南アルプス連峰に囲まれた韮崎から、味・艶・香りと3拍子そろったおいしいお米をお取り寄せ

2024年10月31日

猛暑と言われた夏もやっと終わりを告げ、今年もお米のおいしい季節がやってきた。思いがけない米不足の影響もあり、新米が待ち遠しかった人も多いことだろう。水分量が多く、みずみずしく炊き上がる新米は、まさに“旬”のお米。お米の産地は全国各地にあるが、その中でもぜひ味わってほしい山梨県韮崎市で作られるお米について、今回は詳しく紹介していこう。

韮崎市は、古くからおいしいお米の産地

「新米」の表示をしていいのは、そのお米が生産・収穫された年の12月31日まで


甘いお米の秘密は、南アルプスから流れる清流と昼夜の寒暖差にあり!

韮崎では今年もおいしいお米が収穫され、「梨北米(りほくまい)」として販売されている

秋になると店頭に出回る新米だが、食品表示法の食品表示基準によると、秋に収穫してその年の12月31日までに精米・包装されたお米が「新米」とされている。それに対し、収穫してから時間が経ったお米は「古米」と呼ばれるようになる。古米だからと言って、おいしくないというわけではないが、収穫されたばかりの新米は古米に比べ水分量が多く、風味豊かで粘り強い特徴がある。新鮮だからこそ、艶や風味、粘りや味わいなど、どれをとっても最高の状態なのだ。

お米一粒一粒、農家さんの愛情たっぷりに育てられる


南アルプスの麓、山梨県の甲府盆地の北西に位置する韮崎市は、安定した天候と日照時間の長さを誇り、盆地特有の内陸性気候による昼夜の激しい寒暖差があるため、甘くておいしいお米を作るのにとても適した土地。

田植えのころは、水が張られた田んぼ×富士山の絶景を眺めることができる


また周囲を八ヶ岳や南アルプスなどに囲まれており、それらの山々から流れ出るミネラル豊富なきれいな水もおいしいお米が育まれる大きな理由に。八ヶ岳は安山岩、南アルプスは花崗岩という岩でできており、それぞれに天然のミネラルを豊富に含んだおいしい水を生み出している。それが韮崎の田んぼに流れ込むのだから、お米も甘くおいしくなるのは必至だ。

長い年月を経て地下でろ過された水には、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが取り込まれ、おいしい水となる。鳳凰三山の最も上流(標高2150メートル)にある五色ヶ滝はハイキングコースにもなっている


ふっくらツヤツヤ!韮崎産のおいしいお米3選

韮崎市や北杜市などのお米を取り扱うJA梨北では山梨のブランド米「梨北米(りほくまい)」を提供している。その中から、おすすめのお米を3つご紹介。

◆梨北米こしひかり
JA梨北管内で栽培されている山梨を代表するお米が「梨北米こしひかり」である。日本穀物検定協会による米の食味ランキングで、最高評価の「特A」を通算10回も獲得しており、過去には、「魚沼産コシヒカリ」をおさえ、日本一おいしいお米に選出されたことも。

「梨北米こしひかり 5キロ」(寄付金額 1万3000円)


◆梨北米 農林48号(通称よんぱち)
1949年に育成された古い品種のお米で、栽培が難しく栽培地域が限られていることから流通量も少ない希少銘柄。“幻の米”とも言われている。食味のよさと香ばしさが特徴で、冷めてもおいしいのでおにぎりにも最適。SNSで「おにぎりの神降臨‼」と称賛されるほど。料亭や寿司店などでも好まれて使用されている。

「梨北米 農林48号 5キロ」(寄付金額 1万4000円)


◆梨北米 武川(むかわ)コシヒカリ
山梨県北杜市白州町から韮崎市龍岡町までの地域、主に釜無川右岸で作られるコシヒカリが「武川コシヒカリ」。南アルプス甲斐駒ヶ岳のミネラル豊富な軟水で栽培、花崗岩質の砂質土壌に粘土質が適度に混ざり合った米作りに適した土壌から生まれるお米は、江戸時代には将軍にも献上し、“日本一うまい”と褒め称えられた逸品。

「梨北米 武川コシヒカリ 5キロ」(寄付金額 1万4000円)


JA梨北の担当者の話では、「毎年10月上旬からの販売でしたが、今年は米不足の影響もあり9月下旬から新米を販売スタートしました。どのお米もおいしいですが、特に『武川コシヒカリ』には根強いファンも多く人気ですね」とのこと。また、購入者の欲しいときに応えられる定期便は、3キロ・5キロ・10キロなどを、3回・6回・8回・10回…と購入回数も選べるので、豊富なラインナップからぜひ試してみよう。

おいしいお米の食べ方やその保存方法はしっかりマスター!

せっかく入手した新米なら、できる限りおいしく食べたいもの。お米の新鮮さをできる限り長く維持して保存したり、お米をおいしく炊く方法を実践することが必要だ。保存法や炊き方にはポイントがあり、その基本を覚えて忠実に行えば、炊き上がりのおいしさが違うもの。意外に簡単なのでここでしっかりマスターしよう。

炊き立ての新米は、白ご飯だけでおかず不要!甘味があって超美味


●新米をおいしく炊くためのポイント

お米の分量は1合カップを使って正確に量るというのはもちろん大前提。しっかり量ったら、お米を洗う最初の水は、吸水量が一番多いタイミングなのでミネラルウォーターなどのきれいな水を使うのがベスト。研ぎすぎないように2~3回さっと洗うのみで、浸水時間なし、もしくは5~10分など少々短めに。新米は水の吸収スピードが速く繊維質も柔らかいため、水に浸かりすぎてしまうとでんぷん質が溶け出し、ベチャッとした食感になってしまうのだ。水の量も少し減らして炊くのがおすすめ。また高温・短時間で一気に炊き上げる方がよりおいしくなるので、炊飯器なら早炊きモードなども活用しよう。

1合カップに対してすりきりでピッタリと量るのが大切!

お米を研ぐ段階から、浄水やミネラルウォーターを使うべし!


●保存方法をちょっと工夫すればおいしく長持ち

一般的に、お米をおいしく食べられる期間は、精米から2~3週間と言われている。お米は呼吸をしているので、精米の瞬間から空気に触れるたびに酸化が進行し劣化。湿度が高くなるほど呼吸が活発になるため、湿度・気温には気を配りたいところだ。日光や空気に触れず涼しいところに安置するのが最良。冷蔵庫に余裕があればチャック付きポリ袋や食品保存容器など空気の侵入が少ない容器に移し替え、野菜室に保管しよう。

ペットボトルに入れておくと、計量もしやすく使いやすい


三方を囲む山々から流れ出す良質の水、寒暖差のある気候条件、全国トップクラスの日照時間と、お米作りに最高の自然環境が整った韮崎だからこそ育つ、おいしいお米「梨北米」。今年の新米をぜひ韮崎のふるさと納税でお取り寄せして味わおう!


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取材・文=水島彩恵

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