【Pocochaコラボ】日本酒好きライバーが「月桂冠大倉記念館」をレポ!

2024年9月30日

DeNAが運営するライブコミュニケーションアプリ「Pococha(ポコチャ)」とウォーカープラスがコラボレーションして、ライバー(配信者)向けイベントを実施!酒蔵アンバサダーとしてウォーカープラスへの出演権をゲットした嫁ちゃんさんが、380年以上の歴史を持つ月桂冠のミュージアム「月桂冠大倉記念館」をレポートする。


伏見の歴史と酒造りを知ることができる展示室を見学!

京都・伏見にある月桂冠大倉記念館は、入館料600円(お土産つき)で見学が可能。1637年(寛永14年)の創業当時からの歴史をたどる南展示室と、昔ながらの酒造りの工程を知ることができる北展示室があり、配信中もお酒が欠かせないという嫁ちゃんさんは入り口からワクワク。この日は館長の立花さん自ら案内してくれた。

月桂冠の歩みを知ることができる年表や展示、当時の京都の様子についてわかる資料も豊富


月桂冠大倉記念館に入るとまず、1637年に笠置屋(かさぎや)として創業してから月桂冠となり、海外展開も果たした現代までの年表が展示されている。これまでに販売してきたお酒や麹の研究の結果より開発された、日本酒以外の商品を見る嫁ちゃんさんは、特に糖質ゼロの日本酒に興味津々の様子。

18リットルサイズの大きな酒瓶はプロモーション用に作られたものなのだそう


そこから、創業からの歴史の展示となる。酒造りに欠かせないきれいな水が流れる伏見の地は、度々戦場となるものの、戦火を逃れて今につながる歴史があるということを学ぶことができる。

11代目の大倉恒吉についての展示


かつては海運が発達した兵庫・灘の酒に劣ると言われていた伏見酒を、一躍人気にしたのが11代目の大倉恒吉だ。酒の研究を進めるだけでなく、簿記の知識も持ち、月桂冠の名を世に知らしめた。

キャップがおちょこになる、駅売り酒として採用された日本酒など画期的な商品も登場

フタについた金具がしっかり立つことで電車が揺れても酒がこぼれないデザインを復刻した商品も販売

よく見るとラベルが違う、まがい物のボトル


現代では当たり前になっているが、防腐剤不使用の日本酒を最初に販売したのも月桂冠で、まがい物が流通するほどの人気だったという。

北展示室の内観


そこから現代までの歴史や、海外で生産・販売している珍しい商品の展示を見ていくと、北展示室の入り口へ続く。

ここでは日本酒に使われる米や、磨きと呼ばれる日本酒用の精米など、稲や米を見比べたり、日本酒ができるまでの工程を酒造用具や映像資料を通してわかりやすく知ることができる。

展示を見学して、磨きの違いや味の違いについて詳しくなった嫁ちゃんさん


展示室から出られる内庭にある内蔵では、現在でも日本酒を作っており、品評会でも高い評価を得ているそうだ。


真冬に行われる日本酒づくりも、蔵の中にある麹づくりをする部屋は麹菌を活性させるために30度を超える暑さで、気温差が大変だと聞いて、「そんな苦労があるんですね」と嫁ちゃんさんも驚いていた。

中庭に2カ所ある地下水。「お水がやわらかい感じがします!」と嫁ちゃんさん


試飲コーナーでお待ちかねの飲み比べ

コイン1枚で1杯試飲が可能

ルートの最後にある試飲コーナーでは、入場時にお土産としてもらったおちょこと20歳以上がもらえる試飲機用のコイン3枚を使って、3種類のお酒が試飲ができる(コインの追加購入も可能)。

試飲は常時約10種類を用意


全国流通していない珍しい商品を立花さんに教えてもらい、嫁ちゃんさんが選んだのは「内蔵純米大吟醸 しぼりたて生原酒」、「笠置屋 山田錦大吟醸」、「月桂冠 百年酵母純米」の3つ。「淡麗辛口から、『笠置屋 山田錦大吟醸』、『内蔵純米大吟醸 しぼりたて生原酒』、『月桂冠 百年酵母純米』の順番で飲むのがおすすめです」と教えてもらい、「笠置屋 山田錦大吟醸」からさっそく試飲!

