ムーミンの物語の世界観を体感できる「ムーミンバレーパーク」。2023年3月1日から「SPRING FESTIVAL(スプリングフェスティバル)」がスタートした。今回から新たにヘムレンさんが加わると聞き、さっそく会いに行ってきた。
ムーミンバレーパークの新しい仲間ヘムレンさんとは?
ムーミンバレーパークでは、これまでも季節ごとにさまざまなイベントやフェアを開催してきた。春を迎えるこのタイミングで行われるのは、その名もずばり「スプリングフェスティバル」。植物が芽吹き、花を咲かせるシーズン。さまざまな生物も活発に動き始める時期にぴったりだ。
このタイミングで新しくムーミンバレーパークに登場するのがヘムレンさん。ムーミンの物語などを知っている人にはおなじみだが、実はやや紹介が難しい。公式サイトでも表記されているが、ムーミンの物語には多くの“ヘムル族”が登場していて、“ヘムレンさん”と呼ばれている。つまり何人もの“ヘムレンさ”んがいるのだ。その中で代表的なのが、今回登場する植物学者のヘムレンさん。
このヘムレンさんはムーミン谷で暮らし植物を集めている。ムーミンバレーパークでも虫眼鏡を片手にさまざまな草花を観察している姿に出会える。ちょっととぼけた表情が何ともかわいらしく、熱心に植物観察をする様子は微笑ましい。いつ現れるかわからないが、遭遇したら記念写真を撮ることもできる。
とにかくかわいくて、やさしいヘムレンさん。声をかけると手を振ってくれたり、虫眼鏡でこちらをのぞいたりと、おちゃめな一面も。残念ながらステージ「エンマの劇場」でのショーには出演しないので、会えるチャンスは運次第。ムーミン屋敷近くに現れるそうなのでこまめにチェックしたい。
期間限定で行われる「ヘムレンズアカデミー」
「スプリングフェスティバル」の期間中、ワークショップやフィールドワークなども行われる。ワークショップは予約制となるが「花かんむり作り」や「和紙作り」では、自分だけのアイテム作りが楽しめる。
自然の中にあるムーミンバレーパークならではプログラムがフィールドワーク。ボランティアスタッフの方と一緒に園内を散策し、植物や鳥、昆虫などを観察するイベントだ。普段、見過ごしてしまいがちな自然と向き合い、小さな命に目を向けることで新しい発見がある。小さな子供のいるファミリーはもちろん、日々忙しさに追われている大人にもいい体験ができそうだ。
ほかにも自然の中で英語を学ぶ「ムーミングリッシュ」で身近な英語を学ぶプログラムもあり、有意義な時間が過ごせる。