「愛されたがりの白猫ミコさん」を連載中の久川はる(@hisakawa_haru)さんは、実際に白猫のミコさんと一緒に暮らしている漫画家で、大の愛猫家だ。その愛情の深さゆえにミコさんの描写が秀逸!穴が空くほど観察していないと描けないような猫の何気ない仕草やエピソードが盛り込まれており、元々の久川さんのファンはもちろん、猫好きの間で評判の猫漫画となっている。
今回紹介するのは、猫の日光浴に関するエピソード。猫はひなたぼっこが大好きな動物だが、ミコさんも然り。窓とカーテンの間がお気に入りのポジションで、窓ガラスから差し込むポカポカとした日差しに当たって日光浴を楽しんでいる。そんなミコさんを一歩下がった場所に正座し、ひたすら見守る久川さんはあることに気付いた!!
SNSに投稿すると「わっかるー!これ、かわいいですよね!」「なぜかきれいに倒れるよなぁ」という共感の声も!さらには、「うちの真っ黒な犬もこれやってます…wなでるとあつあつw」「我が家のイッヌもですw日なた→日陰→日なた→日なた→水分補給」という犬派の票も集めた。久川さんにこのエピソードについて話を聞いてみた。
――ミコさんがこの行動をするのは冬場限定でしょうか?
いえ、晴れて日差しが暖かい日は、1年中いつでもよくやっています。朝起きて、ミコさんがいないなーと思って探すと、だいたいカーテンの裏で満足げに寝ています。
――カーテンの裏はお気に入りスポットなんですね!
はい。でも、そうかと思ったら、急に押入れの段ボールの上がお気に入りになって出てこなくなったり、私が仕事に使っている液晶タブレットの裏でお昼寝する日が続いたり…。猫って気まぐれですよね。でもきっと、気候に合わせて自分にとって一番居心地のいい場所を選んでいるんだと思います。
――日光浴後に急に真横に倒れられると驚きますね。猫はよくゴロンと倒れますが、ミコさんの場合、ちょっとどんくさいところもあるので心配しますね。
そうなんです!!ミコさんは寝ぼけて猫用ベッドから転がり出てきたり、高いところになかなか登れなかったりするので、ゴロンと真横に倒れられたときは本気で熱中症を心配しました。
――読者の人たちから「コタツでよくやります」という意見がありましたが、ミコさんはコタツではどうでしょうか?
冬はミコもコタツでもよくやっています!コタツの真ん中を占領してしっかりあったまって、出てきて水飲んで冷たい床で涼んで…って本当にサウナですね(笑)。人間がコタツに入ると、足を枕にして寝たり、膝にのって動かなくなったり…人間よりもコタツを楽しんでいるなと思います。
今回紹介した漫画「愛されたがりの白猫ミコさん」はSNSで評判となり、2023年12月14日に書籍化。現在、好評発売中の話題作だ。これまで久川さんは「ジャンプSQ.」(集英社)や「ジャンプSQ.RISE」(集英社)、「少年ジャンプ+」(集英社)などで少年漫画を描いてきた経歴を持つが、猫が好きすぎるゆえにミコさんを飼ってからの日々を忘れないように漫画化。こまめにSNSにアップしていたところ、それが評判を呼んで書籍として発売する運びとなった。書籍にはミコさんとの出会いのエピソードなどの描き下ろし作品も多数収録しており、ファン垂涎の一冊となっている。もちろん、久川さんのSNSでは変わらずにミコさんの漫画や写真を随時更新しているので、X(旧Twitter)やTikTok、Instagramもチェックしてみよう。
取材協力:久川はる(@hisakawa_haru)