【とっておきのそとあそび、教えます】東京で非日常体験するならここ!仕事帰りに電車で手ぶらで行ける“船釣り”で東京湾から都心ビューを楽しもう!

2019年11月15日

近年、話題のアウトドア・アクティビティ。あまたある中からどれを選ぶべきか、迷ってしまう方も少なくないはず。そこで、国内最大級のアウトドア・レジャー専門の予約サイト「SOTOASOBI(そとあそび)」との共同企画として、現地の深掘り取材を繰り返すナビゲーターに“とっておきのアクティビティ”を教えてもらう企画をスタート。

今回は、鈴木紀行(すずき ただゆき)さんの“とっておき”を紹介します。

そとあそびナビゲーターの鈴木紀行(すずき・ただゆき)さん撮影=藤巻祐介


本当に面白いアウトドアレジャーをより多くの人に伝えたいという思いから、そとあそびナビゲーターに。前職はアウトドア専門店スタッフ。アウトドア用品のことならお任せ


釣れても釣れなくても、魚がいそうな水辺にたたずむだけで幸せな「水辺好き」です!


何気なく遊びに行ったところに水辺があればとりあえず満足、さらに釣りができれば、もう釣れなくてもほぼほぼ満足で、釣れれば大満足!さらに釣れた魚がおいしかった時には悶絶するほど超満足!!! そんなバロメーターを持つ、そとあそびナビゲータの鈴木紀行です。ご挨拶が遅くなりましたが皆さんはじめまして!僕はシーカヤックやリバーSUPなど水辺のアクティビティをはじめ、アウトドアレジャーは全般的に大好きなのですが、その中でもダントツで大好きなのが“釣り”。アウトドアの猛者揃いのナビゲーターの中でも、これだけは誰にも負けない自信があります!

僕にとっての釣りは、もはやアウトドアライフの原点といえる存在であり、さらにこの世界で生きるための原動力。幼い頃から釣りが大好きで、大人になっても時間があればとにかく釣り。どんなに疲れていても仕事帰りにフラフラと、週に5日は釣りに行ってました(笑)。最近は子供が生まれたので自粛気味ですが、それでも隙を見つけては夜な夜な釣りに出かける生活です。

さすがに仕事が終わった後に海や川へ出掛けるのは大変そう……そう思われる人もいると思いますが、わざわざ遠出する必要はなし! 実は釣りって、仕事帰りに電車でふらっと立ち寄れるぐらい身近なアウトドアレジャーなんです。しかも仕事疲れがぶっ飛ぶほど清々しい! 都内から手軽に楽しめるイチ押しのツアー紹介しようと思っていますが、もっともっと皆さんに釣りの魅力を伝えたいので、もう少しだけ僕の釣りへの愛を語らせてください(笑)。

この日は釣り初心者のそとあそびナビゲーター仲間”そめちゃん”も参加。自分で一匹釣り上げてからはもう大はしゃぎ(笑)! 仲間の意外な一面に出会えるのも釣りならでは


釣りの最大の魅力って、魚じゃないんです。場の雰囲気にあり!


釣りの話をすると「なんでそんなに釣りが好きなんですか?」とよく聞かれるんですが、その答えがなかなかの困りもの。一言二言で説明できるほど単純ではなくて、ぶっちゃけ魚が釣れなくても楽しいんです。もちろん、おいしい魚が釣れればめちゃくちゃうれしいですが、それが目的かというとそうではないですし。単においしい魚が食べたければ、買ったほうが早いと思うので。

では何が釣りの魅力かというと……ひとつはその場の雰囲気ですね! 仲間と一緒に出かけて、釣りをしながら他愛もない話をしている時間がとても心地いいんです。他のアクティビティの場合、仲間と一緒に参加しても話をしている時間がなかったり、バラバラに行動したりと、なんだか忙しなくてゆったり会話を楽しむなんてできませんよね。でも釣りの場合は動き回るわけでもなく仲間との距離が近いので、その時間がたっぷりあるんです!

日常的に仲間内で仕事の話やプライベートの話をのんびりと語り合う機会ってなかなかないからこそ、すごく貴重な時間を過ごしている感じがします。しかも楽しんでいる最中ということもあって、釣りのときっていいアイデアがポンポン出てきたり、いつも以上にみんなが本音を話してくれたりするんです。もう、社内会議も室内にこもってではなく、釣りをしながらやればいいのに……と真剣に思っています(笑)。きっといつも以上に有意義な会議になるはずです!

