青空の下で味わうおいしいジンで気分爽快!秋の甘利山でキャンプして早朝の雲海を見に行こう

2024年9月11日

春夏秋冬、四季折々の自然が美しい日本では、季節ごとに違ったキャンプの楽しみ方ができる。特に、暑さもやわらぎ屋外で過ごしやすくなる秋こそ、キャンプ初心者におすすめしたいシーズンだ。9月は連休も多いので、この機会にぜひ家族や友人とキャンプに出かけてみてはいかがだろうか。

山ならではの新鮮な空気が味わえるのも、山キャンプの魅力


“山梨百名山”のひとつ、山梨県韮崎市にある「甘利山(あまりやま)」は都心からアクセスしやすいところがポイント。特急で新宿から最寄駅のJR韮崎まで約1時間半、中央自動車道で韮崎インターチェンジまで約2時間、さらに韮崎からは車で40分ほどで山頂に近い甘利山駐車場に到着する。甘利山は標高1731メートル。およそ1600メートルの所にある駐車場から山頂までは、富士山や甲府盆地の絶景を眺めながら気軽にハイキングを楽しむこともできる。また、この甘利山、実は「雲海」スポットとしても有名だ。雲海は早朝に山頂で見ることができるので、キャンプで一夜を明かしたらぜひ、早起きして頂上まで登ってみてほしい。

開放感抜群の甘利山山頂は「雲海」スポット。夜は甲府盆地の夜景も美しいのだそう


1600メートルの高地で大自然を体感できる!甘利山で山キャンプ

“キャンプの醍醐味”と言えるのが、体中で大自然を感じること。標高約1600メートルの甘利山登山口に位置する「雲の上キャンプ場」は、自然に囲まれた澄んだ空気の中で、日常では経験できないアウトドア体験を通じて、心身共にリフレッシュできるスポット。

オートサイトやフリーサイト、バーベキューエリアもある「雲の上キャンプ場」


ベア・ディア・ラビット・フォックスなど動物の名前が付けられたオートサイトは、極力ほかのキャンパーの車が見えない設計で作られていてプライベート空間を確保できる。バイクや自転車、徒歩キャンプの際に利用できるフリーサイトや、日帰り利用のバーベキューエリアもあり、加えて市営ならではのリーズナブルさも人気の理由のひとつだ。

オートキャンプサイト(ディア)は定員5名まで。1泊1サイト5000円〜。

テントやグリルセットなどをレンタルすることができる


また、キャンプサイトに隣接する「甘利山グリーンロッジ」に宿泊することも可能。2023年にリノベーションしたばかりで、建物内はとてもきれい。2段ベッドの洋室は定員5名と9名の2タイプ、寝袋で休むタイプのコット利用の洋室は定員4名となっている。

韮崎市営の「甘利山グリーンロッジ」。毎年5月に開所され11月中旬まで利用可能(※冬季閉鎖)


2段ベッドが配されたウッディな室内は清潔感があり、部屋の前にあるウッドデッキからは森林浴も可能で、のんびり過ごすことができる。

定員5名の洋室。1泊1室1万円~

定員9名まで泊まれる部屋もあり、大人数での滞在も楽しめる。1泊1室2万円~

窓が大きい角部屋は一番人気!1泊1室1万円~

以前は雑魚寝スタイルの山小屋形式だった部屋を、コットスタイルにリノベーション。モンベル製のコット&寝袋でアウトドア感がアップ!1泊1室9000円〜


共用スペース、キッチンスペース(厨房)、シャワーブース、共用トイレなどもきれいに生まれ変わったことで、さらに快適な滞在が可能となった。

共用スペースではお客さん同士の交流が深まることも

ロッジ宿泊者が利用できる広い調理室では、好きな食材を持ち込んで自由に自炊することができる。もちろん冷蔵庫も完備


おいしいご飯とお酒に囲まれて過ごすのがキャンプの醍醐味

五感をフルに使って味わう。だからキャンプ場でのご飯はおいしい!

