B’zやメタリカなどの有名アーティストから“インスパイア”されたという、ロックスターも真っ青な出で立ちのポカ=ユイチン(以下/ユイチン)と、対照的に全身黒づくめの衣装を身にまとったリトル=コフスキー(以下/コフスキー)。見た目のインパクトと「ぽっちゃりゴルバチョフ」や「デオドラントラブ」など、思わず笑っちゃう楽曲で沖縄のミュージックシーンで“暴れまくる” ハイパークリエイティブユニット「ポニーテールリボンズ」。2月1日(水)にニューアルバム『モアイの夜明け』をリリースする彼らの謎に包まれた結成秘話や楽曲制作の裏側を直撃取材した。
──ポカ=ユイチン、リトル=コフスキーと個性的な名前ですが、2人の出身地はどちらですか?
ユイチン:僕は沖縄県浦添市の隣の北京です。
コフスキー:僕はモスクワの隣の沖縄県南風原町です。
──ポニーテールリボンズの名前の由来は?
ユイチン:髪の毛を結ぶときに使うゴムがあるじゃないですか。世の中いろんな人がいると思うけど、その人たちを束ねてリボンをつけることによって、みんなの人生をまとめてキラキラさせる、っていうのが有力説です。
──結成のきっかけは?
コフスキー:僕が荒れていた時代にユイチンさんに拾ってもらって、音楽をたたき込まれました。
ユイチン:一から教えましたね。ピアノ、ギター、ベースなど、あらゆる楽器を全部たたき込みました。基本がないとコンピューターミュージックはできないと常々言っていましたから。
──ユイチンがいなかったらポニーテールリボンズは結成してなかった?
コフスキー:そうですね。ユイチンさんは僕の恩人です。
ユイチン:いやーそんなもんですよ。
──衣装コンセプトは?
ユイチン:靴とホットパンツはジャパニーズロックスターのB’zと一緒なんですよね。袖がないのはメタリカで、サングラスはクイーンのフレディー・マーキュリーで、おなかはオジー・オズボーンにインスパイアされました。帽子と靴はちょっとオリジナルを出しちゃいましたけど。スパンコールも最初はなかったんですよ。気付いたら輝いちゃってた。
──曲作りはどのようになさっていますか?
ユイチン:僕が感じたものが、コードと歌詞になって頭に降りてくるんです。急に思い浮かぶんで、夜中でも彼を電話で呼び出して。で、1回僕が歌った後、曲として形にしてもらっています。夜中思い浮かんだときに彼が寝てたらブチ切れますね。1回しか降りてこないんで。それから1週間は無視ですね(笑)。
コフスキー:その作業が一番重要なんです。そこがキャッチできるかどうかが僕の仕事で。周りの人からは面倒くさそうって言われますけど、僕らはそういうスタイルで今までやってきたし、これからもそれを信じてやっていきます。
──衣装や楽曲もさることながら、ライブパフォーマンスも魅力の一つですよね?
ユイチン:振り付けは僕が考えています。ライブごとに振り付けが変わることもあります。曲もアルバムとライブでやっている音源は全然違いますよ。テンポとか、常に変えています。俺たちも成長しているんで、曲も成長させてないといけないと思って。
──「デオドラントラブ」では制汗スプレーをファンの方にかけられますよね。あれは衝撃的ですね。
ユイチン:実は、制汗スプレーを僕にかけるのはポニンチュ(ファンの名称)の方のアイデアで。ライブ会場中が制汗スプレーのにおいで充満しちゃって。最初迷惑だったんですよ、喉がやられて歌えなくなるし。あと、間違えてヘアスプレー持ってくるポニンチュがいて。あれにはまいっちゃいましたね。「脇毛がカチカチになってる~」って(笑)。
──昨年末からライブのテーマを「モアイミュージック=パーリーピーポー」にしたのは?
ユイチン:去年は世の中いろいろな出来事があった年だったと思うんですけど、僕たちも新しいことをしなきゃいけないなと思ったことと、“模合”(もあい:沖縄に根づいている助け合いの文化)を広めたいなと。日頃はみんないろいろあると思うんですけど、模合で仲間と集まると馬鹿になれるというか、くだらないことで笑ったりすることができるんで。これからもそんな場所づくりを僕たちができればなと思います。
──今後の野望はありますか?
ユイチン:ギネスに乗るような模合パーティーができたらいいなと思っています。僕たちが今、世界平和のためにできることって、人を思いやること=模合なんですよ。小さいコミュニティーから日本全国、さらには海外にまで模合を広げていき、それが世界平和に繋がっていけばと思っています。
──ファンのみなさん、これから「モアイミュージック=パーリーピーポー」に参加したいと思っているみなさんへ一言。
ユイチン:少しでも興味がある方はぜひ参加してください。興味ない人は参加しなくてもいいですけど(笑)。ポニーテールリボンズがよく分からないって思っている方に、ライブに参加した方は「やっぱりよく分からなかったよ」って言ってあげてください!
コフスキー:ユイチンさんの言った「よく分からなかった」って、まさにポニーテールリボンズらしいですね。2回、3回とライブに参加して、みなさんでポニーテルリボンズの魅力の答えを見つけてください。
スパンコール輝く衣装で音楽に対する熱い思いを語るユイチンと、冷静さの中に“クスッ”とさせる笑いがにじみ出るコフスキー。彼らのキャラクターが存分に楽しめる“模合ミュージック”を生で味わいたい方はぜひライブに足を運んでみよう。【東京ウォーカー】
●ポニーテールリボンズ:ポカ=ユイチンとリトル=コフスキーを中心に、2004年に結成されたハイパークリエイティブユニット。楽器の代わりに彼らが手にしたのはパソコンとシーケンサー。J-POP、テクノ、ロックなど、ジャンルを超越したサウンドとパフォーマンスで多くのファンを魅了する。
沖縄の音楽業界騒然!謎のユニット「ポニーテールリボンズ」を直撃
2012年2月1日
「ワンマンライブ第八弾 モアイミュージック=パーリーピーポーvol.2 勃ち上がれ肉食系男子!」
日時:2012年2月5日(日)
16:30開場、17:00開演(夕方の部)/ 20:00開場、20:30開演 (夜の部)
※二部入れ替え制
チケット料金(前売り):一般(高校生以上)1700円、中学生700円、小学生以下無料
チケット料金(当日):一般(高校生以上) 2000円、中学生1000円、小学生以下無料
※別途ドリンク代300円あり
場所:北谷Salt&Pepper(沖縄県中頭郡北谷町美浜15-69 カーニバルパーク美浜2F)
問い合わせ:098-926-2111(salt&Pepper)
「ポニーテールリボンズ/Crimson/sell-out@ell.SIZE」
日時:2012年2月14日(火)
18:30会場、19:00開演
出演:ポニーテールリボンズ/Crimson/sell-out/他
料金:2000円(前売り)、2500円(当日)
会場:ell.SIZE(愛知県名古屋市中区大須2-10-43)
問い合わせ:052-201-3997(ell.SIZE)