早朝4時、愛猫・麦くんの「おなかすいた」という圧で目が覚める。そんな姿を見て「下僕を極めし者」という称号を得た、麦パパ(39)。こんなにも麦くんを愛しているのに、麦パパはいつまでも下僕のまま、膝にも乗ってもらえない。今回は麦ママ(@mugi0.715)さんのネコ漫画「笑う門には麦がいる」より麦パパの無性の愛を描いた「下僕の起こし方」を紹介する。
愛猫・麦くんとの生活を描く麦ママ(@mugi0.715)さん。Instagramのフォロワーは12万人を超え、ライブドアブログでネコ漫画「
笑う門には麦がいる
」を連載中だ。麦くんは麦ママさんが大好きだけど、なぜか麦パパには冷たくて…!?そんなツンデレな麦くんを丸ごと愛おしむ家族の物語を描く。
早朝4時、目が覚めた麦くんは「おなかがすいたにゃ~」と一目散に麦パパの元へ
猫の朝は早い。早朝4時、目が覚めた麦くんは「おなかがすいたにゃ~」とスタスタと麦パパの元へ。大好きな麦ママを起こさず、下僕の称号を得た麦パパのところへ一目散である。麦くんがパパの前に座って静かな圧をかけると「にゃー」とも鳴いてないのに、パパはむくりと起き上がる。「はいはい、ご飯ね」と、起きるその姿を見て、麦ママさんは「下僕を極めしモノ」と称号を授けた。
麦パパが麦くんに優しいのには、理由がある。「麦が夜中に鳴いて、坊(0)が起きるのを防ぐため、麦が鳴く前に起きようと思った」と言うのだ。妻と息子想いな夫の鏡だ。しかし、麦ママは「坊が泣いてもすぐには起きないのに、どうして麦の圧では一瞬で起きられるの?不思議で仕方がない」と、不満をもらす。
さらに下僕を極めたのは、無自覚の回。朝4時に起きて麦くんにご飯をあげたことを全く覚えていなかった麦パパ。「普通に麦にしゃべりかけてたんですけど、あれを覚えてないとか怖すぎます」(麦ママ)。無意識に餌をあげていた行動に「さすが、下僕の鏡!」「俺もまだまだだな」と50を超えるコメントが届いた。
麦パパの報われエピソードは少ない。「自分のお小遣いでおもちゃをたくさん貢いで、たっぷり遊んで、早朝麦が起こしに来てもちゃんと対応して…。あんなに下僕っぷりを発揮しているのに…麦には甘えてもらえません。それはそれは見ていて切なくなるほどに…。でも本人は、塩対応されてもとても幸せそうなので、これはこれでいいのかなと思っています(笑)」。報われない麦パパの無償の愛が届く日は来るのだろうか?
取材協力:麦ママ(@mugi0.715)