100種類を超えるいきものが大集合!2023年の夏休みは「NARA IKIMONO MUSEUM」で爬虫類や両生類と触れ合おう

2023年7月20日

2023年4月に奈良県奈良市の複合商業施設 「ミ・ナーラ」内に誕生した「NARA IKIMONO MUSEUM」(奈良いきものミュージアム)。レプタイル(爬虫類)を中心に、魚類・両生類 など100種類を超えるいきものたちとゼロ距離で目線を合わせられるのが魅力のミュージアムだ。“いきものと 同じ目線でふれる・感じる・体験する”をコンセプトに、いきものたちが「のそのそ」「しとしと」「ぷるぷる」「からから」「こわこわ」「NIMキャンプ」という6つのエリアに分けて展示されている。

このミュージアムの監修を行ったのは、世界から注目を浴びるアクアリウム・クリエイターのGA☆KYO。水槽を「水の惑星」と称し、アクアリウムの新しいスタイルを切り開いてきた異端児によって作り出されるのは、個性豊かないきものたちと圧倒的なアートワークが織り成す極彩色の神秘的な異世界だ。

360度の、目に入るもの全てが美しいアート空間を体感できるだけでなく、主役であるいきものたちの「色彩」や「性格」など、多様な個性をさまざまな角度から発見できるのが大きな特徴。2023年の夏休みは、普段なかなか出会えないユニークないきものたちに癒やされよう!

太古の時代からあるような、怪しく輝く遺跡の森をイメージした「しとしと」ゾーン


“のそのそ”動くいきものたちと触れ合える!「のそのそ」ゾーン

「NARA IKIMONO MUSEUM」に入って最初に出てくるゾーンは「のそのそ」。リクガメやカメレオンといった、文字通りのそのそと動くいきものが生活する環境や、美しい色彩を間近で見ることができる。爬虫類の先祖にあたる恐竜、そして全長約15メートルの巨大な蛇のオブジェと記念撮影ができる、館内随一のフォトスポットだ。

大きな恐竜のオブジェとぜひ記念撮影を!

人間をも丸飲みしてしまいそうな巨大蛇のオブジェ


さらに、奥にある「カメレオンパラダイス」では、カメレオンたちの個性豊かでカラフルな姿を鑑賞することができる。彼らがのそのそと動くキュートな姿を心ゆくまで堪能しよう。

「のそのそ」ゾーンでは、エボシカメレオンをはじめとした色とりどりの爬虫類たちが生活している


また、このゾーンでは、カメやトカゲ、ヘビなどのいきものたちとの触れ合いや餌やりが楽しめる。園内には飼育スタッフが常駐しているため、いきものに慣れていない子供や初めて爬虫類を触る人でも安心だ。

「のそのそ」ゾーンでは、文字通り“のそのそ”と動くいきものたちと触れ合える

ヘビとも触れ合えるチャンス!飼育スタッフがそばにいるので安心だ。※ふれあいは指定の時間のみ可能


探検気分に浸れる!ジャングルのような「しとしと」ゾーン

まるで世界中のどこの地図にも載っていない、ジャングルの秘境ような「しとしと」ゾーン。このエリアに展示されている巨大なアートワーク「いのちのなる木」に設置された球体では、カエルやアロワナ、イグアナなど種類関係なく多様ないきものたちが暮らしている。

アクアリウムの中で魚たちが楽しそうに泳ぐ


大迫力の展示ブース「クリーチャーズ・コレクション」では、美しく神秘的ないきものたちを、目線が合わせられる高さで観察できる。また、じっくり鑑賞できるようにソファが多数設置されているため、日常を忘れられる癒やしの空間だ。

GA☆KYO による繊細かつ豪快な、圧巻の流木アート作品も楽しみの1つ


かわいさに心を揺るがすいきものが集合!「ぷるぷる」ゾーン

思わず「かわいい!」と呟いてしまういきものたちが大集合した「ぷるぷる」ゾーン。愛らしい見た目をしたウーパールーパーをメインに、熱帯魚たちが混在している半球のアクアリウムは、“かわいいいきものの惑星”をイメージして作られている。一癖も二癖もあるいきものたちの中から、ぜひ自分の「推し」を見つけてみてはいかがだろうか。

幅広い世代に人気のウーパールーパーも!


また、触れるのをためらってしまうほど繊細ないきものたちが登場するデジタルインタラクティブ「いきものすくい」も、この「ぷるぷる」エリアで体験することができる。

半球のアクアリウムの中に多種多様な熱帯魚たちが飼育されている


砂漠の気分を味わえる!「からから」ゾーン

砂漠をはじめとした乾燥地帯に生息するいきものたちが暮らす「からから」ゾーン。ここでは、小さくても見た目は恐竜のようなレプタイルたちが野生下での環境に似せた空間に展示されていて、彼らの生活を想像しながら観察ができる。

「からから」ゾーンでは乾燥地帯に棲むいきもたちが暮らす

装飾も「からから」のコンセプトに沿った、“乾き”がモチーフのものになっている


そんな「からから」ゾーンには、レプタイルの先祖にあたる恐竜のオブジェが飾られている。現代の「小さな恐竜」と見比べながら、さまざまな違いを見つけてみよう。

いきものたちが暮らす野生下の環境を想像できるのが特徴だ


怖い見た目でも、じっくり見ると…?「こわこわ」ゾーン

毒やハサミなどの“武器”を持ったいきものたちが集まる「こわこわ」ゾーン。タランチュラやサソリといった怖がられやすいいきものが展示されていて、普段なら近寄ることのない距離でじっくり見ることができる。触れたらとても危険で近づくこともはばかられるような彼らに、ギリギリまで近づける大チャンスだ。

タランチュラの体毛もじっくり観察することができる


見た目や色からつい恐怖感を抱いてしまうが、しっかり見てみると彼らの持つ手足の美しさや、生きるために身につけた多様な能力に驚くこと間違いなしだ。

さらにいきものの知識を深められる「NIMキャンプ」

「NARA IKIMONO MUSEUM」最後のゾーンである「NIMキャンプ」は、休憩したり、今日見たいきものたちについて話したりと、思い思いの自由な過ごし方ができるキャンプのような空間。いきものに関する書籍が並ぶ「森の図書館」もあるので、その日見たいきものについて、さらに知識を深められる。

「森の図書館」でさらなる学びを深めよう


「NARA IKIMONO MUSEUM」はショッピングモール内の屋内施設のため、天候や気温に左右されることなく、1年中快適に過ごせるのが大きなポイント。そして、このミュージアムがある「ミ・ナーラ」は平城宮跡や奈良公園からも近く、観光地に囲まれているため、奈良巡りの途中に訪れるのもおすすめ。

コロナ禍も徐々に落ち着きを見せ、昨年よりもおでかけがしやすくなった2023年の夏。この夏休みは、多彩な表情のいきものに触れ合える「NARA IKIMONO MUSEUM」を楽しもう!

※新型コロナウイルス感染対策の実施については個人・事業者の判断が基本となります。

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