今週末(11月19・20日)の紅葉見頃はここ!全国の見頃な紅葉名所ガイド

2022年11月17日

11月も中旬、平野部でも見頃を迎えた名所が多くなった一方、今年見納めになる山の名所もあり、紅葉シーズンもいよいよ佳境に。どこに紅葉狩りへ出かけようか検討中の人に向けて、今見頃なスポットと、今週末見頃を迎えそうな名所を全国からピックアップして紹介したい。

※各スポットの見頃は2022年11月16日時点の情報です。最新の情報は公式サイト等をご確認ください。
※その他の内容は取材時点の情報です。また、写真は2021年以前のものです。

【関東】今週末紅葉を楽しめそうな名所

【関東・埼玉県】国営武蔵丘陵森林公園 / 約20種・約500本のカエデをライトアップ

色付き状況:今見頃(※2022年11月16日現在)

国営武蔵丘陵森林公園の紅葉(C)国営武蔵丘陵森林公園

東京ドーム約65個分の広大な敷地に木々が広がる国営武蔵丘陵森林公園では、各所で紅葉を楽しめる。なかでも約20種約500本のカエデが集まるカエデ園は、11月中旬から下旬に見頃を迎える人気スポット。夜間開園「紅葉見ナイト(もみじみないと)」も実施予定。草月流による竹や間伐材を活用した「空間インスタレーション」や、足元を明るく照らす「アート行灯」の設置など、アートイルミネーションも行われ、街中とは一味違った味わい深い雰囲気が楽しめる。


【関東・茨城県】花貫渓谷 / 川のせせらぎを聞きながら紅葉狩りを楽しむ

色付き状況:今見頃(※2022年11月16日現在)

紅葉に彩られる汐見滝吊り橋 / 花貫渓谷画像提供:高萩市

大小さまざまな淵と滝が連なる渓谷。小滝沢キャンプ場から汐見滝吊り橋付近では、秋になるとモミジなどが見事に色付き、鮮やかな景色が広がる。全長約60メートルの吊り橋を渡ると、眼下には汐見滝、さらに左右からは花貫川の清流沿いに茂る木々の枝がせり出し、紅葉を間近に感じることができる。例年、11月中旬から11月下旬頃が紅葉の見頃に。


【関東・茨城県】筑波山 / 関東平野を一望できる紅葉スポット

色付き状況:今見頃(※2022年11月16日現在)

筑波山の紅葉画像提供:つくば観光コンベンション協会

男体山、女体山の2峰からなる筑波山は、標高の低い日本百名山の1つ。山頂から御幸ヶ原にかけてはブナをはじめとした落葉紅葉樹が多く、11月上旬から紅葉を楽しむことができる。また、筑波山神社そばのケーブルカー宮脇駅周辺の紅葉も見事。山頂へは登山コースのほか、ケーブルカー、ロープウェイを利用すれば山頂付近まで楽にアクセスできる。


【甲信越】今週末紅葉を楽しめそうな名所

【甲信越・新潟県】松雲山荘 / 自然の深紅につつまれる風光明媚な日本庭園

色付き状況:今見頃(※2022年11月16日現在)

本大門から眺める紅葉画像提供:柏崎市

灯籠、太鼓橋、石碑、池などを配した情緒あふれる日本庭園は大正15年(1926年)の造園。この庭が1年のなかで最も美しい季節が秋。思わず目を奪われる色とりどりの約600本のモミジやドウダンツツジのグラデーションが園内を彩る。紅葉の朱と夜の青を結ぶ、美しいライティングによる光と色の競演も趣がある。


【北陸】今週末紅葉を楽しめそうな名所

【北陸・石川県】那谷寺 / 白い奇岩と紅葉のコントラストが鮮やか

色付き状況:今見頃(※2022年11月16日現在)

国名勝に指定されている奇岩遊仙境の展望は絶景画像提供:那谷寺

2015年にフランスの旅行ガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」に石川県南加賀から初めて掲載され、一つ星に格付けされた寺院。23万平方メートルの境内には重要文化財が点在する他、紅葉時にはイロハモミジ、ヤマモミジ、ハウチワカエデなどが赤々と色づき、白い奇岩遊仙境の岩肌に映える。例年、10月下旬頃から色付き始め、11月上旬から11月下旬頃にかけてが紅葉の見頃に。


【北陸・石川県】特別名勝兼六園 / 国指定特別名勝の移り変わる風景

色付き状況:今見頃(※2022年11月16日現在)

徽軫灯籠付近は水面に紅葉の色が水面に映り、趣きある風景になる画像提供:石川県金沢城・兼六園管理事務所

石川県の兼六園は国指定特別名勝で、日本三名園の一つ。江戸時代の代表的な林泉回遊式庭園で、春は桜、夏は木々の緑、秋は紅葉、冬は雪吊りと四季折々の風景が楽しめる。紅葉はモミジ類約340本、桜約400本、ケヤキ約50本、その他、ニシキギ、ドウダンツツジ等がある。赤や黄色に色づいた紅葉により、園内は趣深い雰囲気に。例年、11月上旬から11月下旬頃が紅葉の見頃となる。


【東海】今週末紅葉を楽しめそうな名所

【東海・静岡県】修善寺自然公園 もみじ林 / 密集した紅葉の木々が頭上を彩る

色付き状況:色づき始め(※2022年11月16日現在)

赤や黄色に染まったモミジがたくさん画像提供:伊豆市観光協会 修善寺支部

静岡県伊豆市に位置し、1万平方メートルの敷地に約1000本の紅葉群生林がある修善寺自然公園。紅葉は大正13年(1924年)町制施行記念として植樹され、「もみじ林」という名前で親しまれている。イロハカエデ、トウカエデ、オオモミジなどが代表種で、遊歩道を歩きながら紅葉を間近に感じられる。秋の紅葉の時期も美しく、見頃の11月中旬から12月上旬にかけて、赤から黄色まで絶妙に色合いを変えながら頭上を彩る紅葉は見応え抜群だ。


【東海・静岡県】寸又峡 / エメラルドグリーンの川面に紅葉が映える

色付き状況:今見頃(※2022年11月16日現在)

夢のつり橋の全容。混雑時は人数制限あり画像提供:川根本町観光商工課

【2022年の紅葉まつりは開催されません。詳細は公式サイト等でご確認ください】
静岡県大井川支流の寸又川の峡谷で、秋には木々が赤や黄色に色づき、鮮やかな景観が楽しめる。夢のつり橋や、かつて森林鉄道が通っていた飛龍橋などからの眺望は見事。温泉街から、夢のつり橋、飛龍橋をめぐる遊歩道コースが整備されており、約90分で周遊できる。

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