甘えん坊の愛猫・麦くんのところに赤ちゃんが生まれた。大好きな麦ママさんと一カ月間離れていたこともあり、愛猫・麦くんは坊くんが寝ている間に甘え倒す。麦くんにとって坊くんは言わば「ライバル」?そんな麦くんのしっぽを坊くんがわしづかみしてきて…?Instagramのフォロワー12万人を超える、愛猫・麦くんとの生活を描く麦ママ(@migi0.715)さん。ネコ漫画「笑う門には麦がいる」は、毎回2万いいねを超える人気の作品。今回は、麦ママさんに愛猫・麦くんと長男・坊くんの関係について話を聞いた。
通りすがりに坊くんにしっぽを掴まれた!「油断した!」という複雑な顔をした愛猫は?
坊くんがハイハイできるようになり、今ではほんの少し仲良くなった2人。しかし、まだ動くことができなかった「坊が生後7カ月当時のふたりは、今思うととても距離があったと思います。坊の存在にビビり倒す麦は、できるだけ近づかないように過ごす毎日でしたね」と、麦ママさんは振り返る。
そんな微妙な関係性ということもあり、しっぽをむぎゅと坊くんにつかまれた瞬間、麦くんは「油断した!」という複雑な顔に。「坊の存在をしっかり認識していて、“優しく扱わなきゃいけない相手”だと思い始めてくれていたようです。尻尾をむぎゅっとつかまれてしまっても、反撃せずにいてくれました。片や坊はこのころ、麦のことを認識して笑うものの、今ほどの興味はなかったと思います」
少しの間、我慢していた麦くん。手を拭こうと坊くんの手のひらをみると、麦くんのしっぽの毛がにぎられていた…。見た目以上に力が強い赤ちゃんにつかまれたのにもかかわらず、麦くんは怒らずに待っていてくれたようだ。
「そんなふたりの関係も現在にいたるまでに少し変わったように思います。生後7カ月のころは麦にそんなに興味がなかった坊でしたが、麦兄に対する愛情はどんどんどんどん膨らんでいき、いまや絶賛片思い中です!麦兄のことが大好きすぎて、麦の爪とぎの真似をするくらいです(笑)」。この一年で坊くんのベクトルは大きくなり、坊→→→→→←麦のような関係に変化。
「対して麦は坊の存在に完全に慣れ、坊の近くでも眠れるほどになりました!とはいえ、触られるのは嫌なようで、追いかけ回してくる坊から逃げる日々。でも、ちょんと指先で触られたり、尻尾の先をつままれたりしても1〜2回は我慢してくれて、その後、30センチほど逃げています。逃げるならもっと遠くに逃げればいいのに、付かず離れずの距離にいてくれる優しい麦兄です(笑)」
麦くんにとっては、ある日突然現れた小さき生き物。大好きな麦ママを取られてしまうライバル関係でもあった。互いを認識だけはしているような微妙な関係性から坊くんの成長とともに、愛情が日々変化しているようだ。
取材協力:麦ママ(@migi0.715)