令和の運動会は【徒競走でビデオ判定!?】午前終了でお弁当なし「うちもです!!」と共感の声が殺到【作者に聞く】

2024年5月17日

10月に開催されることが多かった運動会だが、昨今では5月に開催する学校が急増。新しい学年になって最初の大きな行事とあって、お子さんを持つ家庭では子どもの成長した姿を見るのが楽しみという人も多いのではないだろうか?3人の子どもたちの母親であるユウコトリトリ(@yuko_toritori)さんもそのひとりなのだが、昨年の運動会で驚いたエピソードがあるようで…!「令和を感じた運動会」と題してInstagramに投稿すると、共感する人たちであふれかえった。ユウコトリトリさんはどのようなところに「令和」を感じたのだろうか?

どのような点に「令和」を感じたのか?ユウコトリトリ(@yuko_toritori)


「お弁当ないのラクだけど、寂しいですよね」「お弁当もだけど、午後イチにやってたPTAのパパたちのリレーとか先生たちの綱引きとかなつかしいな!」と、“令和の運動会”から消えてしまった種目をなつかしむ声も多く寄せられた。ユウコトリトリさんが漫画に描いた“令和の運動会”の様子を見て、「リレーもないんですか?それは驚きです」という驚愕の声や、「うちはとうとう、徒競走もなくなりました…。午前中で終わらせるために削ったそうです」「フォークダンスもそういえばありませんよね」「最近は組体操も見かけません」といった全国各地からの報告が相次いだが、なかには、「我が子の小学校は今年から午後の競技が復活しました。せっかくお弁当作らなくてよくて楽だったのに最後の年で復活するとは…(笑)」と、世間の傾向と逆行している学校もあるようだ。ユウコトリトリさんに“令和の運動会”について話を聞いてみた。

「我が子のほうが速かった!」とトラブルにならないように最新の機材を導入!?ユウコトリトリ(@yuko_toritori)


――作中に出てくる競技名、おもしろいですね!

競技名は一部フェイクを入れています。でも、どれも今時の世相や“令和み”を感じる競技名で、先生のセンスがキラリと光ってました。個人的には、わりと毎年楽しみしているポイントです!

――徒競走にビデオ判定…というのに驚きました。ユウコトリトリさんのお子さんの学校では、いつから導入されたシステムでしょうか?

導入されたのは昨年(2023年)の運動会からです。ゴールラインの真横にタブレットを構えた先生が立って録画を行っており、目を疑いました。

――確かに「まさか運動会で!?」と驚きますよね。

はい、最初は撮影者が先生だと気づかず、「立入禁止の場所で堂々と撮影している!!とんでもない保護者だ…」と思っていました(笑)。それにしても、運動会でもビデオ判定が導入されるとは…時代を感じますね。

ただの「玉入れ」「徒競走」という競技名にするより、ワクワク感が増すネーミングだユウコトリトリ(@yuko_toritori)


ちなみに運動会の開催時期について、近年は5月に開催される小学校・中学校が増えたが、そもそもなぜ10月に定着していたのだろうか?運動会のルーツは明治時代までさかのぼるのだが、10月開催の理由のひとつに、農業の閑散期だったことがあげられる。当時は子どもも重要な労働力に換算されていたため、収穫が終わって一段落したころに運動会は行われていたのだとか。また、1964年(昭和39年)に日本で初めて開催された東京五輪が10月に開幕したことも、「スポーツの秋」のイメージを定着させる一因となっていると考えられる。

しかし近年、5月に開催する学校が急増。その動きも一体なぜなのだろうか?理由はそれぞれの学校の事情によっても異なってくると思われるが、10月に比べ5月は晴天が多いことも理由のひとつと言われている。また、10月開催の場合は練習期間が9月となり、まだ残暑が厳しい9月には熱中症の恐れもあるため、5月に移行する学校も増えたのだとか。

午前中で終わるのはラクだが、その分、削られた種目も多くて物足りなさも…?ユウコトリトリ(@yuko_toritori)

ユウコトリトリさんのブログ「カエル母さん!ときどき柴犬」やInstagramでは子育てあるあるや柴犬あるあるを配信していて、フォロワーたちから大好評!この記事を読んで興味を持った人はぜひのぞいてみて!

取材協力:ユウコトリトリ(@yuko_toritori)

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