つい受け取ってしまう「タダの物」…もらわない方がメリットが大きい?/FIRE達成3児の父に聞く節約と投資

2023年9月13日

貯金ゼロの浪費家から節約家へと転身し、40代前半、3児の父にしてFIREを達成した みもじ (@mimojinojinsei) さん。

この6月に上梓した著書 『貯金ゼロの元浪費家・3児の父が子育てしながら成功できた しあわせFIRE』 から一部抜粋・編集し、物価高騰の話題が絶えない昨今に年収200万円台時代を生き抜くための「お金との向き合い方」を紹介する。

FIRE達成3児の父に聞く節約と投資


今回のテーマは 「もらってはいけないタダの物」

タダ(ゼロ円)の物をもらわない

タダの物とは、「○○を買ったらプレゼント!」や、「来店プレゼント」などもらえるもの全般のことです。

なぜ、タダの物をもらってはいけないのでしょうか。それは、 タダの物はもらっても使わないことが多いから です。たくさんもらっていると使わない物が家にあふれるようになってしまいます。経験談ですが、要らないものが増えると探し物が見つかりにくくなります。また、それを捨てるのにも労力を必要とするので、ストレスに繋がります。「なんでこんな使いもしない物をもらってしまったのだろう」と。それならば、初めからもらわなければ良いだけの話です。もらっても良い物は、ポケットティッシュなどの使い切る自信がある消耗品くらいですね。

私自身の経験で、特に「もらってはいけない!」物は、「カレンダー」「雑貨」「食器・箸」です。

カレンダーは、年末になるとたくさんのお店などでもらいますが、そもそもそこまで数を必要としなかったり、デザインが好みじゃなかったりして使わないことがほとんどです。キーホルダーなどの雑貨は、子どもが欲しがったのでもらいましたが、結局一度も使わずじまい。食器や箸なども使いづらい大きさだったり、すぐに欠けたりするので、ほとんど使ったことがありません。

タダでもらっても結局使わない「カレンダー」PIXTA


タダの物をもらわなくなった結果、物が無駄に増えないので、処分などにストレスを感じる必要がなくなりました。

また、部屋が煩雑な状態になりにくく精神的に落ち着くことができます。物も心もお金の使い方もシンプルに保つ。これが私のモットーですし、この心の持ち方が資産形成にも良い影響を与えていると思います。

周りの方を見て、「うっかりもらいがちだな」と思うのは、健康グッズでしょうか。もらった時は「これ、使えそう!」と思うのですが、もともと必要性を感じていない物はあまり使われることはありません。もし必要ならば、すでに買っているはずですから。もちろん、健康グッズ自体が悪いわけではありません。

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