場の雰囲気を味わう余裕がないビギナーにとっては、やはり釣れたときの感動こそが釣りの楽しさ。手軽に参加できるツアーで、まずは釣り上げる楽しさを体験してください!


狩猟本能が刺激される!?「魚を捕る」という快感も釣りを語る上では欠かせない魅力


そんな雰囲気的な魅力もさることながら、純粋に“魚を捕るのが楽しい”という点ももちろん釣りの大きな魅力です。現代人の奥底にも隠れている、大昔に狩りをしていたころの狩猟本能が釣りを通して刺激されているのかも?ビギナーは難しいことは抜きにして、まずは“釣れるツアー”に参加して釣る楽しみを思う存分体感してみてはいかがでしょうか。

よく「釣りは魚との駆け引き、頭脳勝負」と言われますが、どの竿やルアー(疑似餌)を使って、魚が潜む場所を見つけていかに釣り上げるのか考えるのは、初めての1匹を釣ってからのお話。もちろん、次の1匹をいかにして釣り上げるかという釣りならではのゲーム性も、僕が釣りにハマっている理由のひとつです。すべての戦術が噛み合って狙いどおりに獲物を釣り上げたときの達成感、満足感は一度味わうともうやみつき!

【写真を見る】スカイツリーが望める絶景ポイントで楽しむ釣りもまた格別な楽しさ。獲物を追っているうちに幕張や横浜方面まで行くこともあります


大好きな釣りと海上から見渡す東京の絶景……ここは天国か!


東京湾で釣りをするなら、迷わずボートをチャーター(貸切)しちゃいましょう!僕は毎回チャーターしています。東京の街並みや夜景なんて想像以上にキレイなんですから!普通は見られない景色に出会えるのも釣りの魅力ですね。

それから、釣れること以上に快適なのもボートをチャーターしている大きな理由です。海釣り公園など岸から釣りを楽しめる場所もありますが、魚が近くにいるとは限らないうえに、人気の場所は大混雑していることが多い印象です。肩身を狭くして少ないチャンスに賭けるより、ボートで魚のいるところまで行って広大な海で快適に釣りを楽しみたいと思いませんか?

周囲に気を遣わず自分たちのペースで楽しめるので、ビギナーを誘っていくときもボートチャーターがいいですね。しかも、一部のツアー会社では釣り具をすべてレンタルできるところがあるので、道具を持っていない人はもちろん、手ぶらで気楽に参加できるのもうれしいポイント。仲間とたまたま釣りの話で盛り上がったときに、「これから行っちゃう?」的なノリで釣りができるんです。もう感覚的にはカラオケやボーリングと一緒。釣り好きから言わせていただくと、こんなに身近に楽しめるなんて幸せの極致です!!!

大海原に向かって渾身のフルスイング!初心者のそめちゃんも、少し練習したらこの通り。ルアーをカッ飛ばして、日頃のストレスもスッキリ(笑)


釣りをスポーツ感覚で楽しめるルアーフィッシングが気持ちいい!


東京湾でボートから狙う代表的な獲物はシーバスの愛称で親しまれている魚“スズキ”。体の大きさによって呼び名が変わる出世魚で、30cm以下だとセイゴ、30~60cmでフッコ、60cm以上になるとスズキと呼ばれるようになります。

東京湾を舞台にしたルアーフィッシングで、もっとも代表的な獲物といえばシーバス。10月以降のハイシーズンには、80cm以上の大物も狙えます


シーズンを問わず釣れる魚で比較的釣りやすいことから、ルアーと呼ばれる疑似餌を使った海釣りでは非常に人気が高い魚なんです。ちなみにルアー釣りは手が釣り餌で汚れたり臭くなったりしないので、帰りの電車で周囲の冷たい視線を浴びることもなく安心(笑)。さらに海に向かってキャスティング(竿を振って投げること)するだけでもめちゃくちゃ気持ちいいんです!シュルシュル〜っと糸を引っ張りながらはるか遠くの海上まで飛んでいく様は、ゴルフの打ちっぱなしで遊んでいるような爽快感。仲間とどちらが遠くまで飛んだかを競い合ったり、より正確にルアーを投げたりと、一種のスポーツをしている楽しさが味わえます。

コツさえ掴めれば初心者でもルアーはカッ飛んでいきます。足元にルアーを落として、海底から巻き上げるだけでも釣れる時は釣れるんですけどね。


釣りの道具を持っていなくても問題なし!全道具をレンタルできるツアーもあるので初心者同士で楽しみたいときなどはレンタルに頼っちゃいましょう


褒め上手な船長にのせられてビギナーでも思わず熱中しちゃいます!


