ですが、ソファは大きい家具のランキングを付けたらトップ3に入るような大型家具ですから、当然部屋が圧迫されて狭くなります。広々と置くには家賃の高い広い部屋が必要になるので、支出が増える可能性があります。さらに引っ越しの際にも、ソファがあると基本的に単身パックには対応できず、料金も上がるので貯蓄の面からはマイナスです。
2点目の「ダラダラと過ごしてしまう要因になる」件ですが、ソファに座っているとくつろいでしまって、気づいたらかなり時間が経っていることってありませんか?僕もそれが家にあった頃は、休日はいつも座ってゴロゴロしていました。でも手放した結果、ダラダラ過ごすことがなくなったんです。というよりダラダラすることが半強制的にできなくなったので、自主的な勉強や副業に充てる時間ができました。
僕はダラダラしていた時間をうまく活用したおかげで、お金のことをたくさん勉強したり、YouTubeをやることができたりしています。結果的に節約・節税や収入につながり貯金も加速しました。もちろん中には、ソファでゆったりする時間もほしいと感じる方もいると思います。僕も持っていたときは同じように思っていました。でもやっぱり手放してみると、今まで自分がソファの上でいかに無駄な時間を過ごしていたかが分かりました。
ソファの”くつろぐ”という目的についても、布団で寝たり、銭湯に行ったりすれば同じ効果が得られますし、いいイスを買えばソファがなくても自宅でゆったり過ごせます。
また、大型家具であるために家賃や引っ越しでもお金がかかる上、時間を無駄にする可能性があります。支出と収入の両方の面から、ソファはない方がより貯金がはかどるはずです。