ペットフードメーカー「ミシュワン」が、「トータルケアジェル Total Care Wan(⽝⽤)」と「トータルケアジェル Total Care Nyan(猫⽤)」を発売。3歳以上の成犬の80％程度が口腔内トラブルである歯周病にかかっていると言われているなか、本商品は、ペットの飼い主や同社社員からの“こんな商品があったらいいのに”という声に応え、⼝腔ケアおよび全⾝の保湿ケアへの有効性が期待できる商品として開発されたもの。
本記事では、ペットフードメーカー「ミシュワン」の商品を監修する獣医師の大森貴裕先生の解説をもとに、犬の口腔内トラブルやケアについて、「トータルケアジェル Total Care Wan(⽝⽤)」(5779円/初回特典として⻭ブラシつき)を用いた、正しいペットの歯磨き方法について紹介する。
歯周病って？
⻭周病とは、歯垢に潜む細菌が原因で⻭茎が腫れたり(⻭肉炎)、⻭を支える⻭の周りの組織に炎症を起こしてしまう病気(⻭周炎)の総称です。 ⻭周病が進行すると、⻭が抜け落ちてしまったり、⻭を支えているアゴの骨が溶けてアゴを骨折してしまったり、⻭に触れている頬が炎症を起こして頬に穴が空いてしまう、といった深刻な症状を引き起こす危険性があります。また、口腔内の病気に限らず、炎症部位の血管に細菌が入り込み、心臓病や腎臓病の引き金になることもある非常に恐ろしい病気です。
昨今、愛犬が食べる食事が多様化しているなか、歯周病にかかる危険性が高まっていると言われています。新型コロナウイルス感染症の流行を起因としたペットブームによって、小型犬を飼う方が増えたことも要因かと思いますが、実際に特に口が小さくて口腔内ケアがしにくい小型犬の⻭周病が増えているようです。
歯周病を含めた口腔内トラブルの予防には、歯や歯の周りの組織に細菌が溜まらないよう清潔に保つケアが必要です。正しい方法での歯みがき、歯みがきを嫌がる愛犬には歯みがきトレーニング、また口腔内用のジェルを用いてそもそも汚れがつきにくくする、というケアが重要になってきます。
トータルケアジェルの特徴は？
「トータルケアジェル Total Care Wan(⽝⽤)」「トータルケアジェル Total Care Nyan(猫⽤)」の最大のポイントは、カニ殻などの甲殻類の外皮から「キチン」という天然由来成分の糖質をナノレベルの超極細繊維(10～20ナノメートル)の状態で配合していることです。繊維の緻密で強固な被膜により、口腔内ケアのサポートに活用できたり、薄い被膜が皮膚を外部の刺激から守り、皮膚の乾燥や荒れへのアプローチにも活用できます。
使用方法は、適量を気になる部分に直接塗るだけです。ベタつかないので、愛犬・愛猫が嫌がらず、塗りやすい処方設計となっています。「ミシュワン」のペットフードと同様、ヒューマングレード品質で、シリコン、香料、着色料、紫外線吸着剤、アルコール、漂白剤、発色剤、鉱物油が不使用です。また、キチンは天然由来成分のため、生分解性が高く、環境に対する負荷が低い持続可能な材料で愛犬や愛猫の安全はもちろん、地球にも優しい商品です。
気になるトータルケアジェルの使い方として、歯ブラシと併用して歯磨きジェルとして使うことができます。歯ブラシと併用することで、歯石の元となる歯垢の蓄積を防ぎます。また、歯石予防により、口腔内環境を整え口臭予防にも効果が期待できると言われています。犬歯や奥歯などの歯垢や歯石がつきやすい歯から丁寧に磨いてあげましょう。歯茎の後退にも繋がるため、力を入れず、優しく磨くことがポイントです。
口内ケア以外にもマルチに使える
トータルケアジェルは名前の通り、口内だけではなくさまざまな皮膚トラブルにも使用できます。口周りでは、被毛やひげに使用することで、よだれやけによる毛の変色などにアプローチすることができます。そのほか、目元のお手入れとして拭き取りケアをすると、目元の毛並みも整い、清潔に保つことができます。また、犬は鼻・肉球で体温を調整すると言われており、人の靴のような役割を持っています。肉球は、歩いたり走ったりしたときの衝撃を吸収し、関節や骨をサポートします。日常で疲れ切った肉球も、トータルケアジェルでしっかりお手入れしてあげることで、保湿が保たれ、より良い状態を維持することができます。
愛犬のよりよい暮らしのために
歯磨きを嫌う犬も多く、ペットの口内ケアに悩みを持つ人も少なくないはず。最初は指にジェルをつけて、口周りをタッチするなどして、ケアに慣れさせてあげることから始めてみると、徐々に歯磨きができるようになるケースも多いのだとか。トータルケアジェルは、口腔内トラブルへのケア対策だけでなく、肉球、毛並みのお手入れにも使えるマルチアイテム。愛犬のより良い暮らしのために、気になる人は一度チェックしてみよう。
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