釣りのツアーは全国で実に数多く開催されていますが、僕の体験上、都内近郊で抜群に満足度が高いツアーといえばTHE SEAMAN(ザ シーマン)主催の「《釣り道具フルレンタルつき》貸切チャーター便4時間コース」です!

コース名にある通り、 釣り道具を持っていない方のためにレンタルの釣り道具一式を用意してくれています。また、こういった道具の面だけではなく、THE SEAMANでは経験を問わず参加者を全力でサポートしてくれるところが素敵!キャスティングの仕方をはじめ、ビギナーでも釣れるように船長さんが丁寧にレクチャーしてくれます。なかなか釣れないときは、あらためてルアーの選別もしてくれます。すごく気さくで優しい方なので、気兼ねなく質問や相談ができるのもビギナーにとっては安心できるポイントですね。うまく釣り上げたときは思いっきり褒めてくれるので、めちゃくちゃテンション上がりますよ(笑)!

そして、その間に釣りにどっぷりハマっている僕はマニアックな自分の釣りに集中できるわけです!最高でしょ?

ビギナーに一からルアーフィッシングをレクチャーしてくれる気さくな船長。わからないことは何でも教えてくれるので安心感が違います!


道具やテクニックだけではなく、釣りで大事なのはいかに獲物が多いポイントを見つけられるかというところ。その点もTHE SEAMANは抜かりなし! 毎日に海に出ている船長が、その瞬間に獲物がもっともいそうな場所を探知。当然ながら魚群探知機なども活用しますが、長年の経験と豊富な知識を持つからこそ見つけられるポイントへと迅速に案内してくれます。自然が相手なので確実に釣れるわけではありませんが、岸から釣るよりも圧倒的に釣れる確率が高いので、きっと“釣りの楽しさ”を存分に楽しめる体験ができるはずです。何よりも、なんとしてでも“釣らせてあげたい”という船長の気持ちがヒシヒシと伝わってくるツアーなので、そんな環境で釣りができること自体、釣り人にとって最高だと思います。

僕の釣りへの愛に刺激されて(笑)釣りをしてみたくなった人はもちろん、「仕事帰りにちょっと気分転換がしたい」とか「仲間との絆を深める時間を過ごしたい」という人は、ぜひともTHE SEAMANのツアーに参加してみてください。きっと“とびっきりのひととき”が過ごせるはずですよ!

これまで培った経験と知識、そして魚群探知機を活用して獲物が多く潜むところへ移動。界隈の海を知り尽くした船長ならではの穴場へと案内してくれます


ポイントに到着後は、船長のアドバイスに従ってキャスティングすればOK。手厚いサポートがあるからこそ、釣りに集中できます


ルアーにかかった魚を糸を巻いて引き寄せたら、あとは網ですくい上げるだけ。慌てなくても船長がサッとすくってくれます!


そとあそびナビゲーター直伝!船酔いが苦手な人もこれでシーバスツアーが楽しめます


最後に、海で釣りをしてみたいけど船酔いが心配……という人のために、鈴木流の船酔い防止術をご紹介します! 僕自身、船酔いに弱いほうなのですが、この防止術でかなり防げているのでおすすめです。ちなみに僕がよく飲む酔い止め薬はアネロン【エスエス製薬】。個人差があると思いますがいろいろ試した結果、この薬がいちばん効いている気がしています。

【鈴木流 船酔い防止術】

①睡眠不足は厳禁!(一番大事な気がします)

②胃に刺激を与えるものは食べない!(僕の場合、お腹が空いた時はいつもバナナです)

③コーヒーや柑橘系ジュースなど、胃を刺激するものは飲まない!(最終的に水が安心)

④出船の30分前に酔い止め薬を必ず飲もう!

⑤船の排気ガスを絶対に吸わないように!

⑥船上で手元を凝視するような細かい作業は長時間しない!(僕は10分以上でアウトです)

⑦酔ったとしても簡単には認めない(笑) 病は気からです!

船酔い防止術を実行すれば、酔いやすい僕でもこんなに笑顔で釣りが楽しめます!効果の有無は人それぞれですが、ぜひ一度試してみてください!


浅野祐介/ウォーカープラス編集長

ウォーカープラス編集部 Twitter