東京湾のウォーターフロントに位置し、オーシャンビューが一望できるホテル「ヒルトン東京お台場」の「シースケープ テラス・ダイニング」では、5月31日(水)まで「平成レトロアフタヌーンティー&ハイティー」を提供中だ。そのタイトル通り、平成のスイーツ史を彩ったトレンドスイーツのオールスターが勢ぞろいしているという。ヌン活が趣味の記者も同ホテルのアフタヌーンティーを体験してきたので、その中からイチオシのメニューを紹介したい。
「平成レトロアフタヌーンティー」(6800円)では、平成を賑わせたさまざまなスイーツの歴史と、その変遷を振り返ることができる。(※13時30分~120分制。税金・サービス料含む。平日のみ開催のハイティーは4900円)
最初に目を奪われたのは、“時代を超えた定番ドリンク”クリームソーダを、ジュレで再現した「メロンソーダジュレ」。赤いマラスキーノ・チェリーも添えられ、レトロ&ポップなビジュアルでかわいさが演出されていた。
また、平成15年頃にブレイクしたロールケーキと、同じく平成にスマッシュヒットを飛ばした生キャラメルを合わせた「生キャラメルロールケーキ」が、ピカイチのおいしさ!ほんのりほろ苦いクリームと、生地のフワフワ食感が魅力となっていた。
スプーンを入れた際に驚いたのは「抹茶のティラミス」。表面のココアパウダーの下からグリーンカラーのティラミスが現れたのだ。同ホテルでは、マスカルポーネチーズ×コーヒーではなく、シェフが得意とする素材・抹茶を組み合わせたクリームを使用したという。そして、トップにデコレーションされた、手書き感のある「レトロ」のフォントからもこだわりが感じられた。
ちなみにシェフは、タルト作りも得意だということで、平成11年頃話題になった「エッグタルト」もラインアップに加えられていた。
ほかには、同じ平成11年頃にアメリカから日本初上陸してブームになった「シナモンロール」や、平成5年頃にヒットした「ナタデココ」をヨーグルトと合わせた、さわやかで上品な味わいのスイーツも。
さらに、「春のストレスを軽減したり、気分の落ち込みを予防して、心身を整えてほしい」との想いから用意された“ムードフード”など、ユニークなセイボリーも用意されており、それらをスイーツの合間に楽しめるのもうれしい。コーンなどの季節野菜を使用した、甘くないクリームブリュレや、ほうれん草をベースにフルーツ&野菜をミックスしたグリーンスムージーは、素材の味がしっかりと感じられる仕上がりとなっていた。
この「平成レトロアフタヌーンティー」は、ワゴンでやってくるスコーンやサンドイッチを好きなだけ食べられるというのも見逃せないポイント!カラメルが香る「プリン風スコーン」や、熟成肉を使った「ミニローストビーフスライダー」、パンやスコーンと一緒に食べられる「ハスカップジャム」なども至高の味だった。
楽しく、懐かしいラインアップで話題も尽きない「平成レトロアフタヌーンティー」。記者も、窓から見える東京湾を眺望しながら、平成トークに花を咲かせて、大満足の午後となった。
取材・文=平井あゆみ
※新型コロナウイルス感染症対策の実施については個人・事業者の判断が基本となります。
※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。