猫は声や匂いだけでなく、見た目でも一緒に暮らす飼い主や仲間の猫たちのことを覚えているのだろうか?そんな素朴な疑問に対し、ひとつの答えとも取れる漫画を投稿したのは、もちこ(@mogutchecho)さん。現在19匹の猫と暮らしており、「アルファポリス」にて「猫まみれ主婦の日常」を連載中の漫画家だ。
もちこさんが「猫の記憶力」と題してSNSに投稿した今回の漫画の主役は、ティオとフィリア。ティオはミヌエットの男の子で、脚長・長毛猫、フィリアはマンチカンの女の子で短足・長毛猫だ。少し気が強いフィリアだが、イケ猫のティオのことが大好きで2匹は大の仲良し!ある日、ティオがペットサロンへ行き、サマーカットしてもらって帰宅した。待ち構えていたかのように「おかえりー」と出迎えにいったフィリアだったが、キャリーバッグから出てきたティオを見て愕然!その場にいたほかの猫たちもザワザワし始めた。全猫がザワついたティオの姿とは?「シャー!!」「シャー!!」と一斉に威嚇されるほどの姿とは一体…!?この件についてもちこさんに詳しく話を聞いてみた。
――ティオがサマーカットしたのは、このときが初めてだったのでしょうか?また、この事件後、ティオのサマーカットはどうしているのでしょうか?
いえ、初めてじゃなくて3、4回あります。ただ、顔や地肌が見えるくらいまで短くカットされたのは、このときが初めてでした。このときは、ティオの毛玉がガチガチに固まっていて、ひどい状態だったので地肌ギリギリまでカットしたと、お店の方が話していました。顔回りをカットしたのは“全体のバランスを見て”とのことでした。この事件のあとは、ちょうどコロナに入って行けなくなり、今は私がカットしています。
――数日でティオと気付くかと思いましたが、長引きましたね。匂いだけでは本人(本猫)と認識してもらえないんですね。
実は私も迎えに行ったときに、作業台の上にいる猫がティオだと理解するのに少し時間がかかりまして(苦笑)。ティオを前にしてお店の人に「うちのティオは?」と尋ねてしまって、「目の前にいますよー」と笑われちゃいました(笑)。見た目が違いすぎたので、うちの猫たちは大丈夫かなとちょっと不安がよぎりましたが、まさかここまでの事件になるとは思いませんでした。猫は匂いだけじゃなくて見た目でも判断してるんですね。私も意外でした。
――一緒に暮らす猫たちに威嚇され続けたときのティオの様子は?
とても落ち込んでいました。猫も落ち込むんだと思いました(笑)。
ティオだと認識されずに威嚇される日が数日続き、もちこさんは「どうしたものか…」と頭を悩ませていたが、この問題を解決すべくある策を思いつく!作中にも描かれているのだが、猫を飼っている筆者が読んでいても「いやいや、無理でしょ」と思えた策だったが、これが意外や意外、大成功!このもちこさんの策にも注目だ。
もちこさんは現在、「アルファポリス」にて「猫まみれ主婦の日常」を連載中。X(旧Twitter)やpixivにも猫漫画を頻繁に投稿しており、猫好きの人にはたまらないかわいいエピソードが満載!更新ペースは不定期とのことだが、コンスタントにアップされているのでぜひ覗いてみて!
取材協力:もちこ(@mogutchecho)