【九州】“列車が見える絶景”の旅〜別府市編〜

2021年2月11日

「東別府駅」。電車を見るなら陸橋の上がベストポイント

九州内の7市を訪れ、“列車が見える絶景”をメインに、立ち寄りスポットやグルメなど周辺の観光を楽しむ春の列車旅シリーズ。第3弾は、源泉数、湧出量ともに日本一の温泉王国・別府を訪れる。別府観光のマスト「地獄めぐり」に始まり、「地獄蒸し」や「砂湯」と別府温泉の魅力を“見”“食”“癒”で満喫。JR別府駅からひと駅の「東別府駅」では、行き交う特急、観光列車だけでなくレトロな木造駅舎が醸すレトロな雰囲気も楽しみたい。

1.まずは、別府観光の王道「地獄めぐり」へ

「海地獄」。7つの地獄のなかでも最大。温泉の成分である硫酸鉄が溶解して青色になる

噴気、熱泥、熱湯が湧き出す別府市の“地獄”は、地球のエネルギーを五感で体感できる“温泉エンターテインメント”。コバルトブルーに輝く「海地獄」、赤く染まる「血の池地獄」、ボコボコと熱泥が湧く「鬼石坊主地獄」、さらには、約80頭のワニが迎える「鬼山地獄」など計7つの地獄が点在する。地獄にはオリジナルTシャツ、入浴剤などの土産がそろう売店や一部の施設で足湯もある。

2.続いて、温泉が生み出す美食も堪能「地獄蒸し工房鉄輪」

温泉のミネラル分、程よい塩けも食材に染み込む

江戸時代から用いられてきた鉄輪温泉の伝統調理法「地獄蒸し」を堪能できる工房。温泉の噴気を利用した釜で食材を一気に高温にて蒸しあげることで、本来の旨みが凝縮された別府ならではの絶品ヘルシーグルメができあがる。エビやカニなどの海鮮や、豊後牛をはじめとしたさまざまな蒸しメニューを用意。好きな食材を持ち込むことも可能(要持ち込み料)。

3.モクモクと上る“湯けむり”のビューポイント「湯けむり展望台」

山々の稜線をバックに温泉の湯けむりが見られる

街中のいたるところから立ち上る“湯けむり”も温泉王国・別府を代表する景観。鉄輪温泉にある展望台を訪れれば、扇山や鶴見岳をバックに湯けむりが立ち上る風景を見渡すことができる。土曜・日曜、祝日の19時から21時は、湯けむりがカラフルな色合いにライトアップ。鉄輪の温泉宿にステイし、湯上がり散歩で訪れると違った温泉街の魅力と出合うことができる。

4.JR別府駅から一駅、約3分。木造駅舎の「東別府駅」を訪れる

「東別府駅」。電車を見るなら陸橋の上がベストポイント

1911年に建てられた木造駅舎へは、JR別府駅から普通列車で約3分、歩いても20分ほどで到着。駅ホームやその周辺からは特急 ソニック、特急 にちりん、特急 あそぼーい!などの列車を見ることができる。陸橋の上やホームの大分寄りのところからは別府湾の景観も合わせて楽しめる。

5.海沿いの砂湯でじんわり温まる「別府海浜砂湯」

浴衣を着て海岸に寝転ぶ。スタッフが温かい砂をこんもりとかけてくれる

温泉が湧く海岸の砂に埋まって楽しむ“砂湯”スポット。専用の浴衣に着替え、顔以外は砂に包まれる入浴スタイルだ。10分から15分入ると、体の芯からポカポカになる。入浴後はシャワーで砂を洗い流し、隣り合う温泉の湯舟でゆったりしよう。

今回は、大分県・別府市を巡ってきた。さすが温泉王国! と唸るスポットが点在し、大地のパワーと歴史のある温泉街の情緒が存分に癒してくれる。JR別府駅の近くにも「駅前高等温泉」「不老泉」など低価格で入れる公衆浴場がたくさんある。電車で帰る前にひとっ風呂というときにも便利だ。

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情報・写真提供=九州横断鉄道沿線都市観光協議会
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