モスバーガーといえば、「モスバーガー」や「テリヤキバーガー」がよく知られているが、国産米を使った「ライスバーガー」、国産肉100%使用の「とびきりハンバーグサンド」といった国産食材を使ったメニューが多い。今回、国産鶏のムネ肉を使用した「竜田バーガー」が発売になるということで、早速食べてみた。
260万食を売り上げた「和風旨だれのとり竜田バーガー」復活
昨年初登場し、260万食を売り上げた国産鶏ムネ肉を使ったバーガー「和風旨だれのとり竜田バーガー ~くし切りレモン添え~」(410円※昨年販売時は390円)。発売から約2カ月で260万食を売り上げるヒット商品となった。今回はバーションアップし、揚げたてのサクサク食感をより長く楽しめるように衣の配合を細かく調整した。
昨年同様、目に付くのはくし切りしたレモン。バーガーにサンドされるように置かれたこの形のレモンはなかなかインパクトがある。各店舗でレモンをカットしているという。このカットしたてのフレッシュなレモンの香りは、バーガーを手にした瞬間から爽やかさを感じさせる。
まずは、レモンを取り出して、そのまま食べてみる。醤油ベースの和風だれがサクサクした“とり竜田”にマッチ。和風だれには細かく刻んだ青ネギと白ネギ、生姜の香りも加わって親しみやすい味わい。テリヤキソースを思い出させる感もある。鶏ムネ肉のさっぱりした味との相性もいい。醤油にスパイスを加えて煮詰めた中華風の調味料“甜醤油(テンジャンユ)”を隠し味に使用。この甘味のある醤油がコクとアクセントをプラスしている。
次にレモンをひと搾り。当たり前だが、搾る瞬間の香りがダイレクトに伝わってくる。レストランで皿にのった料理では珍しくはないが、バーガーにこのサイズのレモンが付いてくるのは、なかなか感動的。唐揚げにレモンを搾るかどうかの派閥問題は一旦おいて、ここはレモンを搾ることをおすすめしたい。レモンをどのぐらい搾るか、全体にかけるか、一部にとどめるか、その辺りは好みで。今回は半分そのまま、半分レモンで食べたが、味変感覚で楽しめた。どちらも違ったおいしさがある。