浅倉秋成さんの大ヒットミステリー小説を実写映画化した「六人の嘘つきな大学生」が2024年11月22日(金)に公開される。本記事では、映画に登場する6人の大学生の見た目や出身大学、性格やスペックなど現時点で解禁されている映画のキャラクター情報とともに、原作から見えてくる特徴的な“人物像”を原作から抜粋して紹介。映画から得られるキャラクター情報を原作で補足することで6人の性格をより深く理解し、どのようなストーリーが展開されるのか想像してみてほしい。
大ヒット小説が待望の映画化!
映画実写化でメガホンを取ったのは、「キサラギ」(2007年)で第50回ブルーリボン賞作品賞、第31回日本アカデミー賞優秀作品賞・優秀監督賞などを受賞し、その後も「ストロベリーナイト」(2013年)、「ういらぶ。」(2018年)など多数の話題作を生み出した佐藤祐市監督。脚本は、ドラマ「毒島ゆり子のせきらら日記」で第35回向田邦子賞を受賞し、話題のテレビドラマや映画の脚本を手掛けてきた矢島弘一さんが担当する。
密室劇と青春ミステリを掛け合わせた原作
2021年に刊行されるやいなやさまざまなランキングを席巻、現在までに累計50万部を突破した浅倉秋成による大ヒット小説「六人の噓つきな大学生」(角川文庫刊)。就職活動を舞台に6人の登場人物の裏の顔が巧みに暴かれていく“密室サスペンス”要素と、暴かれた嘘と罪の真相を検証しながら自らの人生と向き合っていく“青春ミステリ”要素を掛け合わせ、ラストでの怒涛の伏線回収が反響を呼んだ。
浜辺美波さんや赤楚衛二さん、豪華なメインキャスト6名
映画では“六人の大学生”の出演者が発表され、その豪華な顔ぶれが話題となった。早稲田大学の学生で、洞察力に優れた主人公・嶌衣織を演じるのは浜辺美波さん。そして、嶌と第二次面接で出会う立教大学の学生で、まっすぐな性格の波多野祥吾を演じるのは赤楚衛二さん。慶応義塾大学の学生で、冷静かつ的確なリーダーシップを執る九賀蒼太を演じるのは佐野勇斗さん。
さらに、語学力と人脈に絶対的自信を持つ学生・矢代つばさを山下美月さんが、公認会計士の資格を持つ森久保公彦を演じるのは倉悠貴さん、スポーツマンでムードメーカー的存在の袴田亮を西垣匠さんが演じる。
6人の見た目や性格は?プロフィールを紹介!
嶌衣織(しま・いおり)/浜辺美波
・大学名:早稲田大学
・性格:洞察力に優れている
・スペック:洞察力〇/情報処理〇
【原作から抜粋した情報】
・小柄で色白、そこはかとないあどけなさを残す清純派女優系の美人
・内に秘めたるやる気や行動力、頭脳の明晰さは言葉を交わしただけで伝わってくる
・学生時代は学業に専念。2年次にはGPA(大学の成績評価指標)で3.51を記録し、報償型奨学金制度の対象となった
・ジャスミンティーが好き
波多野祥吾(はたの・しょうご)/赤楚衛二
・大学名:立教大学
・性格:まっすぐな性格で6人の中のムードメーカーとなる
・スペック:学力△/スポーツ△
【原作から抜粋した情報】
・街をたまにぶらぶらするだけの散歩サークルに所属している
・常々“普通にいい人”を目指して生きている
・新しいものに挑戦する探究心は人並み以上に持ち合わせているつもり
・九賀からは「総合力が最も高い上に弱点が少ない」と評されている
九賀蒼太(くが・そうた)/佐野勇斗
・大学名:慶応義塾大学
・性格:フェア(公平)を愛し、冷静かつ的確なリーダーシップを執る
・スペック:統率力〇/将来性〇
【原作から抜粋した情報】
・彫刻さながら堀の深い目鼻立ちに、少し太めの眉
・俳優デビューをしても何ら問題ないのではないかと思うほど端正な顔立ち
・話し方、物腰、眼差し、どれをとっても爽やか。言葉の端々に知性が滲み出る
・学生時代はイベントサークルを立ち上げ、最終的には100人規模の大型イベントを開催した
矢代つばさ(やしろ・つばさ)/山下美月
・大学名:明治大学
・性格:国際文化を学び、語学力と人脈に絶対的自信を持つ
・スペック:語学力〇/人脈〇
【原作から抜粋した情報】
・どこかの女性誌のモデルのような見た目
・ファミレスのチェーン店でバイトをしている
・国際問題に興味があり、学生時代は積極的に海外旅行に出かけた
・国境を越えたコミュニケーション能力と対応力
森久保公彦(もりくぼ・きみひこ)/倉悠貴
・大学名:一橋大学
・性格:口数が少なく冷静な性格だが分析力に優れ、公認会計士の資格を持つ
・スペック:知識〇/分析力〇
【原作から抜粋した情報】
・見るからに賢そうな縁なしの眼鏡と鋭い目つき
・誰よりも言葉数が少ない
・作成した資料にはスピラリンクスに対する情熱と執着が感じられる
・学生時代はインプットに力を入れ、ビジネス書を中心に1000冊以上を読破した
袴田亮(はかまだ・りょう)/西垣匠
・大学名:法政大学
・性格:高校時代は野球部のキャプテンでスポーツマン。ムードメーカー的存在
・スペック:体力〇/コミュ力〇
【原作から抜粋した情報】
・ごつごつとした岩のような見た目だが笑顔がかわいい
・高校時代は野球部キャプテン
・森久保に「いつも静かに全体を見回しているバランサー」と評される
・「気合と根性は誰にも負けません」「チームの和を乱すやつは大嫌いなんで」が口癖
“観ている間の自分の感想”を忘れないようにしてほしい
すでに試写で映画を見た原作者・浅倉秋成さんは「すごくおもしろかったです!活字と映画の違いというか、役者さんの芝居が乗ることのすごさというか、説得力の違い……そういったことを感じました」と喜びを語った。そして、映画を楽しみにしている人に向けて「“観ている間の自分の感想”を忘れないようにしていていただいたら、おもしろいんじゃないかなって思います。そういうのを忘れずに覚えておいていただけると、自分にとっておもしろいことになるんじゃないかな?と思います」とメッセージを述べた。浅倉秋成さんが仕掛ける究極の心理戦と観客を翻弄する映像は必見だ。
【映画ストーリー】
成長著しいエンターテインメント企業の新卒採用の最終選考に残った6人に与えられた課題は、1カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションするというもの。6人の学生は互いに交流を深めていくが、本番直前に課題が変更され、たったひとつの「内定の席」を奪い合うライバルになった。内定を賭けた議論が進むなか、各々の個人名が書かれた6通の封筒が発見される。その中の一通には、「●●は人殺し」だという告発文が入っていてた。彼ら6人の嘘と罪とは。そして「犯人」の目的とは――。
(C) 2024「六人の嘘つきな大学生」製作委員会