目次
山梨県北西部に位置する韮崎市は、古くから人と文化が行き交う交通の要衝、甲州街道の主要な宿場町として栄えてきた街。時代の流れと共に、若い世代の人口減少も懸念されてきたが、近年、街のシンボル的ビル「アメリカヤ」の再生をきっかけに、県外から多くの若者が集まる街へと変化。韮崎駅前から程近い「韮崎中央商店街」には、おしゃれなお店が続々とオープンしている。今回は、イタリアンやスイーツ、カフェや居酒屋など、韮崎を訪れたならぜひ立ち寄りたいお店をピックアップして紹介していこう。



ピザ職人が焼いた本格派ナポリピッツァに舌鼓!――「SEI OTTO-セイオット-」

東京で修業したのち、韮崎市へ移住したシェフによる本格ピッツァが味わえる「SEI OTTO-セイオット-」は、ランチ時は連日行列ができるほどの人気ぶり。ピザ生地の粉やチーズなどはすべてイタリア産にこだわり、店内の薪窯で焼き上げるピッツァは、空気を含んで膨らんだ縁がモッチモチ!トッピングは季節感を大切にした食材を選んでいて、彩り豊かな焼き上がりも人気の理由。




■SEI OTTO-セイオット-
<住所:山梨県韮崎市本町1-4-29/電話:090-2666-9071※営業中は出られない場合あり/営業時間:11時30分~14時30分(LO14時)、木・金・土曜、第1・2・3日曜17時30分~21時(LO20時30分)/定休日:月・火曜(祝日の場合は営業)>
眺めているだけで幸せな気持ちになるケーキがズラリ――「⽯⽥⻄洋菓⼦店」

ルクセンブルクやベルギーでの修行経験、フランスの大会で入賞実績をもつ実力派のパティシエが、2024年3月にオープンした洋菓子店。11時の開店と同時に続々とお客が訪れ列をなす人気店だ。「飾り付けはあえてシンプルに」という店主の言葉どおり、ショーケースには独創的でありながら、素材の味わいを大切にしたバリエーション豊かなケーキが並ぶ。カフェコーナーもあり、コーヒーや紅茶と共にケーキのイートインが可能。





「⽯⽥⻄洋菓⼦店」ではクリスマスケーキの販売も行っている。今年の予約期間はすでに終了しているので、来年はぜひチェックしてほしい。

■⽯⽥⻄洋菓⼦店
<住所:山梨県韮崎市本町2-10-8/電話:0551-30-9215/営業時間:11時~18時/定休日:月・火・水曜>
肩肘張らずに楽しめるビストロの料理を自然派ワインと共に――「koti」

「koti(コチ)」は、ナチュラルワインと炭火焼きをメインにした料理を楽しめるワインバー&ダイニング。シックでおしゃれな店内にはオープンキッチンのカウンター席とテーブル席があり、落ち着いた雰囲気。前菜からパスタ、デザートまで、選び抜いた食材で丁寧に調理された料理は手作りの魅力にあふれ、どれもワインとの相性が抜群!行きつけのお店にしたくなる親しみやすい雰囲気とサービスが心地よい店だ。





■koti
<住所:山梨県韮崎市本町2-10-8/電話:0551-45-8223/営業時間:11時30分~14時、17時~22時(LO各30分前)/定休日:水・木曜>
自分へのご褒美に!ギフトにしても喜ばれること間違いなし――「ジェラート屋mucu」

東京都東村山市から2024年5月に移転オープンした「ジェラート屋mucu(ムク)」。信頼できる生産者から仕入れた季節のフルーツや旬の食材を使って生み出すジェラートはどれも濃厚で、素材そのものの味がダイレクトに口の中に広がるクオリティ。隣接する「井筒屋醤油」の味噌を使ったジェラートが登場するなど、フレーバーは定期的に変わるので何度でも行きたくなる!





■ジェラート屋mucu
<住所:山梨県韮崎市本町2-9-27/営業時間:12時~17時/定休日:日~木曜>
人から人へ受け継がれてきた伝統醸造を守る蔵――「井筒屋醤油」

山梨県内にたった二社しかない醤油の醸造元のひとつ「井筒屋醤油」は、1873年の創業以来150年を超える歴史をもつ老舗。養蚕業から味噌・醤油作りへ移行して90年以上経った今でも国産原料・県産原料にこだわった醤油・味噌・麹を製造。先代から引き継がれてきた伝統の製法を守りながら、新しい商品の開発にも取り組んでいる。地元の食材にこだわって作られた「一味一会」シリーズは、韮崎ならではのお土産としてもおすすめ。




■井筒屋醤油
<住所:山梨県韮崎市本町2-9-26/電話:0551-22-2255/営業時間:8時30分~18時/定休日:日曜・祝日>
インスタグラムでは味噌汁の具のアイデア紹介も。
刺激的で奥深いネパール料理に注目――「STRIKERS(ストライカーズ)」


韮崎の夜を盛り上げる飲み屋街「アメリカヤ横丁」の一角に、2024年10月にオープンしたばかりの「STRIKERS」は、ネパール料理とクラフトジンが味わえるお店。現地に住んでいた経験を生かして店主が作る料理は、素朴ながらもスパイスの効いた奥深い味わい。お酒のアテにも最適なネパール料理「チョエラ」(※スパイス和え)や日本ではなじみの薄い「チウラ」(※干し米)といった珍しい食事に出合えるのも魅力。




■STRIKERS
<住所:山梨県韮崎市中央町1-14 1F/電話:050-6883-3508/営業時間:18時~23時30分(LO23時)、金土日のみランチあり11時30分~14時/定休日:火曜>
夜になると明かりが灯る。おいしいお酒を求めて横丁へ――「アメリカヤ横丁」
「アメリカヤ横丁」には、「STRIKERS」以外にも、「koti」の姉妹店として2024年9月にオープンしたばかりの立ち飲みワインバー「ギャルソンマン」や、さまざまな創作肉料理が楽しめる「和バル ニューヨーク」、沖縄の家庭料理を堪能できる「沖縄酒場 じゃや」など、多彩な飲み屋がラインナップ。JR韮崎駅からも徒歩2分と近く、2軒・3軒とハシゴしたくなるお店がそろっている。


街のシンボル「アメリカヤ」のリノベーションをきっかけに、生まれ変わった韮崎中央商店街。明るいうちから夜にかけて、ゆっくりのんびりお散歩しながら、韮崎の街を探検してみては?

【プレゼント企画】「Amazonギフトカード」が当たる!
こちらの韮崎に関するアンケートに回答すると「Amazonギフトカード 1000円分」を抽選で5人にプレゼント!以下のリンクからアンケートへ。
※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。
※商品の写真および画像はイメージです。実際の商品とは異なる場合があります。
※商品は素材(生地等)・仕様が予告なく変更する場合があります。
取材・文=水島彩恵
撮影=吉澤咲子