キャンプの楽しみといえば、絶品キャンプ飯&お酒。日常では感じられない開放感を味わいながら、大自然の中で食べるご飯は格別だ。そして、そこにお酒も欠かせない!食事に合わせてセレクトしたり、夜に仲間と焚き火を囲みながら味わったり、キャンプには普段以上にお酒を楽しめる環境がそろっているのだ。

アウトドアで飲むお酒は、いつも以上に旨さが際立つ!


爽快感がクセになる!“ジン@キャンプ場”のススメ

キャンプ場で嗜むお酒といえばビールやハイボールなどいろいろあるが、今回イチ押ししたいのが「ジン」。ウォッカ、テキーラ、ラムと並ぶ世界4大蒸留酒のひとつで、日本では「ジン・トニック」や「ジン・ライム」など、特にカクテルベースとして人気のお酒だ。

さわやかな飲み口と、どんな料理にも合わせやすいことで人気の「甲州韮崎 ジン」


甘利山でのキャンプに持参するなら、「甲州韮崎 ジン」がベストマッチ。四方を山々に囲まれ、清流に恵まれた韮崎の地で生まれたジン。豊かな自然の中で湧き出た水と、こだわり抜いた原酒に、9種のボタニカル(植物)を使用。柑橘系の風味はすっきりとしてさわやか!山キャンプによく合う。

のど越し爽快のソーダ割りがおすすめ!


9種のボタニカルには紫蘇や桜といった和素材以外に、ジュニパーベリー、リコリス、ライム、グレープフルーツピール、オレンジピール、コリアンダー、アンジェリカをバランスよく配合。クセがなくハーブっぽい華やかな香りが、軽やかですっきりした飲み心地を引き出している。この飲みやすさが、ジン初心者でもトライしやすいと人気なのだ。

「甲州韮崎 ジン」は韮崎市のふるさと納税でもお取り寄せが可能。初めての人は1本から、気に入ったら2本セットなども選べるので、ぜひチェックしてみよう。


眼前に広がる雲海の先に、浮かび上がる富士山

大自然を全身で感じることができるキャンプ。そこに絶景が加われば、なお最高だ。甘利山ではそれが可能!雲の上キャンプ場と甘利山グリーンロッジの管理人、歳森宗一郎(としもりそういちろう)さんによると「ぜひ見てほしいのが、甘利山の雲海!特に山頂から望む景色は格別」とのこと。少し早起きして、ロッジから徒歩すぐの登山口より30分ほどのハイキングで山頂へ。

早朝の雲海は息を呑む美しさ


そこには “雲海×富士山”というなんとも幻想的で美しい眺めが。正面に富士山、また甲府盆地から南アルプスまで360度のパノラマビューが待っているのだ。

美しい!というひと言につきる「雲海越しの富士山」

“雲海×富士山”の組み合わせは全国的に見ても貴重


山頂までの傾斜は緩やかで、歩道も整備されているため初心者でも安心。山登りの重装備がなくてもスニーカーなどで手軽に楽しめるのがいい。

遊歩道を登っていけば、ゆっくり歩いても30分ほどで山頂へ

途中の休憩スポット「東屋」からも雲海を眺めることができる


雲海が見られる時間帯は季節によって変わるので、雲海を目指すなら前日のうちに歳森さんに相談してみよう。

「甘利山グリーンロッジでは登山の講習会も開催しているので、ぜひ参加してみてください」と話してくれた管理人の歳森さん。着用しているのは、グリーンロッジで購入できる甘利山オリジナルTシャツ


見渡す限りの緑と青い空、心地よくそよぐ涼風、夜には頭上いっぱいに広がる星空、そして翌朝は“雲海×富士山”が織りなす絶景に癒やされる…。その土地で生まれたお酒を、その土地の自然を肌で感じながら味わうのもまた素晴らしい体験だ。標高の高さが生み出す“天然の産物”が満載の甘利山で素敵な時間を堪能しよう。



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文=水島彩恵
撮影=吉澤咲子