2023年9月9日~10月15日の期間、「関ケ原の戦い」の舞台となった関ケ原古戦場一帯を会場に、さまざまなイベントが実施された「大関ケ原祭2023」。こちらで、現在配信中のスマートフォンゲーム「信長の野望 出陣」のコラボ企画が行われる…との情報をキャッチしたウォーカープラス編集部は、現地取材を実施した(メインイベントが多数行われた、10月14日に取材を実施)。歴史好きのインフルエンサー・小鳥遊しほさんとともに、会場の盛り上がりをリポート形式でお届けしよう。
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ステージあり、グルメありの「大関ケ原祭2023」を堪能
名古屋駅からJR東海道本線に乗り、小一時間ほどで関ヶ原駅に到着。駅の前には徳川家康、石田三成のイラストが描かれた看板が設置してあり、さっそくテンションが上がる。そこからメイン会場となる陣場野会場へと向かう間にも、「関ケ原の戦い」を時間経過に沿って解説したパネルが並んでおり、歴史に詳しくない人でも合戦の経緯がわかりやすくなっているのが嬉しい。
そうして会場に到着すると、ステージイベントや地元の特産品・戦国武将ゆかりの品々を取り扱うテントなどがずらりと展開。まだ「大関ケ原祭2023」が始まって間もない時間帯だったが、地元の人はもちろん、遠方からの来場者も大勢駆けつけていて、会場はすでに大賑わいの状態だった。ここからは、実際に体験した催しを順に紹介していく。
岐阜関ケ原古戦場記念館、北駐車場、歩行者天国で行われていたのは「東西グルメ対決」。こちらは東西の名店、名物グルメ12店が一堂に集結し、味で東西の雌雄を決する…という催し。
東軍は米沢牛コロッケ(山形)、新潟タレカツ丼(新潟)、焼き牡蠣・ホタテ(宮城)、手羽先・キブンデサチオポテトフライ・炙り牛たたき丼(愛知)、西軍は松坂牛串(三重)、ふぐのから揚げ・サバエドック(福井)、えびめし(岡山)、博多八助の餃子・博多流かわ焼き(福岡)というラインナップで、小鳥遊さんは焼き牡蠣・ホタテと松坂牛串を選択。どちらも絶品で甲乙つけがたく、勝負の結果は引き分け(小鳥遊さん判定)となった。
歩行者天国では、午前と午後に「東西武将隊演武合戦」も実施。人気・実力ともに東西を代表する人気武将隊が参集し、演武合戦をくり広げるステージイベントで、東軍には名古屋おもてなし武将隊、PRINCESS SAMURAI of JAPAN、あいち戦国姫隊、西軍には安芸ひろしま武将隊、古戦場おもてなし武将隊関ケ原組らが参加。迫力のパフォーマンスを間近で堪能しつつ、写真や動画を撮影する歴史ファンたちも大勢見られた。
広々とした陣場野公園では、さまざまな演目を行う特設ステージも展開。訪れたのは、ちょうど「抜刀術・介者剣法実演」が始まるタイミングで、戦国時代に考案されたといわれる甲冑を着けて戦う実践剣術・介者剣法の実演が楽しめた。
陣場野公園・特設ステージのすぐ隣りでは、「古式日本刀鍛錬」の実演も行われていた。その場で鋼を熱しては打つ「折り返し鍛錬」が披露されるだけでなく、実際に体験することも可能…となっていて、老若男女を問わず幅広い層の観客が、鋼を打つ様に見入っている姿が印象的だった。
今回の取材では覗けなかったが、ふれあい広場ステージやふれあいセンター小ホールでは、「東西どん兵衛徹底対決」「関ケ原戦国ライブ」「戦国キャラと遊ぼう」といったイベントも実施。こちらにも大勢の歴史ファンが集まり、催しは盛り上がったという。
「信長の野望 出陣」コラボイベントに挑戦!
