話題の位置情報ゲーム「信長の野望 出陣」をダウンロードしたウォーカープラス編集長・有賀俊澄。せっかく本作をプレイするからには、実際に名城をめぐりつつ、ゲーム攻略も楽しみたい…ということで、“小田原北条氏誕生500年記念”で沸く小田原城(神奈川県小田原市)を訪れてみることに。ゲームプレイと城めぐりを同時に楽しんだお出かけの模様を、リポート形式で紹介しよう。
1983年に第1作が発売されて以来、40年にわたって多くのゲームファンから愛され続けてきた「信長の野望」シリーズ。本シリーズは、戦国時代をテーマにした歴史シミュレーションゲームの代表作であり、日本のゲーム市場に同ジャンルを確立した金字塔的なタイトルとしても広く知られている。
2023年8月31日にリリースされた40周年記念作品「信長の野望 出陣」は、シリーズ初の“位置情報ゲーム”という点でも話題の1作で、ゲームの中には現実世界とリンクした“戦国時代のマップ”を再現。プレイヤーは実際に歩くことで領地を増やし、内政で自国を富ませて軍事力を強化。そうして他の勢力に攻め込むなどして領土を拡大していき、最終的に全国を統一することが目標となる。
出陣前にJR小田原駅で準備!
今回の体験リポートでは、JR小田原駅から小田原城へのルートを歩きながら「信長の野望 出陣」をプレイすることに。
細やかなチュートリアルでゲーム初心者も安心!
ゲームを始めると、早速案内役を務めるキャラクター・
はつほ
、そして最初に出会う武将・
木下秀吉
が登場。二人はプレイヤーに各システムやゲームの進め方などをトピックごとに解説してくれる頼もしい存在だ。
これまで「信長の野望」シリーズに触れてきた人なら、「登用」「内政」「具申」といったシステムやワードはしっかり押さえているところだろうが、本作で初めてシリーズに触れる人も少なくないのでは。本作では、二人がチュートリアルでしっかり解説してくれるので、何をすれば良いかが初心者でもわかりやすくなっている。一つ一つ理解しながらゲームを進めていこう。
最初の「登用」は何度でも引き直し可能!
本作において何よりも重要なのは自軍の強化。拠点戦や強者との戦いに挑む際、自軍の戦力が不十分だと戦いに敗れてしまうため、いかに強い武将を自軍に引き入れられるかが鍵になってくる。そんな時に行うのが、他ゲームで言うところの「ガチャ」に当たる「登用」だ。
「登用」を駆使することでさまざまな武将をゲットできるが、その中でもゲーム開始時に10回まとめてできる登用は、何度も引き直すことができるという親切ぶり。スマホゲーム慣れしているプレイヤーの中には、最初に行うガチャでいわゆる“リセマラ”(リセットして強いキャラをゲットするまでガチャを引き続けること)をする人もいるだろうが、本作ではリセット不要で何度でも引き直しが可能に!
SSR武将は1名確実でゲットできるので、好きな武将が手に入るまで登用を繰り返すのも良いかもしれない。そんな中、シリーズに親しんできた有賀は、登用を数回繰り返し引き当てた馬場信春とともに“出陣”することに。
いよいよ出陣!小田原城へ向けて歩きつつ領土を拡大
安全にプレイするために必須な機能が開放
こうして準備を整え、まずは駅の西口ロータリーにある北条早雲公像を見学。こちらは高さ5.7メートル、重さ7トンという国内でも最大級の銅像で、後北条氏の祖・北条早雲が“火牛の計”を駆使するさまをモチーフにしたものとなっている。移動距離はごくわずかだったが、それでもゲーム内では領地を獲得したことになり、駅西口の周辺が新たに自国の領土となった。
続いて駅の東口エリアに移動した有賀は、小田原市指定史跡である「北条氏政・氏照の墓所」の前でも記念撮影。一方、ゲーム内ではチュートリアルを進めていく中で「委任」が開放される。ボタンを押し「委任」状態になると、付近の領地や施設への訪問、民との交流、敵との戦闘などを自動で行ってくれる便利なシステム。歩きスマホをすることなく、歩いているだけでゲームを進められるのもうれしい。
自軍の強化も忘れずに
小田原城に向かって歩きながら、ゲーム内では一つ一つ拠点を攻略し領地を拡大していく有賀。今後さらなる強敵との戦いを前に、部隊の編成や武将の強化で自軍を強くしていきたいところ。また、獲得した領地にある施設を「内政」によって強化していくと、部隊の攻撃力をアップさせる効果が。拠点戦で思わぬ苦戦を強いられた時などは、さまざまなアプローチで自軍を強化してみよう。