嵯峨野トロッコ列車の楽しみ方を徹底ガイド!四季折々の美しい景色の中を走る絶景旅へ【コロナ対策情報付き】

2021年3月23日

嵯峨野トロッコ列車の見どころからグルメ、お土産まで、おでかけの前に知っておくと便利な情報を徹底レポート!(※記事内で紹介しているイベントや施設等は、休止・中止または内容が変更になっている場合があります。ご注意ください)

嵯峨野トロッコ列車とは?美しい自然を間近で眺める観光列車

車窓から眺める自然に、都会の喧騒を忘れる

嵯峨野トロッコ列車は、嵯峨嵐⼭から⻲岡までの間を保津川に沿って⾛る観光列⾞。JR⼭陰線の複線化により使われなくなった線路だったものを、現在は観光鉄道として運⽤。春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬には雪景⾊と、四季折々の渓⾕美が堪能できるとあって、多くの観光客が訪れている。

【見どころ1】四季を車窓から眺める癒やしのひと時

四季によって異なる景色は、見る人を楽しませてくれる

季節で⾞窓の景⾊が変わるのも、嵯峨野トロッコ列⾞の⾒どころのひとつ。3⽉下旬から4⽉上旬はヤマザクラが両岸の岩肌を美しく彩り、線路沿いに咲く桜はまるでトンネルのよう。⾒頃にあわせて沿線では桜のライトアップも⾏われる。

【写真】紅葉によって茜色に染まる車窓からの景色はまさに絶景!

春はもちろん、秋も人気の高いシーズンだ。嵐山の紅葉の見頃は例年11月下旬から12月上旬で、この時期、列車を包み込むように色づく美しいカエデやモミジを見に多くの人々が訪れる。

【見どころ2】嵯峨の自然をたっぷり体感!保津峡の魅力を紹介

桂川と大堰川の清流が線路沿いに流れる

嵯峨野トロッコが⾛る線路は、桂川と⼤堰川のすぐ横。⾞窓から眺める緑とともに、雄⼤な川を間近に体感できる。急流に奇岩が連なる、京都屈指の渓⾕美が⾒られるのもこのトロッコ列⾞の醍醐味だ。

美しい渓谷を見ながら列車の旅を楽しもう

保津峡で有名なのが、⻲岡から嵐⼭までの約16キロの渓⾕を⾈に乗って下っていく「保津川下り」。熟練の船頭が操船し、岩の間をすり抜けていく光景はスリル満点!トロッコ列⾞の旅とあわせて楽しみたいアクティビティだ。

【グルメ】SLをイメージしたカフェで本格コーヒーと特製ハンバーガーを

駅内の雰囲気に溶け込むレトロチックなカフェ

トロッコ嵯峨駅の19世紀ホール内にある「SL ROMAN CAFE」では、サイフォンで淹れたこだわりのコーヒーや、SLをイメージした「ブラックハンバーガー」(825円)や「ミックスサンド」(880円)などの軽食を楽しむことができる。ホール内に展示されているSLは本物。トロッコ列車の旅の合間に訪れたいスポットだ。

真っ黒な見た目がインパクト大!「ブラックハンバーガー」

ボリューム満点の「ミックスサンド」


【お土産】嵯峨野トロッコを楽しんだあとはお土産をチェック!

旅の記念にお土産を買うなら「竹の道 嵯峨の庵」

トロッコ嵯峨駅の構内にある「⽵の道 嵯峨の庵」では、ここでしか買えない限定グッズや定番の京都土産などを多数⽤意。嵐⼭の観光名所である⽵林をイメージした内観となっている。

旅の思い出に「嵯峨野トロッコ列車オリジナルチョロQ」をどうぞ


トロッコの形をした「トロッコチョロQ」(1220円)は、⼦供はもちろん⼤⼈も旅の記念に購⼊していくことが多い⼈気商品。京都のお⼟産といえば外せない⼋ツ橋は、乗⾞記念の限定パッケージ「⼋ッ橋 ショコラ」と「⼋つ橋 宇治抹茶ショコラ」(各650円)が販売されている。その他、「わさびピーナッツ」(430円)など、乗⾞の思い出の品を選んでみよう。