ひとしきり「大関ケ原祭2023」を楽しんだところで、ここからはいよいよ、今回の旅の目的である「信長の野望 出陣」コラボイベントを体験することに。
「信長の野望 出陣」は、戦国時代をテーマにした歴史シミュレーションゲーム「信長の野望」シリーズ初の位置情報ゲーム。
ゲームの中では、日本全国が区画という単位で区切られており、プレイヤーは実際にフィールドを歩いて各区画を侵攻。見事、拠点を制圧できれば、その区画は自分の領地となるので、そうやって少しずつ領地を増やしていき、最終的に全国を統一することが目的となる。
もちろん、ただ歩くだけでなく、さまざまな武将を配下に加えて最強の部隊を編成したり、内政に力を入れて国力を強化したり、さらには多彩なミッションをこなして報酬を得たりと、やり込み要素も豊富に用意。そういった点もプレイヤーから好評を博し、早くも大人気タイトルとなっている。
チェックインスポットをめぐって豪華商品をゲット!
今回のコラボイベントでは、10月14日~15日の2日間限定で、ゲーム内に関ケ原古戦場を舞台としたご当地イベントを実装。3×3マスのパネルミッションが表示されるので、「関ケ原の戦い」にゆかりの施設・史跡を実際に巡りながらチェックイン(位置情報アクセス・送信)し、9つすべてのミッションクリアーを目指す…という内容になる。
「松平忠吉・井伊直政陣跡」をはじめ、会場周辺のスポットを散策すれば、自然と歩数もカウントされ(歩数もクリアー条件に含まれている)、その道中でさまざまな史跡を見て回れる…という点も、歴史好きにはたまらないポイントといえるだろう。
最後の目的地である「石田三成陣跡」はやや離れた場所にあり、しかも笹尾山の中腹に位置する…とのことだったが、つねに狼煙があがっていたので正確な位置を把握でき、迷わずに向かうことができた。
そうして急勾配の階段を上り、ようやく陣跡に到着すると、そこからは関ケ原を一望することが可能。これには小鳥遊さんもご満悦の様子で、ミッションの方もコンプリートとなった。
無事にミッションを達成し、メイン会場に戻ると、小鳥遊さん&取材陣は「コーエーテクモゲームス」ブースへ直行。パネルミッションを達成した画面を提示することで「オリジナルの記念証」がもらえたほか、兜サンバイザー(来場者特典)とボトルホルダー(インストール特典)も配布され、大満足のうちにこの度の取材は終了した。
「信長の野望 出陣」開発プロデューサーを直撃!
ちなみに現地には、「信長の野望 出陣」開発プロデューサー・菊地啓介氏も参加されていて、自身でもパネルミッションに挑戦したという。大勢の来場者が同作をプレイしつつ、史跡めぐりを楽しむ姿を目の当たりにした菊地氏は、今回のご当地イベントについて、以下のように感想を語ってくれた。
「今回は『大関ケ原祭2023』というリアルイベントとのコラボで、ゲーム内ではパネルミッションを実施させていただきました。リアルのお祭りにはブースを出展させていただいて、実際にゲームをプレイされている皆さんが朝からたくさん並んでくださいましたし、関ヶ原駅から会場へ歩いてくるまでの道中で皆さんがゲームを楽しんでいただいているのを見て、やっぱりこういう外で遊ぶゲームを作ってよかったなと。本当に熱気が伝わってきました。
ゲームとは関係のないブースや催しを見ていただいている時も、多くの皆さんが(パネルミッション達成者にプレゼントされる)兜を被っていただいて。歴史が好きな方や旅行が好きな方がたくさん集まっていただいているなかで、『信長の野望 出陣』も遊んでいただいて本当にありがたいなと思いますし、より一層ゲームを良くしていこうと思いました。
今回は初めての“ご当地イベント”で、現在発表されているものでは10月27日(金)~29日(日)の『信玄公祭り』でもご当地イベントを開催させていただくのですが、それ以外にもリアルイベントとのコラボを予定しています。ゲーム内イベントもたくさん用意して、新しい武将もどんどん出てきますので、実際に皆さんと現地に集まって、楽しさを分かち合う催しがまたできたらと思っています」
ゲーム内イベントだけでなく、次なるリアルイベントとのコラボも待ち遠しい!ウォークゲーム最大の魅力である「現地を訪れる楽しさ」を存分に味わえる「信長の野望 出陣」を片手に、秋のイベントへ足を運んでみては。
取材・文=ソムタム田井
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