東武鉄道の鉄道イベント「2025東武ファンフェスタ」が、2025年12月7日(日)に埼玉県久喜市の南栗橋車両管区(最寄駅:東武日光線南栗橋駅)で開催される。入場無料(会場内に一部有料のイベントあり)で、見学会や撮影会、物販などが楽しめる。
東武ファンフェスタは2005年に第1回を開催して以来、“東武鉄道の祭典”として例年行われるファン向けのイベント。19回目となる「2025東武ファンフェスタ」では、車両撮影会、車両工場見学会、鉄道業務体験、鉄道各社や沿線自治体などによる物販など多彩なイベントを開催する。
無料で楽しめる鉄道ファン垂涎のイベント
本イベントは、無料で楽しめるコンテンツが充実しているのが大きな見どころだ。
申し込み不要で当日無料で体験できるのは、モックアップの車掌スイッチを操作してドアの開閉ができる「ドアモック開閉体験」や、「行先表示器操作体験」、駅・踏切に備え付けられた「非常ボタン」の操作体験など。見学イベントでは、工場棟内の車両をクレーンで吊り上げる「車体移動デモンストレーション」や線路のメンテナンスを行う車両「マルタイ・バラストスイーパー」の実演などが注目だ。
また、子ども用制服を着用し駅長と記念撮影ができる「こども制服着用体験」や、石炭を使って走るミニSLの試乗会(当日のりば付近で乗車整理券を配布)、ミニ新幹線体験乗車(整理券配布なし、先着順案内)、アルパカの移動動物園、キッズスペースなど、子どもや親子で楽しめるイベントも無料で実施する。
また、事前応募が必要な無料イベントでは、東武100系、N100系、200系、8111Fや、JR相互直通特急に使われるJRの253系など、さまざまな名車が一堂に会した場面を撮影できる車両撮影会を実施。
検修区バックヤードツアー(事前応募・先着順)は、普段は入れない検修区を見学しながら、点呼から検査など、実際の車両検修業務も体験できる。
10歳以上18歳未満の子ども連れの家族参加限定の「運行管理所VR指令体験」(事前応募・先着順)は、運転指令員から運行管理所内の説明を受け、VRゴーグルを用いて指令員の体験がVRで行えるというもの。
事前応募が必要な上記3イベントの予約開始は11月25日(火)12時からで、LivePocketにて予約を受け付ける。
イベント限定「TMライナー」に乗車できる!本格的な内容の有料イベント
有料イベントにも貴重な体験が盛りだくさん。南栗橋駅から会場間の1キロを14系客車や牽引するモーターカーに乗って走る「TMライナー乗車体験」(事前応募、先着順、1名片道1000円~)や、保守現場で使われる保線車両「ATカート」の乗車体験(事前応募、先着順、1組3名まで、2000円)は、車両管区で行われるファンイベントならではだ。
また、小学生以下を対象とした「架線作業車乗車体験」(事前応募、先着順、1名1000円)や、係員と一緒に実際の車両の清掃を行える「車両清掃スタッフ体験」(小学校高学年以上対象、5000円、付き添い1名まで可)のような本格的な体験も予定している。
これら有料イベントは東武鉄道の通販サイト「TOBU MALL」より申し込む形で、申し込み時期はなどは特設サイトで確認しよう。
記念品つきの特別列車で北千住から会場へ!
2025東武ファンフェスタ開催にあわせ、特別列車「2025東武ファンフェスタ THライナー南栗橋ツアー」の運行が行われる。座席指定列車「TMライナー」で運用している70090型で、北千住駅を9時25分に出発。南栗橋駅に到着したあと、会場まで列車またはシャトルバスでアクセス。さらに有料の車両撮影会や記念品がセットとなったものだ。
特別列車はクラブツーリズムと東武トップツアーズの2団体が販売し、それぞれ南栗橋駅から会場までのアクセスと記念品の内容が異なる。
クラブツーリズム販売分の記念品は、記念乗車証1枚、ビニールバッグ1枚、記念クリアファイル2種。南栗橋駅からは前述の有料体験「TMライナー」で会場へ向かう。抽選での販売で、価格は大人1万8000円、小児1万7500円。
東武トップツアーズ販売分は、記念乗車証1枚、ビニールバッグ1枚、記念クリアファイル2種に加え、ロゴピンバッジときりふりマットが記念品としてもらえる。駅から会場は専用のシャトルバスに乗車する。こちらは先着順での販売で、11月25日(火)12時から募集を開始する。料金は大人1万3800円、小児1万3500円。
東武ファンフェスタは今後、沿線グルメやキッチンカーの出店、ステージイベント、オリジナルグッズ販売の詳細情報を公開予定。鉄道ファンはもちろん、子どもから大人まで一日中楽しめるお祭りにぜひ足を運んでみよう。
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