渋谷センター街のポイ捨てが9割減!話題の“投票型”喫煙所が『ASK THE TOBACCO』として全国展開へ

2023年5月2日

SNSや各種メディアでも話題となった株式会社コソドが展開する投票型喫煙所。たくさんの自治体や事業者から設置の要望があったため、このたび『ASK THE TOBACCO』として名称・灰皿をリニューアルして全国展開をスタートした。

株式会社コソドが展開する投票型喫煙所が『ASK THE TOBACCO』としてリニューアル!


渋谷センター街のポイ捨てが激減!「ASK THE TOBACCO」とは?


「ASK THE TOBACCO」は、灰皿に「人生に大事なのは金か、愛か」など誰しもが悩む究極の2択の設問を記載し、吸い殻を入れて投票できる「投票型灰皿」を設置した喫煙所。行動経済学(ナッジ)に基づき、喫煙者が能動的に吸い殻を捨てたくなる仕組みになっている。

昨年、渋谷センター街 宇田川クランクストリートに土日限定で投票型喫煙所を設置したところ、設置前後で同エリアのポイ捨て数は90%減少し、街の美化に大きく貢献した。また、渋谷の実績を踏まえて、現在投票型喫煙所が常設されている横浜駅西口五番街でもポイ捨て削減80%、松本駅近辺では1週間の実証実験で40%のゴミ削減を実現しているという。

新型灰皿のコンセプトは「楽しく話題に」


新型灰皿は、二者択一の設問を記載しつい使いたくなる仕組みは継続しつつ、投票ボックスの質問を自由に作成することが可能に。街や場所に関連する情報など自治体や事業者のニーズに合わせた設問にすることで、街やスポットの認知・話題喚起につなげていくことが狙いだ。

【写真】新型灰皿は、設問を自治体や事業者のニーズに合わせたものに変更可能


灰皿の外観は、メタリックな金属仕上げで、汚れも目立ちにくく、デザインと耐久性を両立。また、質問票はマルチカラーで展開することで、全体的にPOPな印象も残している。さらに、吸い殻の清掃対応を簡単にするべく、受け皿の用意や背面からの取り出しなど、清掃におけるあらゆる負担を軽減した設計へと改良している。

吸い殻処理のオペレーション負担を軽減

スタイリッシュかつPOPなデザイン


なお、投票型喫煙所の名称変更に伴い、株式会社コソドのウェブサイト内に新たに『ASK THE TOBACCO』サイトも開設・公開している。ASK THE TOBACCOの活動内容や導入事例など詳細は、同サイトをチェックしよう。

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