【九州】“列車が見える絶景”の旅〜熊本市編〜

2021年2月25日

「熊本総合車両所」には新幹線がズラリと並んでいる

九州内の7市を訪れ、“列車が見える絶景”をメインに、立ち寄りスポットやグルメなど周辺の観光を楽しむ春の列車旅シリーズ。最終回となる熊本市では、この春、天守閣内部の公開を開始する「熊本城」や、新幹線が並ぶ様子が圧巻の「熊本総合車両所」を巡る。熊本産いちごがてんこ盛りの“旬ソフト”や、車両所近くで味わえるマグロカツなど、地元民大プッシュの美食もチェック!

1.まずは、堂々たる風格で迎える震災復興のシンボル「熊本城」へ

日本三名城のひとつに数えられる「熊本城」。どっしりとした石垣の上に、大天守と小天守が並び立つ


名将・加藤清正が1599年(慶長4年)頃から築城を始め、1607年(慶長12年)に完成。平成28年(2016年)熊本地震以来、復旧工事が進み見学ができるスポットもより充実してきた。2020年6月には地上6メートルから観賞できる「特別見学通路」が完成。さらに、熊本城特別公開第3弾として2021年4月26日(月)に天守閣内部の公開もスタートする。例年3月下旬にはソメイヨシノが咲き誇り、勇壮な城に優しい彩りを添える。

2.熊本城散策で立ち寄りたいスイーツ店「TENTE」

熊本県産オニ盛いちごソフト(500円)


次に向かったのは熊本城と隣り合い、みやげ、食事処、ミュージアムなどが集まる「城彩苑」。施設内にある「TENTE」では、熊本県産の旬のフルーツを使った、ソフトクリームやフレッシュ生ジュースが楽しめる。人気No.1の「オニ盛いちごソフト」はみずみずしい地元産いちご7、8個を使い、そのネーミングのとおり豪快にトッピング。果肉だけでなくソフトにもいちごが練り込まれていて香り高い。

3.桜も見事な熊本市民のオアシス「水前寺成趣園」

築山をほどこした回遊庭園。広さは7万6000平方メートルある


1632年(寛永9年)に初代熊本藩主となった肥後細川家三代・細川忠利公が、お茶屋を建てたのが始まり。阿蘇の伏流水が湧き出る池を中心に、緩やかな起伏の築山、浮石、松などを配した庭園で、散策しながら四季折々の自然と庭園美が楽しめる。ソメイヨシノ、ヤマザクラ、ヒガンザクラなど、桜は例年3月下旬から見頃に。

4.熊本総合車両所近くにある穴場の食堂「鮪匠 とろや」

まぐろカツ丼5切盛


20年以上マグロの卸売りに携わってきたオーナーが始めたマグロ専門店。熊本では珍しい業態で、しかも確かな目利きで仕入れた極上のマグロを食べられるとあり人気を集めている。メニューは「まぐろカツ丼」と「まぐろ丼」の2種。カツ丼は3切、5切、7切から選べる。11時30分〜14時30分の営業なので、熊本総合車両所に行く前に立寄るのがおすすめ。

5.新幹線がズラリと並ぶ様子は圧巻「熊本総合車両所」

「熊本総合車両所」には新幹線がズラリと並んでいる。※写真は敷地内で撮影したもの

博多総合車両所、仙台の新幹線総合車両センターに次いで日本で3番目となる新幹線の総合車両基地。2020年12月現在は車両基地見学を休止しているが、再開されれば間近で新幹線を見学できる。外からの見学も可能で、新幹線がズラリと並ぶ様子が圧巻。列車好きにはたまらなく、ファミリーにも人気の列車ビュースポット。

シリーズ最終回は、“絶景”をメインテーマに熊本市内の立ち寄り処を巡ってきた。市街地にどっしりと建つ「熊本城」、普段は見られない新幹線がズラリと並ぶ「熊本総合車両所」の景観もぜひ体感したい。紹介した「水前寺成趣園」のほかにも、「熊本市動植物園」や「健軍自衛隊通り」など、春の“桜名所”もルート周辺に点在しているので合わせて巡ってみては。

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情報提供=九州横断鉄道沿線都市観光協議会
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