値上げラッシュはむしろ無駄遣いを減らすチャンス!貯金系YouTuberの「物価高でも貯金を増やす節約3選」

2022年12月28日

物価高騰の話題が絶えない昨今。23年もその傾向は続きそうだ。そこで、登録者数20万人と人気を誇る 貯金系YouTuberのKentaro.さん に、値上げラッシュの時代を乗り切る効果的な節約法について聞いてみた。Kentaro.さんはこの秋、著書 「20代のうちに身につけたいお金と生き方の話」 を上梓。少ないお金で豊かに暮らす方法や貯金の大切さ、ストレスなく節約できる工夫などを紹介している。

貯金系YouTuberのKentaro.さんが「値上げ時代を乗り切るための節約術」を解説する

2023年に値上げが続いても工夫すれば貯金できる

こんにちは。貯金系YouTuberのKentaro.です。

「え!この食べ物ってこんなに高かった?」
「ガソリン代がめちゃくちゃ上がっているな…」

このように、身の回りの商品の値上げに驚くことが最近増えていませんか?

ウクライナ問題や原材料・原油価格の高騰などにより、2022年から食品や日用品をはじめとした、あらゆる商品の値段が上がっています。そして残念ながら、この値上げは2023年も続くと予想されています。当然、家計にもより大きな打撃を与えるでしょう…。

皆さんの中には、「こんな状況だから支出が増えるのは避けられない。家計は厳しいし、貯金は諦めよう…」と思っている方もいるのではないでしょうか?

しかし 物価が上がっていく中であっても、正しく対策を行えば、支出を抑えながら貯金をしていくことは十分可能 です。

そこで今回は、値上げを乗り切るための対策方法を具体的に紹介していきます。本記事の内容を実践することで、家計が楽になり、堅実にお金を貯めていくことができるようになるはずです。

値上げ対策には生活全体の見直しが必須

最初にお伝えしたいのが、値上げが激しい中でもしっかり貯めていくためには、生活の根本的な見直しが必要だということです。つまり「電気をこまめに消す」「高い食材は買わずに我慢する」のような細かい括りではなく、暮らし全体・毎日の習慣・支出への考え方といった、より大きな視点で捉えることが欠かせません。

理由としては、 物価が全体的に上がっている以上、ベースの生活がこれまで通りだと、支出の大幅な増加は避けられない からです。

例えば、元々の生活費が月20万円だった場合、物価が10%上がったらどうなりますか?今までと同じ生活をしようとすると、単純計算で1カ月の出費は20万円→22万円に増えます。当然家計の負担は重くなりますよね。

このとき、細かな括りで節約しても効果は微々たるものです。数百円〜数千円程度の支出削減はできるかもしれませんが、その程度では値上げによって増えた生活費をカバーできないので、家計が苦しいのは変わりません。そしてその割に、労力がかかったりストレスが溜まったりするので、結局挫折するでしょう…。

だからこそ、買い物習慣や生活スタイルなど、より根本的な部分を変えることが対策として必要になるんです。 暮らし方を抜本的に見直せば、今まで何気なく払っていた出費を一気になくすことができます。 物の値段が上がっていく中でも、自然と家計に余裕が生まれるでしょう。

これから具体的に、値上げ対策の方法を3つ紹介していきます。値上げされている中でも家計を楽にしたい・貯金したいと思う方は、ぜひこのまま読み進めてください。

値上げの中でも堅実に貯めるための対策3選

私たちの日常に大きな影響を与えている、ここ最近の値上げラッシュ。そんな厳しい状況の中でも、支出を増やさずに堅実に貯めていく対策法を3つ紹介していきます。

(1)食習慣の見直し

数多くの食品の値段が上がっている昨今。私たちは生きるために毎日食事をしますから、「食費が増えてきつい…」と感じる方も多いと思います。しかし毎日の食費も、工夫や考え方次第で大きく抑えることができます。具体例が以下の3つです。

