「エスパ~ニャ〜」のCMでお馴染み、三重県志摩市にある「志摩スペイン村」。コロナ禍以前・以後関わらず「空いているのでゆっくり過ごせる」という声を聞いたことがあったが、ここ1年ほど、人気アイドルグループやVTuber、YouTuberなど有名人の紹介により注目を集めているのをご存知だろうか。
Twitterを見てみると「ご飯がおいしすぎる」「景観がいい」「インスタ映えスポットが多い」「チュロスがガチでうまい」「アトラクションの待ち時間が0分」など、魅力的な口コミが多数寄せられている。筆者は小学生の頃に家族旅行で遊びに行ったきりだったが、有名テーマパーク以上の楽しそうな口コミに驚いた。
ということで、今回は大人になってから訪れる機会がなかった志摩スペイン村へ、アラサー編集担当&ライターが訪問。Twitterの口コミは果たして本当なのか、そして“大人になって今でも楽しい施設なのか”を調査することに。現地へ行ったからこそ分かった、大人の楽しみ方を5つご紹介!
お酒好き必見!パエリャ&スペインビールで本場のバル体験
Twitterではとにかく「ご飯がおいしい」との口コミが多かったため、まずはスペイン料理が味わえるレストラン「アルハンブラ」へ。看板メニューの「パエリャ」をはじめ、スペイン産生ハムやオムレツなど、現地の料理が楽しめると人気のレストランだ。
ちなみに一般的には「パエリア」だが、スペイン語では「paella」と表記するため、志摩スペイン村では「パエリャ」と呼ばれている。郷に入れば郷に従えスタイルで、早速パエリャ&生ハムを注文。パエリャは提供に約20分かかるので、最初にオーダーしておくのがおすすめだ。
こちらのレストラン、お酒好きにはうれしいことにビール、ワイン、スパークリングワインなどアルコールが10種以上そろうという充実ぶり。お酒大好き編集部も気持ちをおさえきれず、スペインビールとサングリアで乾杯。この日飲んだビールはスペインを代表する「クルスカンポ」。すっきりとした飲み口で、国産ビールと言われても違和感がないほどに飲みやすく馴染みある味わいだ。これはぐいぐいいけてしまう…!
「午前中からお酒最高!」と仕事であることを忘れつつあった頃(コラ!)、メインのパエリャが登場。お米の芯が残りつつも柔らかく、リゾットのような絶妙な食感に感動した。ムール貝、エビ、イカ、アサリなど定番の具材がたっぷりで、魚貝の旨味もしっかり凝縮されている。これはお酒がすすむ。また、別添えのニンニクマヨネーズをつけて味変すると、これまたグラスを持つ手が止まらない。「おいしい!おいしい!」と、2人であっという間に完食してしまった。
「非日常が楽しめるテーマパークで、大好きなお酒と絶品料理が味わえるなんて!」と、幸せを噛み締めていた編集部。これも志摩スペイン村の楽しみ方の醍醐味だろう。園内のほかの飲食店でも生ビール、ワイン、サングリアなどが用意されているので、スペインのバル文化をリアルに楽しめるはずだ。次回は各店のお酒を飲み歩いて、ハシゴ酒に挑戦してみたいなと目論む筆者であった。ちなみにビールや生ハムはショップで販売もされているので、お土産にもおすすめ。