「『内蔵純米大吟醸 しぼりたて生原酒』は本当においしい日本酒という感じで、『笠置屋 山田錦大吟醸』はキリッとした味わい。『月桂冠 百年酵母純米』は少し色味がついていて、味も少しクセがあるような気がします。個人的には『笠置屋 山田錦大吟醸』が一番好みです」(嫁ちゃんさん)

試飲して気に入った8番の「笠置屋山田錦大吟醸」を購入

「月桂冠大倉記念館」に入館せず「ブランドショップ」のみの利用も可能


お土産を購入できるブランドショップも併設。レアなお酒や月桂冠の酒粕で作った奈良漬、オリジナルグッズなどが購入できる。

トップになって見える景色を見てみたい

「最初は甘口の日本酒しか飲めなかったんですけど、だんだん辛口が好きになってきました。今、日本酒にすごく興味があって、先日、日本酒検定3級を受けたのですが落ちてしまったんです。今日いろいろとお話を聞いて、日本酒に詳しくなれたので、絶対リベンジしたいと思いました!」と感想を聞かせてくれた嫁ちゃんさん。

日本酒検定を受けたこともあるほどのお酒好き


酒蔵アンバサダーのイベントにエントリーするだけあって、相当なお酒好きのよう。

「ほぼ毎日配信していて毎日飲んでいるので、リスナーさんにちょっと心配されています(苦笑)。休肝日を作れない代わりに1日2杯まで、と約束しているくらいです(笑)」(嫁ちゃんさん)

日本酒を手に笑顔があふれる


そんな嫁ちゃんさんがライバーになったのは、コロナ禍の直前くらいの時期だったそう。病気療養中で家からあまり出られない中、人とのコミュニケーションツールとしてライブ配信をはじめたという。

「ライブ配信を仕事にしたいと考えたわけではなく、コミュニケーションありきでスタートしたのですが、だんだん波に乗ってきて。そのころにコロナ禍に入ったので、そこからそのまま続けて本業になったという感じです。朝早く起きるのが苦手な時期もあったので、マイペースでできるのがライブ配信の魅力ですね」(嫁ちゃんさん)

配信は雑談中心。嫁ちゃんさんの持つ柔らかい雰囲気から、天然キャラなのかと思いきや、リスナーのコメントにツッコミを入れたり、「かまちょだな!」といじったりするなど、「癒やされると言われるだけでなく、エンタメ系のおもしろい配信を目指しています」とのこと。

嫁ちゃんさんは、本業が忙しくなったときにライバーとしての活動を1年ほど休んでいたことがあるそう。

「復帰前に配信をすると、それでもみんなが温かく迎えてくれて…。最初からみんなきてくれたわけではないのですが、徐々に人数が増えて、今では前からのリスナーさんはほぼほぼ顔を出してくれるようになりました。戻ってきてよかったなと思いました」

新酒の完成を知らせる杉玉の下で記念撮影


そうして本格復帰を果たした嫁ちゃんさんの、今後の展望は…?

「もっともっと上のランクに行って、トップを取ってみたいなって思っています。その先のことはそれからですね。トップだからこそ見える景色を見て、そこでまた見えてくるものもあるんじゃないかなって思ってます」

●Pococha 嫁ちゃん
自己PR:「本当におもしろいリスナーさんが多いので、ファミリーでの掛け合いも楽しんでもらえる配信をしています。かわいいとか、癒やされるだけじゃなくて、たくさん笑ってもらいたいです!」
https://www.pococha.com/ja-jp/app/users/35a34151-b13f-4aa5-9061-8dd3f9bd8e4a

撮影=山田絵里
取材・文=大谷和美

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