1…外食をやめる・頻度を落とす
2…米や旬の食材を多く食べる
3…間食のお菓子をやめる

まず1について。そもそも 外食が多いと、食費を抑えるのが非常に難しくなります。 それに加えて近頃は、原材料や原油の価格上昇により、飲食店は軒並み値上げが激しいです。だからこそ、日常的に外食をしている人は、なるべく自炊をするようにしましょう。これだけで1カ月数万円の支出削減につながるはずです。

次に2について。小麦の値段が上がっている影響で、パスタ・うどん・パンなどは値上げが続いています。一方で 米の値段は変わっていない、むしろ若干下がっています。 パン等をよく食べている方は、自国で採れる米を多く食べる生活に変えることで、支出を下げられるでしょう。

また食材についても、 旬のものを選ぶのが効果的 です。「旬」とは、その食材が多く採れる、そして美味しくなる時期です。値段が安い上に栄養価も高くなるので、節約・美味しい食事・健康の3つを同時に叶えられます(逆に旬でない野菜は値段が高く、味や栄養価も落ちます)。ちなみに冬が旬の野菜は、ニンジン・ネギ・大根など。僕自身、最近はこれらの食材を使って煮物などをよく作っています。体が温まる上にとても美味しいですよ。

最後に3です。スナック菓子をはじめとしたお菓子類は、全体的にかなり値上げされています(値段は据え置きでも量が減っている「ステルス値上げ」もよく見ますね)。間食にお菓子をよく食べている、なんて方も多いと思いますが、この際スパッとやめてしまいましょう。スナック菓子等には油や添加物が多く含まれており、そもそも体に良くないです。ぶくぶく太る原因になるのはもちろん、日常的にお菓子を食べ続けたせいで病気になって、将来的に莫大な治療費がかかるかもしれません。 健康でいることが最大の節約 ですから、値上げを1つの機会と捉えて、お菓子類を買わない生活に変えるのがおすすめです。

(2)自転車メインで移動する

ただでさえ、車は大きなお金がかかる乗り物です。それに加えて、最近はガソリン代もかなり上がっています。そこで、 移動の際には「自転車」をメインに活用するのがおすすめ です。

自転車は税金もガソリン代もかからない上、駐輪代もほとんどの場合でゼロ。多少のメンテナンスは必要になりますが、それでも維持費は格安です。

毎日車で移動するとなると、値上げされたガソリン代の影響を大きく受けます。一方で車に乗る頻度を減らし、自転車メインで移動するようにすれば、ガソリンを入れる頻度が減りますから、自然と出費が抑えられます(走行距離が少なくなれば、その分自動車保険料が安くなる可能性もあるでしょう)。

そして 自転車メインで移動するうちに、「実は車がなくても大丈夫なのでは?」「普段は自転車移動で、必要に応じてカーシェアやレンタカーを利用すれば事足りるのでは?」と思うようになるかもしれません。 結果的に車を手放す(または家庭で所有する車の台数を減らす)ことができたら、年間3〜50万円の支出削減につながります。

(3)常に「なるべく買わずに済む方法」を考える

生活している中で「必要だ」と思ったものがあると、すぐに「買いに行こう」と考える方も多いと思います。またスーパーや100均、ホームセンター等で便利そうな商品を見つけると、つい欲しくなりますよね。しかしレジに向かう前に、買わずに済ませる方法はないか・他のもので代用や兼用ができないかを考えましょう。

本当に買わないといけないものかどうか、考える癖をつける


そもそも買い物をしなければ、お金は1円もかかりません。「買わないこと」に勝る節約はないんです。 とはいえ、なかなかイメージが難しい方もいると思いますので、具体例を挙げていきます。少し工夫をするだけで、以下のものを買う必要がなくなり、出費を大幅に抑えられますよ。

・〇〇用洗剤や〇〇用お掃除シート
・特定の料理を作る「〇〇の素」
・〇〇専用品

〇〇用洗剤の多くは、食器用洗剤(台所用洗剤)で代用できます。食器用洗剤には「界面活性剤」という成分が含まれており、油汚れなどをしっかり落としてくれるんですね。そのため実は、キッチン用・窓用など、用途ごとに洗剤を用意する必要はありません(いろいろな活用法があるので、詳しくは「食器用洗剤 活用」で検索してみてください)。また、ガスコンロの油汚れ用・レンジ用・冷蔵庫用といった「〇〇用お掃除シート」も買う必要なし。重曹や食器用洗剤を使って、キッチンペーパーで拭けばかなり綺麗になります。

