“地球のパワー”を感じるダイナミックな「ビーチリゾート」に注目!この夏は、さまざまな顔を持つ「下田の海」を楽しもう

2022年7月29日

さまざまな顔を持つ下田の海

沖縄県の石垣島や、和歌山県の南紀白浜など、日本には海外に負けないくらい美しいビーチがある。ウォーカープラスが今回おすすめするのは、静岡県の東端、伊豆半島の南に位置する下田だ。海の透明度は高く、美しい白砂のビーチが広がっていて、夏は海水浴など海遊びに訪れる人でにぎわう。

そこで、このエリアに詳しい、オンライン旅行代理店・ ブッキング・ドットコム・ジャパン の東日本地区営業担当の金蓓(キン・バイ)さんに、下田ならではの海の楽しみ方を聞いた。

「さまざまな表情を見せる海の景色はひと味違う」伊豆下田のオーシャンビュー


幕末、開国の舞台となった港町・下田。日米和親条約により米国のペリー提督率いる黒船艦隊が下田に来航したのは1854年のこと。ペリーは下田の海を見て「変化に富んだ風景は美しい(ペリー艦隊日本遠征記)」と言ったと伝わる。

ブッキング・ドットコム・ジャパンのコーポレートカラーは青色だが、金さんにとってこのエリアの印象的な「青」について「私のなかで下田のブルーといえば、海です」と回答。ペリーも感動した下田の自然美を、「海岸線が入り組んでいるので、美しさとダイナミックさを併せ持っている」と表現する。

海岸沿いを散策する金さん


下田がある伊豆半島はプレートの移動によって形成されたと考えられていて、多様な地質や地層が見られ、豊かな生態系がはぐくまれている土地だ。地質学的に国際的な価値があり、保護・教育・持続可能な開発が一体となった概念により管理されているエリア「ジオパーク」にも認定されている。

金さんが提案する下田の過ごし方は、「多様な海の美しさ」を感じる旅。「下田は海沿いに景勝地や神社など見所が集まっているのでドライブで巡ったり、ビーチでゆっくりして地場産の美味しいものを食べたり。1泊2日でたっぷり楽しんでほしいです」

下田ならではの“景観を楽しめる場所”として、金さんに教えてもらったのが「龍宮窟」と「白濱神社」だ。

「龍宮窟」は波の浸食でできた洞窟で、天井が一部崩れて直径40~50メートルの天窓が広がっている。洞窟の上に遊歩道がぐるりとあって、上から見下ろすと地形がハート形に見えるとSNSでも話題の場所だ。「ここではぜひ洞窟内に降りてみてください。洞窟の中に入ってくる波の音がビーチと違って力強く、地層が折り重なった洞窟の壁も神秘的で、大地のパワーを感じます。崖の穴の向こうに広がるキラキラ輝く海にも感動しますよ」と、金さんは龍宮窟の魅力をアピールした。

龍宮窟の中から天窓を眺める


波や風、落石など自然の力だけで作り出された龍宮窟。時間帯によって陽光や潮の満ち引きで異なる姿を見せてくれるのも自然の素晴らしさだ。

一方「白濱神社」は伊豆最古の神社で、正式名称を伊古奈比咩命神社(いこなひめのみことじんじゃ)という。岬の丘陵地に鎮座し、そこから続く大明神岩と呼ばれる岩礁に赤い鳥居が立っている。

「本殿から離れた場所にぽつんと赤い鳥居だけが立っているんです。海に向かって立つ様は美しく、写真映えもします。海岸沿いにある白浜大浜海水浴場からも歩いていけるんですよ。本殿をお参りしてからぜひ訪ねてみてください」

岩礁に立つ、白濱神社の赤い鳥居


ほかにもさまざまな海の顔を見られる場所が数多くあるという。

「下田は温泉も豊富なので、海を一望する温泉でのんびりするという過ごし方もできます。ほかにも、都心エリアから伊豆急下田駅まで走るJRや伊豆急行の観光列車から眺めたり、伊豆急下田駅前にあるロープウェイに乗れば高台から下田湾を一望できます。下田港で遊覧船に乗れば、海側から下田の街を見ることも。見る場所によっていろいろな顔を見せてくれるのが下田の海です」

下田へのアクセスもオーシャンビュー


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