愛猫家の清水めりぃ(@zatta_shimizu)さんは、X(旧Twitter) やブログなどでネコ漫画を公開している。Xのフォロワー数は4.7万人(2024年5月15日現在)、「ブラック企業の社員が猫になって人生が変わった話6 くろべぇの場合」の書籍も発売している。今回は同シリーズで主人公が突然猫になった回をお届けするとともに、著者に主人公がいつ頃から猫になりたかったのかなどについても伺った。
ブラック企業に勤務するハチ谷光君は来る日も残業。週に3日家に帰れたらいいほうで、インスタントやコンビニ弁当ばかりを食べて過ごす。
しかし、ハチ谷君には同じブラック企業で働いて猫になったモフ田さんのように、自分も猫になりたいという夢がある。そして、「目が覚めて猫になっていたら…」といつも思っている。
今日は打ち合わせで会社にモフ田さんがやって来る。ハチ谷君はモフ田さんを見つけると、初対面ながら自分がファンであることを告白。そして、残業代が出ないことやパワハラなどについて打ち明ける。
ハチ谷君はモフ田さんに励まされ、今の会社を辞めて転職を決意!しかし、転職活動スタートの朝、目が覚めるとなんとハチ谷君は猫になっていたのだ。
――モフ田さんのアドバイスがハチ谷君の心に響いたようですね。ハチ谷君はずっと前からブラック企業を退職したいと考えていたのでしょうか?
ハチ谷くんは退職のことよりも、ずっとモフ田くんのことを考えていたと思います。頭の端っこには退職のこともあったと思いますが、仕事のことと猫になるという希望が彼を占めていましたね。
――現在ブラック企業で働いている読者の方にメッセージをお願いします。
これは一概に言えないですね…。ブラック企業で苦しい思いをしていたり精神や体調を崩しているのであれば、辞めたほうがいいとは思います。ですが、人にはいろんな事情がありますし、ブラック企業であっても何かしらよい部分があるかもしれませんし、なんらかの背景があって一時的にブラック状態なのかもしれません。忙殺されて自分を見失わないように気をつけてくださいね。
果たして、猫になったハチ谷君の転職活動はうまくいくのか気になるところだ。本シリーズにはさまざまな猫が登場するので、猫好きの方にはぜひ一度読んでほしい!
取材協力:清水めりぃ(@zatta_shimizu)