限定パッケージの「八ッ橋 ショコラ」と「八つ橋 宇治抹茶ショコラ」は乗⾞記念におすすめ

ポリポリとしたピーナッツとわさびの辛さがクセになる「わさびピーナッツ」


【混雑情報】休日やハイシーズンは予約がおすすめ

休日はもちろん、桜や紅葉の時期は満席になることが多い

美しい自然が楽しめる嵯峨野トロッコ列車は、休日はどの時間帯の便も人気が高い。特に桜や紅葉の時期はまさにハイシーズン。たくさんの人々が訪れるため、列車が満席になることも多い。事前に予約して訪れるのがベストだ。

【おすすめ】広報担当者に聞く!乗車前に知っておきたい列車情報

「トロッコ列⾞での旅は、普通の電⾞の旅とはまた違った楽しさがあります。がたんごとんと列⾞に揺られながら、のんびりと景⾊を⾞窓から眺めて過ごす時間は格別のひと時です。また、5号⾞のリッチ号は窓ガラスがなく天井もシースルーのため、より間近に⾃然を⾒ることができると⼈気です。リッチ号を指定して予約することも可能なので、もし空席があればぜひご乗⾞してみてください」(嵯峨野観光鉄道 広報担当)

【所要時間・乗車方法】都会の喧騒を忘れる約25分の列車の旅

約25分の列⾞の旅を楽しめる

嵯峨野トロッコ列車は、トロッコ嵯峨駅からトロッコ⻲岡駅までの7.3キロを運行。9時から17時までの間で、約1時間に1本のペースで運行している。所要時間は片道約25分で、景色を見ながらのんびり列車に揺られる旅では時間を忘れて過ごすことができる。

多くの観光客がトロッコ嵯峨野駅、またはトロッコ亀岡駅からそれぞれ下り列車、上り列車に乗車する。目的地にあわせて途中のトロッコ保津峡駅やトロッコ嵐山駅で降りる乗客もいるが、途中下車すると乗車券が無効となるため、約25分たっぷり楽しむならトロッコ嵯峨野駅かトロッコ亀岡駅を利用して乗車しよう。

運賃は乗車区間に関わらず均一で、大人630円、小人320円。全車指定席となっている。乗車券については、乗車1カ月前の10時からJR西日本インターネットサービスe5489および全国の主な旅行会社などで購入可能。側板や床まで素通しのため、窓ガラスなどに隔てられることなく景色が見られると人気の車両「リッチ号(5号車) 」を指定して予約することもできる。もっとも、雨天の場合は雨に濡れることもあり、傘などは車内で使用できないため注意しよう。

【JR西日本乗車券発売箇所】
京都駅、亀岡駅、二条駅、嵯峨嵐山駅、稲荷駅、新大阪駅、大阪駅、鶴橋駅、京橋駅、新今宮駅、JR難波駅、天王寺駅、奈良駅、関西空港駅、三ノ宮駅

【新型コロナウイルス感染拡大予防対策】

・乗車時に手指の消毒を呼びかけ
・各駅に消毒用アルコールを設置(トロッコ保津峡駅を除く)
・乗車時のマスクの着用の義務化

<施設情報>
・住所:京都府京都市右京区嵯峨天竜寺車道町(トロッコ嵯峨駅)
・アクセス:【電車】(トロッコ嵯峨駅へは)JR嵯峨駅から徒歩すぐ【車】(トロッコ亀岡駅へは)京都縦貫自動車道篠ICから約10分
・営業時間:(下り)トロッコ嵯峨駅発 始発9:02・最終16:02発 (上り)トロッコ亀岡駅発 始発9:30・最終16:30発 ※臨時列車運行の場合あり。詳細は公式サイトにて確認
・定休日:水曜日(水曜日が祝日の場合は運転)、12月31日~2月末(2020年度のみ。例年は12月30日~2月末) ※春休み・GW・夏休み・紅葉の時期には運転。詳細は公式サイトにて確認
・駐車場:あり(※トロッコ亀岡駅のみ)
・料金:大人630円、小人320円(乗車区間に関わらず均一)

取材・文=角川アップリンク

※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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※2021年1月時点の情報です。

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