茶トラの「ミル」、白黒ハチワレの「ポッちゃん」、黒猫の「朔ちゃん」の3匹の猫の世話を焼く日々を描いた漫画が注目を浴びている藤緒ミルカ(@mirumirupakupa1)さん。公式トップブロガーとして認定されているアメーバブログやX(旧Twitter)に漫画を投稿している一方、ウォーカープラスでも人気の漫画を紹介している。

今回は、“猫あるある”(!?)を描いた漫画をお届け。さらに作者の藤緒ミルカさんにも、本作について話を聞いた。
いつも、藤緒さんが動くとついて回っている朔ちゃん。藤緒さんがたびたび話しかけていると…まさかの「返答」が!?



――「猫がしゃべる」というのはよく聞きますが、今回のエピソード以外にも「あ!しゃべった!」と思われたエピソードはありますか?
すーごく冷めた言い方をすると、ただの聞き間違いなんでしょうけど、しかし!猫を愛する者にとってこれは希望的な聞き間違いでして。猫さんたちは子猫時代には、お腹が空いた、甘えたい、寂しいよーなど、要求を通すためによく鳴くんですが、これに応えてそばにいる人間が何かと話かけていると、よく鳴く成猫になることが多いようです。
私はと言いますとテレビに向かっても独り言を言うくらいですから、猫にももちろん話しかけまくりでして。ですから、うちの子たちはよく鳴くんです。そして、しゃべってる感じに聞こえるんです。まぁこんなことを豪語してますと猫バカって思われるんでしょうけど、でもちゃんと声色がありますからね。何か伝えようとして鳴いて(しゃべって?)るんだとわかります。とは言え「今しゃべったな」と思えるときは不満を訴えてることが多いような気がするんですが、まぁ……そこは、ねぇ…仕方ないですよね。
――ミルちゃん、ポッちゃん、朔ちゃんのなかで「この子は一番しゃべるな」というのは誰ですか?
圧倒的にミルだと思います。やはり私の人生初の猫なので、ポッちゃんを迎えるまでの間はずっと私に構われ話しかけられ、大いに甘やかされて育っているわけですよ。だからなのかはわかりませんが、大人(と言うかもうシニアの域ですが)になっても気持ちは子猫のままとでも言いましょうか、まぁーよくウニャウニャ言われます。私とは言語で通じ合えるとわかっていて鳴いてるのかってくらい、何か言われています。しかし、日本語っぽく解釈できるのは「うん」と「ごはん」くらいなものなので(そりゃそうなんですけど)、ほぼほぼ、わけがわからず怒られています。
ポッちゃんが鳴くのは半分は「お腹すいた」で、あとの半分はトイレのあとの雄叫びです。トイレハイってやつですね。とても本能に忠実な子ですよ。朔ちゃんは筋金入りの甘えん坊さんなので、多分「遊ぶぅ〜」とか「なでなで〜」とか言ってそうですが、今回はお返事してくれてました。
――今回のブログのコメントでも共感の声が寄せられていましたが、やはり「猫がしゃべる」というのは、猫飼いさんや猫好きさんのなかでよく話題にのぼりますか?
「うちの猫がしゃべった」と言うと、多くの猫飼いさん猫好きさんは「しゃべる!確かにしゃべるよ!」と同調してくれますね(笑)。確かに長い文章はないんですが、「返事」となると確率が高いようです。私の漫画のなかでは猫たちはめちゃめちゃしゃべってますが、あれくらいの雰囲気で立ち回ったり何かを伝えようとはしてくれるんです。ホントに。まぁ長々と放っているセリフは私の解釈なので、正解なのかどうかは怪しいところですが。
少し前に猫の鳴き声を日本語に訳してくれるアプリなんかが流行りましたが、あれを起動して近づけると途端に黙るので、本音は知られたくないのかもしれませんね。
この漫画を投稿したブログのコメント欄には、「猫はしゃべります」「うちの子も話します」「猫のおしゃべり、かわいいですよねー」「家にいた子も“ごは~ん”って騒いでました」など共感の声が寄せられていた。
取材協力:藤緒ミルカ(@mirumirupakupa1)
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