特定の料理を作る「〇〇の素」をよく買う方もいると思います(例:回鍋肉・麻婆豆腐・照り焼きなど)。しかし「〇〇の素」は1回使い切りで200円程度と高額ですし、別にこの類の素がなくても、自分で調味料を合わせるだけで美味しく作ることができます(例えば中華系の料理であれば、豆板醤や甜麺醤、鶏ガラスープの素などがあれば大体OKです)。中には「〇〇の素の方が楽だ」と思う方もいるかもしれませんが、調味料を合わせるのにかかる時間なんて1分くらいです。その1分のために割高な料金を払うのは非常にもったいないですし、素ではなく調味料を買った方が料理の幅が広がりますよ。

そして上の2つを含んだ話ですが、〇〇専用品は買う必要がありません。そもそも「〇〇専用」と銘打って特化させるのは、マーケティング戦略の一種。さほど中身が変わらないものを、訴求の仕方を変えて販売しているだけのことも多いです(例:総合風邪薬ではなく「喉の痛みに効く風邪薬」として売る)。ご自身の需要や悩みに刺さるパッケージを見ると買いたくなるかもしれませんが、実は自分で作れたり、手持ちのものと大差なかったりします。買う前に冷静になるのがおすすめです。

「なるべく買わないこと」から思考をスタートさせれば、余計なものを買わずに済んだり、より汎用性の高い商品を選んだりできます。 結果として支出が大きく減り、家計が楽になるでしょう。ちなみに代用や兼用の方法は、Google検索やYouTubeで探せば見つかるので、買う前にぜひ調べてみてください。

「お金を使わない」という制約はプラスの影響を生む

ここまで値上げ対策について紹介してきました。買うものを減らす・車に乗る頻度を減らす・外食やお菓子をやめる等、生活する上での制約を課すものが多かったと思います。

そのため、「そんな我慢した暮らしはしたくない」「買い物をしない生活なんて無理だ」「自転車なんて別に乗りたくないんですけど」等、マイナスの印象を持った方もいるでしょう。人間誰しも、現在の習慣や考え方を変えるのには抵抗を感じますから、ある意味で当たり前です。

ただ、1つお伝えしておきたいことがあります。それは、 あらゆるアイデアや面白さは「制約」から生まれるということです。

例えばサッカーには、「オフサイド」というルール上の制約があります。ただ、オフサイドがあるからこそ試合が面白くなるし、点が入った時には大きな感動や喜びが生まれますよね。もしもオフサイドがなかったら、つまらない試合展開になったり、点が入ってもあまり感動できなくなるかもしれません。また実際にハーバード大学の研究でも、適度な制約を課されたほうが好ましい結果が生まれやすいとされています。

毎日の生活に関してもそれと同じです。「お金を使わないようにする」という制約が、日常に新しい発見や良い結果を生んでくれます。

外食をやめたことで料理に目覚めて、一生使える最強スキルである「自炊の力」が身につく。そして同時に、料理そのものがリラックスできる時間になる。

日々の移動に自転車を使い始めたことで、ストレスの発散や運動不足の解消ができる。心も体も健康になるとともに、自転車で走りながら新しい風景を楽しむ。

例えば上記のようになれば、支出が減る上に、精神的にも満たされたハッピーな生活ができますよね。なので「お金を使わない」という制約もネガティブに捉える必要はありません。むしろ新しい自分に出会えるチャンスです。

この値上げラッシュの機会に「なるべく買わないための考え方」や「支出を抑える習慣」を身につければ、今後ずっと使えます。 物価高は自分の力ではどうにもできない以上、ネガティブに考えても仕方ありません。習慣を変える良い機会と捉えて、ポジティブな思考で対策をしていきましょう!

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