貯金ゼロの浪費家から節約家へと転身し、40代前半、3児の父にしてFIREを達成した
みもじ
(@mimojinojinsei)
さん。
この6月に上梓した著書
『貯金ゼロの元浪費家・3児の父が子育てしながら成功できた しあわせFIRE』
から一部抜粋・編集し、物価高騰の話題が絶えない昨今に年収200万円台時代を生き抜くための「お金との向き合い方」を紹介する。
今回のテーマは
「貯まらない人の悪い習慣」
。
貯まらない人には「悪習慣」がある
お金が貯まらない人は、次のような悪い習慣が身についている可能性が高いです。当てはまるかどうかチェックしてみてください。それぞれの解決法も併せてお伝えします。
(1)そもそもお金の出口を管理していない
お金の出口を管理していない状態は、お風呂の栓を抜いた状態でお湯を溜めようとしているようなものです。お湯をいくら足しても流れ出ていくので、溜めようと思っても永久に溜まることはありません。
解決法…レシートを必ずもらいましょう
まずは流れ出ていくお湯の量を把握。1週間分レシートをもらった時には、その枚数に驚愕するかもしれません。
(2)「少額ならいいや」と思っている
まさに「ちりも積もれば山となる」です。一度に支払うお金は少額でも、同じことを1年間続けていると大きな額になっているものです。その事実に気づくことが大事です。
解決法…1週間だけ家計簿をつけてみましょう
1週間分の各項目の額を50倍すると年間に支払う額が大体分かります。それらを合計していくと、お金の使い方を考え直すきっかけになると思います。
(3)お金を使うことがストレス発散になっている
お金をストレス発散の手段にしていると、ストレスが溜まるごとにお金を使わなければならなくなります。ストレス社会を生きていくことを考えると、お金が貯まるわけがありません。
解決法…運動など、お金をかけないストレス発散方法を探す
お金をかけないストレス発散方法はいくらでもあります。また、ストレスは大きくなるまで溜めずに、小さなうちに解消するのがコツです。
(4)帰り際に寄り道をする
コンビニや100円ショップなどに寄り道をすると、ついつい買いたい衝動にかられてしまうのが本性だと思います。特に「新商品」や「季節商品」に弱い方は気を付けましょう。
解決法…用がないのに寄り道する行動を改める
コンビニなどは莫大な量のお客さんの嗜好データを集積している、言わば販売のプロです。無防備な状態で近づくことは危険です(笑)。
(5)ついで買い
レジ付近に置いてあるものは目を引きますが、買えば買うほどお金は減っていきます。定期的に商品が入れ替わるので、どこまでも欲しくなってしまいます。そもそもレジ付近に商品が置いてある理由は、「ついで買い」を誘うためであることを理解しておきましょう。
解決法…「買い物リスト以外は買わない」ルールに沿って行動する
レジ付近に置いてあるのはお店の戦略です。その戦略にハマらないようにしましょう。
(6)お金を使う自分へのご褒美がたくさんある
「頑張っている自分へのプレゼント」は分かるのですが、お金を使うことがご褒美だと支出は増える一方です。ご褒美を支出の言いわけにしている状態は危険です。そのような支出がどれくらいあるか、知る必要があります。
解決法…「自分時間」をご褒美にする
サブスクで好きな映画をとことん見る、たくさん寝るなど「自分時間」を作るようなお金のかからないことをご褒美にしましょう。
また、お金を使うご褒美にする場合は、小さなご褒美をいくつも作るより、満足するご褒美を一つだけ作る「一点豪華主義」の方が結果的に安く済むことが多いです。