茶トラの「ミル」、白黒ハチワレの「ポッちゃん」、黒猫の「朔ちゃん」の3匹の猫の世話を焼く日々を描いた漫画が注目を浴びている藤緒ミルカ(@mirumirupakupa1)さん。公式トップブロガーとして認定されているアメーバブログやX(旧Twitter)に漫画を投稿している一方、ウォーカープラスでも人気の漫画を紹介している。
今回は、春ならでは(!?)の藤緒家の様子を描いた漫画をお届け。さらに作者の藤緒ミルカさんにも、本作について話を聞いた。
ドアを開けるのが大好きなポッちゃんだが、春になると家中のドアは開け放たれてしまう。そんなとき、唯一開けられそうなドアを発見!喜んで勢いよくバーンと開けたその先には…見てはいけない光景が!!
本作で描かれた出来事に関して、藤緒さんに話を聞いてみた。
―—ポッちゃんは閉まっているドアを開けられるということですが、どうやって開けているのでしょうか。ドアノブのところに飛んで手をかけているのでしょうか…?
まさしくそのとおり!開き戸の、横になってるレバー式のドアノブを目掛けてジャンプして、押し入ります。人間のように「開けて、入る」という動作ではなく体当たりなので、毎回ガチャーン!というすごい音がして「またどこか開けたのか…」といった具合です。しかも面倒なことに部屋に入ったあと、ドアを押して閉めてしまうことが多いので、セルフで閉じ込められて「出られなくなったー!」と助けを呼ぶところまでがセットになっています。
もういちいちセルフ閉じ込めのポッちゃんを救出しに行くのが煩わしいので、最近はできるだけドアを開け放しているのですが、そういえばあまりドアの開閉の音を聞かなくなった気がしますねぇ。おもに開けて怒られていたのが娘の部屋だったんですが、その娘も実家を出てひとり暮らしをしているからでしょうか…ポッちゃんは娘の部屋のドアを開けることはなくなってしまいましたね。でも、リビングのドアでも閉まっていれば開けることがあるので、別に聞き分けのいい子になったという訳ではないようです。
――ブログに「(ポッちゃんは)ドアを、押して開けるのはできるけど引いて開けるのはできないと思ってた(けど開けられた)」と書かれていましたが、引いて開ける場合は、手の力だけで開けているのでしょうか?
そうなんです、手の力で開けるんです。今回全開にされてしまったドアは、まぁ半開きの状態でしたから…隙間に手を入れて勢いよく開けられてしまいました。まさに漫画のとおり。しかも、うれしそうというか満足そうな顔をして。
あと、パントリーのドアもたまに開けられます。ここはドアノブでの開閉じゃないんですが開き戸だと床との間に若干の隙間があるじゃないですか。そこに爪を入れてガリガリっといくんです。賢いのかなと思って最初のうちは「あらすごーい!こんなこともできるのぉ?」なんて言ってましたが、ただの迷惑ですよね(笑)。
――ちなみに、ミルちゃんや朔ちゃんは、まったく開けようとしないですか?
開けませんねぇ。閉まってるところは入れないものとして受け入れてると思います。でも、真夏や真冬はエアコンをつけますから当然ドアは閉め切ってまして。そういう場合、ミルに限ってはドアの前で鳴きます。「ボクです。開けてくださーい」って。これもまた賢いなぁと思ったり、かわいかったり面倒くさかったりで微妙な気持ちにさせられます。
開けるのはいいけれど、見られたくないところを開けられたらちょっと困る…。でも、かわいいから許しちゃう!?
取材協力:藤緒ミルカ(@mirumirupakupa1)