目指せポイ捨て削減！新しいカタチの喫煙所“THE TOBACCO”が「あべのand」屋上にオープン

「ポイ捨て図鑑プロジェクト」で吸い殻投稿が多く集まった大阪市阿倍野区でのポイ捨て削減を目指し、商業施設「あべのand」の4階屋上に2023年3月9日、「THE TOBACCO ABENO」がオープンした。

ポイ捨て問題解決を目指す「ポイ捨て図鑑プロジェクト」

「ポイ捨て図鑑プロジェクト」は、ポイ捨てされた吸い殻を“喫煙所に戻れず、迷子になった吸殻モンスター “ といった助けるべき存在として描き、誰もがゲーム感覚で参加できるポイ捨て問題の解決を目指すプロジェクト。ポイ捨てされた吸殻を撮影し、位置情報と併せて投稿を行うことで、街のポイ捨て状況を可視化する。

まるで位置ゲー！ポイ捨てされた吸殻を撮影し、位置情報と併せて投稿することで街のポイ捨て状況を可視化

2025年の大阪・関西万博の開催に向けて、国際都市大阪にふさわしい美しいまちづくりを進めている大阪市も、同プロジェクトの思いに賛同。2022年10月13日より大阪市内全域で、ポイ捨て図鑑の投稿を展開してきた。

大阪エリアでは、2023年2月末時点で約1万5000件のポイ捨てされた吸い殻が投稿されている。特に北区・浪速区・阿倍野区で投稿が多く集まったことから、今回、大阪初の店舗となる「THE TOBOCCO ABENO」の設置に至ったという。

「THE TOBACCO」ってどんなところ？

ミニマルでモダンな雰囲気でありながら、素材の温かみや細部のこだわりを感じられる「THE TOBACCO」

THE TOBACCOは、非喫煙者と喫煙者が心地よく共存できることを目指した新しいカタチの喫煙所。運営する株式会社コソドは、改正健康増進法の施行により、屋内で喫煙できる場所が制限されていく中、喫煙者が積極的に立ち寄りたくなる場所をプロデュースすることで路上喫煙やポイ捨てなどのマナー違反を減らしていくことに寄与したいと考えている。

喫煙者が積極的に立ち寄りたくなる場所にすることで、路上喫煙やポイ捨てなどのマナー違反を減らしていく

これまでの喫煙所には見られない心地よい喫煙体験を演出するべく、クリーンでゆったりとした魅力的な喫煙シーンを演出し、ミニマルでモダンな雰囲気でありながらも、素材の温かみや細部のこだわりを感じることのできる空間を提供する。

また、1店舗1店舗が街に寄り添う形で、コンセプトや店舗デザインが異なるのも特長。新店舗THE TOBOCCO ABENOは、植物が数多く配置された緑豊かな屋外エリアで、景観を崩すことのない自然な喫煙所デザインを設計。「あべのand」のコンセプトである“心地よい時間を提供する商業施設”を踏襲した快適な空間で、たばこを楽しめる。

THE TOBACCOは、2023年3月7日現在、都内・横浜市・大阪市で13店舗を展開しており、今後も店舗数の拡大を図っていくという。