西日本の金魚三大地・奈良県奈良市にある「ミ・ナーラ」。施設内には「NARA KINGYO MUSEUM」(奈良金魚ミュージアム)があり、施設全体の面積は約600坪と、国内最大級の“金魚エンターテインメントアクアリウム”となっている。
おなじみの品種から希少種まで国内屈指の約40種類の金魚が暮らしており、思わず写真を撮りたくなるフォトジェニックなスポットも多数。2023年の夏休みは、涼しげな金魚たちを見てリフレッシュしよう!
鮮やかな金魚を幻想的な空間で観察!
入ってすぐにある「Kingyo Museum」内には、プロジェクションマッピングや光、ステンドグラス、鏡などを駆使した芸術的空間が存在する。そのなかで優雅に泳ぐ金魚は、まるでアートの一部のようだ。
2021年4月にオープンした新エリア「JAPANESE AQUARIUM DISCO」(ジャパニーズアクアリウムディスコ)では、伝統的な日本の四季と金魚、最先端の技術とミラーボールが共演する、ミラーボールディスコナイトを体感できる。上から差し込む光が内部で全反射するブリリアントカット設計の「ダイヤモンドカット水槽」は、58面体から金魚の世界を観賞可能。
同じく2021年4月にオープンした「AQUA oasis」(アクアオアシス)は、生命の強さと宝石のような輝きを放つ金魚が展示されている、魅惑のパワースポットアクアリウムだ。幅12メートルに及ぶ壁面には、海中、森の景色、花々などファンタジックなプロジェクションマッピングを背景に、金魚たちが泳ぐ様子を見られる。
まるで花魁道中のような艶やかさと金魚が共存する「JAPONE小路」は、屈指のフォトジェニックスポット。江戸時代の街並みを再現した空間では、春は桜が、夏には藤が咲き誇り、四季折々の良さを享受できる。21本の和傘と光が織りなす日本の美と、鮮やかな金魚に酔いしれよう。
そのほか、金魚に乗ったり金魚すくいをしているような不思議な写真が撮れる「トリックアート」エリアや、幅6メートルの巨大水槽に入って金魚の気分を味わいながら写真撮影が可能な「人間水槽」、500体の金魚提灯が1つのエリアに展示されている「五百金魚」など、ここでしか見られないフォトスポットも盛りだくさん。
さらに、来場者と一緒にアート作品を作るというコンセプトを採用した「花札」がテーマの参加型プロジェクト「こいこいみくじ」、1000枚の鏡を活用した「無限金魚」、オリジナルのアニメーションを用いて金魚の歴史や生態を解説する「学び金魚」など、金魚のことをさまざまな角度から知ることができる体験型のエリアも注目だ。
また、2023年9月10日(日)まで「二色の花と夏金魚」が開催中。向日葵の明るい黄色と藤の神秘的な紫色で埋め尽くされた空間で、金魚を観賞できる。このイベントに伴い、夏の象徴である向日葵と藤の花を約800本使用した装飾に変更し、「蝶尾」や「ピンポンパール」といった新種の金魚が仲間入り。展示内容を伝える立体文字を場内各所に吊り下げることで、これまでにはない新しい世界観となっている。
アートやエンターテインメントが施された水槽で多彩な表情の金魚が暮らす「奈良金魚ミュージアム」は、初めて訪れる人はもちろん、何度来ても楽しめる展示となっている。のんびりと奈良を観光した後は、奈良文化の1つである金魚に癒やされよう。
※新型コロナウイルス感染対策の実施については個人・事業者の判断が基本となります。