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「キヤノンギャラリー S」(東京都港区)、「キヤノンギャラリー銀座」(東京都中央区)、「キヤノンギャラリー大阪」(大阪府大阪市)の3会場で、鉄道写真家の櫻井寛さんの写真展「列車で行こう！The Railway World」が開催される。これはキヤノンギャラリーの開設50周年を記念して行われるもの。期間は、「キヤノンギャラリー S」が2024年3月9日(土)～4月23日(火)、「キヤノンギャラリー銀座」と「キヤノンギャラリー大阪」が3月19日(火)～3月30日(土)。
これらの展示では、櫻井寛さんが国内外で撮影したさまざまな鉄道写真を楽しむことができる。3会場それぞれで見られる作品が異なるので、すべての会場を回ってみるのもおすすめ。写真の美しさを堪能できるのはもちろんのこと、世界や日本各地を旅行した気分も味わえそうだ。この記事では、3会場の展示の魅力について紹介していこう！
キヤノンギャラリー開設50周年企画展の第7弾
キヤノンギャラリーでは、2023年2月に開設50周年を迎えたことを記念して、2023年からさまざまな企画展を実施してきた。第7弾となる今回は、鉄道写真家の櫻井寛さんの写真展が開催される。3会場それぞれで見られる作品が異なり、「キヤノンギャラリー S」では世界62カ国66点の作品、「キヤノンギャラリー銀座」では日本の4大豪華列車の作品、「キヤノンギャラリー大阪」では日本各地のローカル鉄道の作品が展示される。
櫻井寛さんは、1954年、長野県生まれ。1993年に、航空機を使わない陸路海路のみで88日間世界一周を達成した。これまでに取材した国は95カ国、渡航回数は250回を超える。「オリエント急行究極の豪華寝台列車のすべて」(世界文化社)、「櫻井寛さんの全国私鉄路線と車両大図鑑」(世界文化社)、「ななつ星 in 九州の旅」(日経BP社)など、数多くの著書がある。また、駅弁愛好家としても知られ、TBS「マツコの知らない世界」など各局テレビ番組にも出演している。
「キヤノンギャラリー S」で、“世界一の鉄道”を見よう！
東京・品川の「キヤノンギャラリー S」で開催される「列車で行こう！The Railway World」では、世界の鉄道をテーマにした、62カ国66点の作品が並ぶ。展示される作品は、世界初の鉄道や世界最高所鉄道、世界最大級のSL、世界最長の一直線区間など、まさに“世界一の鉄道”と言えるものばかり。また、スイスを走る、100両編成、全長1.9キロの世界最長の旅客列車が走行する様子を捉えた、迫力ある映像も必見だ！
また、4月6日(土)13時30分～15時には、スペシャルトークショー(観覧無料)も開催。会場は、「キヤノンギャラリー S」がある「キヤノン S タワー」3階の「キヤノンホール S」。ゲストに車両や駅舎などのデザインを手掛ける水戸岡鋭治さんを招き、「水戸岡鋭治デザイン・ワンダーランド・トレインに乗ろう！」をテーマにトークを繰り広げる。定員は先着150人で、申し込みは3月1日(金)10時から公式サイトで受け付ける。
さらに、3月9日(土)の13時30分～14時30分、15時30分～16時30分には、「キヤノンギャラリー S」にて、ギャラリートーク(観覧無料)が行われる。ゲストは「ななつ星 in 九州」や「ザ・ロイヤルエクスプレス」の音楽演出を担当した、ヴァイオリニストの大迫淳英さん。13時30分～14時30分の回のテーマは「鉄道と音楽。ななつ星に始まるサウンド・クルーズ・ジャーニー」で、15時30分～16時30分の回のテーマは「鉄道と音楽。ザ・ロイヤルエクスプレスは伊豆、北海道、四国へ」。どちらも申し込みは不要だ。
4月20日(土)13時30分～14時30分には、同じく「キヤノンギャラリー S」にて、「世界の鉄道ナンバーワン、ベスト15に乗った、撮った！」をテーマにギャラリートーク(観覧無料)を開催。こちらも申し込みは不要なので、気軽に参加してみてはいかがだろうか。
「キヤノンギャラリー銀座」では、日本の豪華列車の作品を展示
「キヤノンギャラリー銀座」では、「列車で行こう！The Railway World in Japan」を開催。日本初の本格的クルーズトレインとして2013年に誕生した「ななつ星 in 九州」のほか、東日本と北海道を走る「TRAIN SUITE 四季島」、おもに伊豆エリアを走る「ザ・ロイヤルエクスプレス」、山陽・山陰を走る「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」と、日本が誇る4大豪華列車の作品が24点展示される。鉄道の外観だけでなく、実際に櫻井さんが乗車し乗客の目線で捉えた、豪華列車ならではの作品も楽しめる。
また、3月22日(金)19時～20時には、ゲストにデザイナーの水戸岡鋭治さん、ヴァイオリニストの大迫淳英さんを招いたギャラリートーク(観覧無料)を開催。テーマは、「鉄道と音楽。ななつ星＆ザ・ロイヤルエクスプレスの世界」。定員は先着40人で、申し込みは3月1日(金)10時から公式サイトにて受け付ける。
「キヤノンギャラリー大阪」では、ローカル鉄道に出合える
「キヤノンギャラリー大阪」では、「列車で行こう！The Railway World in Japan II」と題し、全国各地を走る24のローカル鉄道を写した24作品が展示される。櫻井さんがローカル鉄道にスポットライトを当てている理由は、多くのローカル鉄道が厳しい経営状況に立たされているから。「愛すべきローカル鉄道が少しでも元気になりますように」との思いから、クルマは使わず、どこまでも鉄道で行って途中下車し、あとはひたすら歩いて撮影ポイントへと向かう。「列車で行こう！」が、櫻井さんの撮影スタイルだ。
また、3月23日(土)13時30分～15時には、「世界の鉄道ナンバーワン、ベスト15に乗った、撮った！」をテーマにギャラリートーク(観覧無料)を開催。申し込みは不要だ。
櫻井寛さんの作品は、その美しさに息を呑むものばかり。どの会場の作品も素晴らしいので、カメラや写真が好きな人はもちろん、鉄道好きや旅行好きの人も、ぜひ会場へと足を運んでみてほしい。
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