豊かな自然が織りなす絶景が点在している静岡県大井川流域。そんな大井川に沿って走る大井川鐵道で、今年も「きかんしゃトーマス号」が走行をスタート。実は2025年は、きかんしゃトーマス原作出版80周年&大井川鐵道100周年という、ダブルアニバーサリーイヤー!そんなスペシャルな年ということもあり、「DAY OUT WITH THOMAS(TM) 2025」は、2025年4月26日~12月25日(木)の期間中に156日間も実施され、特別なプランも目白押しだ。今年のイベントはどんなワクワクが待っているのか、小西ゆきこさんとゆうのすけくん親子がひと足早く体験してきた!

今年のテーマは「ALL FRIENDS IN OIGAWA」。トーマスのなかまたちが大集合!
トーマス号に乗車するために大井川鐵道の新金谷駅に着いた小西さん親子が、まず最初に向かったのは「トーマスフェア会場」。会場に着くなり、「わ~~~っ!トーマスのお友達がいっぱい‼」と驚きの声をあげるゆうのすけくん。2024年に仲間入りした「ロコトレインのニア」をはじめ、「とくしゅしょうぼうしゃのフリン」や「ウィンストン」が勢ぞろい。走行するためにホームへ入線準備の「きかんしゃトーマス号」や、ツアー出発前の「バスのバーティー」までそろった様子は、ファンにはたまらない豪華さだ。

「ロコトレインのニア」は、2014年にきかんしゃトーマス号が初登場して以来、13番目のキャラクターとして2024年に登場。1周約300メートルを時速3~5キロほどの速度で、会場内をゆっくりと周回する。過去にもトーマスフェアに参加したことのある小西ファミリーだが、今回初めてニアに乗車できたゆうのすけくんは大喜び!千頭駅からお引越ししてきた「ウィンストン」に乗って記念撮影をしたり、トーマス型のバッテリーカーや手こぎトロッコに乗ったり、乗車を待つ時間もフェア会場でたっぷり楽しめるのが子ども連れにはうれしいポイントだ。




車内装飾からお昼のお弁当タイムまで、トーマスの世界観を満喫!
いよいよトーマス号がホームに入線し、お待ちかねの乗車がスタート。取材したこの日は、なんと「トップハム・ハット卿」まで登場し、ゆきこママとゆうのすけくんを驚かせた。実はこの方、トップハム・ハット卿に扮した大井川鐵道の社長・鳥塚亮さんと聞いて、二度びっくり!

これは鳥塚社長の熱意により、今回特別に実現した演出なのだそう。これには乗客も大喜び!「来てくれたお客様を喜ばせようとする心意気が感じられてすてき!すっかり大井川鐵道のファンになっちゃいました」とゆきこママも感動した様子。

車内は、キャラクターが描かれたフラッグやイスカバーでにぎやかに演出。最初に乗り込んだ際、車内灯が点灯していないことに気づいたゆうのすけくん、「あれ?ちょっと暗いね…」とお母さんと話していると、「古い列車を利用しており、バッテリー保護のために出発直前まで消灯しています」という車内アナウンスが。「なるほど~!節電をしていることをきちんとアナウンスしてくれて、子どもがSDGsを学ぶいい機会にもなりますね」とゆきこママも感心しきり。




今年から往路の家山駅で下車が可能に!そこに待っていたのは…⁉
2025年の「DAY OUT WITH THOMAS(TM)」で最もハッピーなニュースは、トーマス号と親友の「パーシー」が約2年半ぶりに再会すること!記憶にも新しいが、2022年9月の台風15号の影響で、大井川本線は現在も川根温泉笹間渡駅から終点の千頭駅までの間で運休が続いている。当時、千頭駅にいたパーシーはそのまま取り残され、千頭駅まで走れなくなったトーマス号と会えなくなっていたのだ。

トーマス号は、新金谷駅から川根温泉笹間渡駅までの片道17.7キロを往復する。昨年までは往復遊覧運転で途中下車不可だったが、今年は家山駅、川根温泉笹間渡駅での下車も可能になった。家山駅で待つパーシーとトーマス号の久々の再会に、ホームで待っていた観客は大盛り上がり!



トビー号では車内アナウンスや沿線のなかまたちにも注目!

大井川の渓谷を見ながらゆっくりと走る「きかんしゃトビー号」の運行は今年も健在。千頭駅から奥泉駅までの7.5キロを走るが、急カーブが多く、車窓からの眺めがトーマス号とはまったく異なるのもポイント。小さなトンネルを抜けたり、線路脇すぐの木々や岩場すれすれを走行している感じが「アトラクションに乗ってるみたいで、ドキドキしちゃうね~!」とゆうのすけくん。窓から見える景色や見どころを、トビーが車内放送で案内してくれるから、子どもも楽しめること間違いなし!



子ども連れに優しい設備やサービスがあちらこちらに!新グッズにも注目
てんこ盛りのお楽しみが待っているとはいえ、「距離や時間を考えると、子どもを連れて行くのは大変そう」と思うパパ・ママへ、ファミリー向け情報を。フェア会場や各駅、トーマス号の車内にはキッズ同伴のファミリーに優しい設備が用意されている。なかでも新金谷駅前の「プラザロコ」には、子どもを楽しませるコンテンツが満載だ。

子どもたちが大好きなプラレールや木製レールで遊べるコーナーや、古いSLや駅舎の展示コーナー、駅員などのコスチュームを身に着けて記念撮影ができるコーナーなどがあり、ちょっとしたアミューズメントスポットになっている。また、休憩用にベンチがたくさん用意されているのもありがたい。




オムツ交換台も各トイレや授乳室に設けられており、泡ソープやアルコール除菌剤の用意も。これは新金谷駅だけでなく、千頭駅や奥泉駅などにも授乳室&オムツ替えコーナーがあるので、パパ・ママにとっては安心だ。




プラザロコでは、トーマスグッズのチェックも忘れてはならない。店内には、大井川鐵道限定のきかんしゃトーマス号グッズが勢ぞろい。毎年新商品が登場しているので、列車に乗る前にチェックしておくのがおすすめだ。

特に今年はスタイルエディトリアルブランド「niko and ...」とトーマスが初コラボ!きかんしゃトーマス原作80周年を記念したアイテムは、ヴィンテージ感のあるグラフィックがポイントで、大人が身に着けたくなるようなハイセンスな仕上がりになっている。
コラボアイテムは「niko and ...」公式Webストア「and ST(アンドエスティ)」にて先行予約販売中。全店舗にて本発売となる5月14日(水)からは、大井川鐵道のきかんしゃトーマス号乗車チケットと「niko and ...」のオリジナルグッズをセットにした豪華プレゼントが合計20名に当たるキャンペーンも実施される。



多い日で一日に3便もトーマス号が走行したり、「バスのバーティー」や「2かいだてバスのバルジー」に乗れるツアーの内容が改変されるなど、今年の「DAY OUT WITH THOMAS(TM)」も充実度が半端ない!12月のクリスマスまで運行するので、一度と言わず二度三度訪れてさまざまなキャラクターへの乗車を制覇するもよし、異なる季節に訪れて、大井川流域の自然の移り変わりを感じながらトーマスの世界観に浸るのも楽しいに違いない。【ウォーカープラス/PR】
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取材・文=水島彩恵
撮影=島本絵梨佳
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